To: aml@jca.apc.org, keystone@jca.apc.org
Subject: [keystone 3854] 戦争協力反対FAX通信5月2日号
From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
Date: Sat, 05 May 2001 00:09:41 +0900
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Lines: 479
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 3854
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

小倉です。以下、戦争協力拒否FAX通信の最新号です。

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    戦争協力を拒否し、有事立法に反対する
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   ∨∨ YY    YY YY   YY YY  ∨∨
   ∨  YYYYYY YY  YY   YYYY   ∨
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   全国 YY  YY    YY YY  YY 通信
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●「戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国Fax通信」のファクシミリと
 郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この11月から新たに再スタートとなります。ファクシミリ/あるいは郵送で
 の定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします!
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
 開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
 くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア/取り
 組みに意味があるとお考えの方は、*是非カンパをお送りくださるよう*お
 願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。

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【電子版】
戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国FAX通信
No.12 2001年5月2日(月2回発行)
◆◆◆第1期 最終号◆◆◆

東京都千代田区三崎町3−1−18 近江ビル4階
TEL:03-5275-5989
FAX:03-3234-4118
電子メール:tokada@jca.apc.org
購読料 3000円(半年間/第1期:2000年11月〜2001年4月)
郵便振替 00110-4-408708 全国FAX通信
*〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
*全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●止めよう!「戦争をする国」への道 −−7・1共同行動への参加・賛同を!
●わたしたちの「知る権利」を守ろう!
  NHKに対する「わたしたちの見解と要望」への共同署名に賛同を!
●ていこうせん
●思いやり予算違憲訴訟−−東京高裁控訴を棄却!
●リレー連載◆定点観測/その12◆札幌
●関西共同行動20周年! 記念企画に参加を
●インフォメーション:監視社会とプライバシーを考える集い
●メディア紹介
 『「ビッグレスキュー東京2000」とは何であったのか』
●沖縄・安保 News クリップ(4/11〜4/27)
●異議アリ!思いやり予算・関西−−資料集ができました!
●SACO合意による新基地建設反対! 5・14−15浦添市民連続行動へ!
●原子力空母母港ストップ・5万を超える署名
  いよいよ横須賀市長提出へ!
●各地集会・行動予定(5/8〜6/16)
●事務局から

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止めよう!「戦争をする国」への道 −−7・1共同行動への参加・賛同を!

 4月1日に「沖縄の反基地闘争に連帯し、『有事立法』に反対する実行委員会」(略
称:新しい反安保実V)の集会が持たれ、そこにアピールのために集まった諸団体―
―「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」、「名護ヘリポート基地に反対する会」、
「命どぅ宝ネットワーク」、「うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会」、「
NO!レイプ NO!ベース 女たちの会」、「立川自衛隊監視テント村」、「戦争に協
力しない!させない!練馬アクション」などのメンバーに対して、「反安保実」の方
から、「有事法」と沖縄基地問題をテーマに、6月中ぐらいに、いろいろな大衆・市
民運動団体が広く、横ならびで共催して一日実行委員会をつくり、集会とデモを実現
しないかとの提案がなされた。
 その後、さらに参加する団体(特に地域)をプラスしながら、3回の相談会が持た
れた(この過程で、労働組合などへの働きかけも、それなりにやろうという意見も出
て、それも開始された)。
 ここでは、相談会の結論だけを報告する。集会とデモの内容については、以下の3
つの問題を積極的におり込もう、ということになった。
(1)沖縄県議・県政も声をあげている沖縄の海兵隊の撤去要求へのエネルギーの噴
出、そうであるにもかかわらず名護や浦添への新しい強力な米軍基地づくりは進展し
ており、これへの抗議行動は後退している。このよじれた構造を、私たちは、どうつ
かまえ、「本土(ヤマト)」にいる私たち自身の反基地・反安保運動を、どのように
つくりだしていくのか。
(2)「有事」(戦時)体制づくりのための基本法構想の浮上、石原東京都政の「ビ
ッグレスキュー東京2000」のような軍事的突出(「防災=軍事・治安演習」というメ
チャクチャな防災訓練)。こうした、明文改憲をも射程に入れた新ガイドライン安保
に基づく戦争国家づくりの状況と、どう対決していくのか。
(3)地方自治体の管理権を保障する法律(港湾法・航空法など)をテコに、つくり
だされている軍事非協力の動きを、さらに強化し、その抵抗運動を、どのようにつな
いでいくのか。
 事務的なことで決まったのは、以下の通り。
 行動の日は7月1日(日)とする。集会名称は「止めよう!「戦争をする国」への
道――在沖米軍の犯罪に怒り、有事法の整備に反対する7・1共同行動」(仮)。
 まず、いろいろな運動団体の「呼びかけ」文を5月10日ぐらいに発送し、「呼びか
け」あるいは賛同団体を拡大していく。
 実行委員会の1回目は5月18日(金)、場所は日本キリスト教会館(地下鉄早稲田
駅下車)午後7時から。2回目は6月1日(金)、6月10日に拡大討論会、第3回目の実
行委は6月22日。
 1回目の実行委では、上原成信さんから沖縄の運動状況の報告と討論の時間を持つ

