世界子ども通信「プラッサ」学習会のお知らせ

エマウスの子どもたちと共に
ブラジル、ベレンのNGO「エマウス」滞在報告

報 告 : 渡辺裕美子さん


 ブラジル北部パラ州ベレンにある、貧困層の子どもたちを支援するNGO「エマウス」で、約2年にわたり活動なさっていた渡辺さんが、今年初めに帰国なさいましたので、「エマウス」についてのお話をお聞きする会を計画しました。またお話のあとには、渡辺さんを交えて、参加された方々と自由に話し合えるような会を予定しております。

 ストリートチルドレンと呼ばれている、路上生活をしている子どもたちのことに心を痛めていらっしゃる方。自分に何ができるかを見つけたいと考えていらっしゃる方。あるいは海外のNGOでの活動経験をすでになさっている方。そうしたみなさんの、自由な意見交換の場にいたしたいと望んでおります。どうぞ多くのみなさんがご参加くださいますようお願いいたします。
「エマウス共和国運動」とは

 1970年、「幼い頃から労働を強いられるような子どもたちの状況を変えたい」という気持ちを持つ若者たちが、当時青年会のコーディネーターであったブルーノ神父と共につくられたNGOです。エマウスは、過酷な労働や路上生活を強いられた子どもたち(ストリーチルドレン)がもう一度自分の時間を取り戻すことができるように手助けしています。また路上の教育者は、ストリートチルドレンの所に直接出かけ、彼らの抱えている問題を直接聞いてもいます。

 エマウスの教育活動は、ちょっと変わっています。識字や計算のような勉強はあまりしません。こわれてしまった人形を作り直したり、布の切れ端で洋服を作ったり、いらない紙ではがきを作ったり・・・自分たちの好きなようにモノを作ることを通して、子どもたちは自分の好きなこと、やりたいことをみつけながら、友達やスタッフとの信頼関係を築いていきます。


◎日 時:2006年4月22(土)
     午後1時30分〜4時30分

◎会 場:笹塚区民会館 (和室にて)
       渋谷区笹塚3-1-9
        Tel:03-3377-1060

◎交 通:京王線 笹塚駅
   
     下車 徒歩8分

◎資料代:500円

◎報 告:渡辺裕美子さん

◎主 催:世界子ども通信「プラッサ」