「繰り返すな戦争と虐殺
南京大虐殺64カ年 2001東京集会」
を成功させよう


 9・11事件を契機とするアメリカの報復戦争のなか、多くのアフガニスタン民衆が殺されましたが、今なおアフガニスタン情勢は混沌としており、民衆は、戦火の恐怖と飢餓の不安、略奪、虐殺、強姦の恐怖に直面しています。
 「正義か悪か」「ならずものを懲罰する」と叫ぶアメリカへの支持をいち早く表明した日本は、憲法に違反する、米軍支援の「対テロ特措法」をもって、本格的な軍事行動のための自衛隊派兵を開始しました。いまやアフガニスタン本土への派兵までがとりざたされるまでになっています。
 かつて、中国、朝鮮、アジアに侵略した日本軍は各地で筆舌に尽くしがたい蛮行を繰り広げました。なかでも1937年、日本は「暴支膺懲(暴れる中国をこらしめよ)」を掲げ、中国の首都南京を占領し、掠奪、放火、強姦、虐殺など、その非人間性と規模において歴史上他に類がない「南京大虐殺」をくりひろげました。
 そのとき日本の民衆は、南京陥落万歳を叫んで、昼は「日の丸」をうち振り、夜は提灯行列で祝いました。
 それから64年目の今年、先の戦争を「聖戦」として美化しようとする教科書が検定を通過し、小泉首相による靖国参拝が多くの反対を押し切って強行されました。そして先の戦争で犠牲になった中国、朝鮮・韓国、アジアの人々に対する明確な謝罪と補償もいまだ行われないどころか、日本はさらに新たな戦争に踏み出したのです。
 日本の自衛隊が何をやろうとしているのでしょうか。
 いま、わたしたちは、恥ずべき歴史の反省もなしにふたたび危険な道に踏み出しているのではないでしょうか。わたしたちは侵略戦争の歴史をしっかり見つめ、歴史に学び、そのようなことを決して繰り返さないために集会をもちます。みなさんの力で成功させましょう。

日時2001年12月15日(土)13時開場13時30分開始
場所 星陵会館(永田町)
証言 南京大虐殺の生存者
元日本軍兵士
報告 経盛鴻(南京師範大学教授)
   その他 リレー・トークなど
集会後「追悼デモ」を行います。

参加費・資料代 一般       1000円
中高校生・留学生  500円

主催:2001年12月集会実行委員会
ABC企画委員会/中国人強制連行を考える会/中国人戦争被害者の要求を支える会/中国における日本軍の性暴力の実態を明らかにし、賠償請求裁判を支援する会/南京虐殺の否定を許さず、李秀英名誉毀損裁判を支援する会/反改憲ネット21/ノーモア南京の会/在日の慰安婦裁判を支える会
連絡先:東京都小平市学園西町 1−26−43 ABC企画 気付
          TEL & FAX 03−3942−8612

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