 アメリカの大統領がブッシュと決まり、アジアへの軍事戦略の転換も、目に見える
かたちになりつつある。そして、自民党は「国家安全保障基本法」づくりを公言しだ
した。そして、日本の首相の首のすげかえ。マスコミは、人々に大きな変化をイメー
ジさせるべく、精力的な操作を展開しており、「改革」ムードがつくりだされている
。しかし、この男(小泉)も、「戦争をする国づくり」への道を、ひたすら突き進ん
でいることにおいて、今までの首相と、なんら変わりはない。沖縄での新基地づくり
は、さらに具体化されており、本格的「有事体制」づくりは加速されようとしている
のだ。
 状況は、本当にヒドい。少なからぬ人々の「改革幻想」にも振り回され、反撃の闘
いは、あいかわらず孤立を強いられている。
 しかし、様々な抵抗の動きは、各地でつくりだされ続けている。この動きを、つな
ぐ努力を、さらに持続しようではないか。
 しきりなおしの、共同行動である。準備のプロセスに、多くの団体・個人が参加さ
れんことを!
(事務局/天野恵一)

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わたしたちの「知る権利」を守ろう!
NHKに対する「わたしたちの見解と要望」への共同署名に賛同を!

 編集権を盾にして人権をないがしろにしてはならない―― 報道する者が鉄則とす
べきことが、NHKにはわかっていない。昨年12月の「女性国際戦犯法廷」を特集した
番組(1月30日、NHK教育で放映)に対して、「法廷」関係者や出演者が抗議しても
、マスコミが放映直前の大改変を報じても、国会が取り上げてもNHKは編集権を盾に
制作過程の公開を拒んでいる。日本軍従軍慰安婦制度に対する判決「天皇有罪、国家
責任」を画面から抹消するまでに、いったい何があったのか? この判決には元「慰
安婦」たちの人権回復が掛かっているのに。視聴者・市民が、判決がくだったという
事実さえ知らされず、アジアの人々との関係改善の機会を奪われているというのに。
 「番組は視聴者の評価を得ている」というNHKのイイワケも見過ごせない。私たち
の「評価」は私たちで示そう。「NHKに対する「わたしたちの見解と要望」に賛同し
ます」と明記の上、名前、所属、住所、一言(任意)を下記のいずれかの方法で送っ
てください。
 紙幅の都合上【NHKに対する要望】のみ転記します。
(1)NHKは、視聴者の「知る権利」に関わる今回の事態を決して曖昧にしてしまうの
ではなく、一日も早く番組改変の真相を究明し、責任の所在を明らかにし、詳細な経
緯の説明をもって視聴者の疑念に正面から答え、そのことについての態度を明らかに
すること。
(2)NHKは、今回のことで損なわれた「女性国際戦犯法廷」の名誉を回復し、また、
取材に応じた法廷関係者や制作に協力した出演者の損なわれた権利を回復するために
、必要な謝罪を行い、必要な回復の措置を実行すること。とともに、公共放送として
、報道や番組制作に関係することになった人々、協力した人々の権利をどのように守
ってゆこうとするのか、その一般的な指針を示すこと。
(3)NHKは、ETV2001「シリーズ 戦争をどう裁くか」を、直前の大改変によって損
なわれてしまった第二回の内容を大改変前の原状に復した上で、四回全体としてあら
ためて放送し直すこと。
(4)NHKは、いかなる暴力的な圧力にも決して屈せず、公正な放送を貫く旨をあらた
めて表明し、それを疑わせるような宣伝や名誉の毀損に対して、断固として抗議する
こと。
(5)以上のことについて、それを具体化する方途を検討し、それが間違いなく履行
されることを確認するために、私たちとの話し合いの機会をもつこと。
(鈴木香織/NHK共同署名呼びかけ人)

賛同送り先
●インターネット:http://www.jca.apc.org/~itagaki/nhk/index.html#hoho
●電子メール: etv@ml-c8.infoseek.co.jp
●FAX:020-4666-7325(送付状不要)
●郵送:八幡山駅前郵便局留め 鈴木香織行き
●締め切り:5月24日必着

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ていこうせん

 「日本は社会主義国」だったというバカげた説がよく持ち出されるが、自民党総裁
選挙での小泉への地すべり的世論動員の力学には90年代の社会主義崩壊のそれと似通
ったところがある。共産党と秘密警察支配にうんざりしていた人々は自由主義やら市
場原理やら何でもその対極らしきものに飛びついた。物知りの間ではハイエクやフリ
ードマンが絶大な人気を集めた。森・野中自民党支配にうんざりした人々は、「郵政
民営化」以外に具体性のない「構造改革」なるものを看板にする「変人」の現状打破
ポーズに引き付けられた。「構造改革」とは福祉切り捨てと増税、大失業のことであ
るのに、民主党の鳩山は、小泉の主張は「民主党がこれまで主張してきた構造改革路
線だ。自民党もだいぶ民主党に近づいた」とのたもうた。小泉の「現状打破」には靖
国参拝や九条改憲がこともなげに包含されている。かつて人々は「現状維持」を望ん
でいた。だが人々が「現状打破」を求め始めたいま「現状打破」は右翼デマゴーグに
独占されている。それでいいのか。
(む)

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思いやり予算違憲訴訟 東京高裁控訴を棄却!

 3月12日の控訴審第一回弁論でいきなり結審となった思いやり予算違憲訴訟の判決
が4月21日東京高裁であった。証人調べも何もなくいきなり判決日を指定するという
、高裁15民事部のやり方から、私たち原告団は、結果がミエミエの判決を黙って受け
入れるわけにはいかないと検討を重ね、せめて「判決理由」を読み上げさせようと、
裁判長が判決主文をよみあげる前に「判決理由を読み上げよ」と声をだして要求する
ことにしてのぞんだ。
 着席するや否や、原告の上原成信さんが「裁判長!判決理由を読み上げてください
」と発言。裁判長は「読み上げますから」と言ったので他の者は声を出すのを控えた
。しかし裁判長は「原告の請求を棄却する。控訴費用は原告の負担とする」と主文を
読み上げただけで、次々と別の事件の判決主文を読み上げ始めた。その間3分程度。
怒りがこみあげてくる。「理由を言え」「恥ずかしいと思わないのか」などと原告・
傍聴者が口ぐちに叫んだ。
 判決後、弁護士会館での集まりでは内田、矢花代理人から控訴審判決は、平和的生
存権は具体的権利ではないこと、国会議決を経た国費の支出に個人が税金の返還を請
求することはできないこと、思いやり予算の使い道には全く触れていないことなど原
判決と全く同じ理由で控訴を棄却したことが報告された。原告団としては裁判の今後
については、最高裁に上告して判決がでると法律と同じ拘束力をもつことになり、書
面の提出でおわるので争う意味がないなどの理由で上告はしないことにした。今後の
運動として「納税拒否運動をおこそう」「情報公開法を活用しては」などの提案がだ
され、弁護士からは「記録にのこしてほしい」との要請があった。5月にあらためて
思いやり予算の問題を追及していくための原告がよびかけた相談会をもつことを確認
した。

★思いやり予算追及相談会:
 5月21日(月)午後6時30分より、カンダ・パンセ(予定)

(吉田和雄/思いやり予算違憲訴訟東京事務局)

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リレー連載◆定点観測/その12◆札幌

 4月8日の満月まつりは、各地で盛り上がったことでしょう。札幌もススキノのド真
中で大いに語り、歌い踊り、沖縄料理とお酒と三線演奏を満喫しました。今回、札幌
は無理と思っていたら、沖縄からまよなかしんやさんの電話。けーし風が吹いてきた
! ほんとにやってよかった。こんなにも沖縄を熱く思っている人が沢山いる事に改
めて驚き感激した一日でした。のべ40名くらいの参加でしたが、皆次回を楽しみにし
ていました。
◆核の輸送船 津軽海峡通過
 「えひめ丸」の事故は、原子力潜水艦だけの問題ではなく、原発の核物質輸送船も
、同じ危険性を持っています。3月24日、柏崎刈羽原発専用港にMOX燃料が運び込まれ
ました。原発から出るプルトニウムの処理に行きづまり、ウランとプルトニウムを混
合した燃料を普通の原発で使用するという恐ろしい事態が始まろうとしているのです
。10数年前、英国からプルトニウムが輸送された時、武装した自衛隊の艦船が最初か
ら最後まで護衛に当たった事を考えても、原発の核輸送船は大きな問題です。京都の
グリーンアクションのアイリーン・スミスさんから、津軽海峡をMOX輸送船が通るの
で、知事や函館市長に海上通過中止を申し入れてほしいと電話がありました。函館の
非核条例の大場さんと連絡を取り、海上通過を止める条例はないので、事故防災体制
を取るように要請しました。以前はグリーンピースが核輸送船を海上追跡していまし
たが、今は行なっていないので、津軽海峡を通過したかを見極めるのは、市民の力量
を超えています。しかし事故が起これば、被害は計り知れません。4月16日、忘れた
頃に、道庁から回答がありましたが、読んでみて、更に恐ろしさは増大。くどくど書
いていても、要するに全く手だてはないという訳です。
 原子力潜水艦や、原子力発電の核物質を積載した船が、世界中の海を我がもの顔で
通っている訳です。ニュージーランドや、南太平洋の国々が、国を挙げて核輸送船を
拒否している方法を、市民運動も見直して行きたいと思います。
◆「六ヶ所村・核の遺産と人々」島田恵写真展
 全国ツアー始まる!
 六ヶ所村は世界最大の核燃基地になってしまいました。そこに10年間住み村人の目
線で喜びも悲しみも写真に込めてきた島田恵さんの写真です。是非、各地で開催して
下さい。5月19日から6月中旬まで北海道です。●全国連絡先:042-338-7267(高城)
(無防備・非核ネットワーク北海道/谷 百合子)

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関西共同行動20周年! 記念企画に参加を

 関西共同行動の前身の6月共同行動が始まったのは1979年であった。反安保行動を
やるべき月としての(そのころはそういう雰囲気がまだあった)6月のいつかに集会
やデモをやるための1日共闘であった。何回かそれが重なるうちに、通年的に反戦反
安保の課題を取り組む相談の場のようなものになった。そしてそのうち、もちろん反
戦・反安保・平和の課題が中心なのだがその他のさまざまな課題も取り組む共同機関
になっていった。そのころから名前も関西共同行動になっていった。もちろん全く自
然発生的にそうなったというわけではないのだが。
 そういうことで、関西共同行動が何年何月に発足したなどは誰もはっきりさせられ
ないのだが、「大きな転換期を迎えたいま、戦争と国家中心の20世紀を、平和と民衆
主体の21世紀へと回転していくため、わたしたちの飛躍が求められています」(呼び
かけリーフレット)ということで、一念発起して20周年企画をやろうということにな
った。
 企画の中心は3回にわたる意見交換会と、20周年記念集会だ。意見交換会は、これ
まで20年、いろいろな人や運動と出会い協力しあってきたが、今日ではそれほど頻繁
に取り組めていない課題や運動で、しかもわれわれが飛躍を考えるにあたって大切な
ものを担っている人々や団体の意見を聞き、その課題を共有できるようにとの意図が
込められている。
 第1回目は「反差別、人権運動と平和」(4月14日)、2回目は「地域平和運動、歴
史認識と平和」(4月21日)と題してもたれ、それぞれ30名、20名が参加して熱心な
討論が行われた。第3回目は、5月15日に「経済のグローバル化に対峙する国際NGO」
と題して、神田浩史さんらNGOの人たちから問題提起を受けて学習・意見交換をする
(午後6時・エルおおさか)。
 6月9日の20周年記念集会は、文字通りの記念集会として、これまで関わってきた人
、協力しあった人たちに集まってもらい次の10年を切り開くにふさわしい集会にする
。もちろん新人、若者大歓迎で。記念講演は埼玉大学名誉教授の暉峻淑子さんが「21
世紀の平和を作る」と題して行う。21世紀の運動に向けた宣言文の発表も計画されて
いる。場所は、港区民センター(午後1時)、集会後は楽しいレセプションも計画し
ている。
 これ以外にも、記念誌の作成なども始まっている。全国のみなさんの注視と協力を
!(賛同費やカンパならなおうれしい)
(関西共同行動事務局/星川)

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インフォメーション:監視社会とプライバシーを考える集い

●日時:5月6日(日)午後1時〜9時
●場所:渋谷区勤労福祉会館・第二洋室
●第一部―講演:斉藤貴男(ジャーナリスト)/報告:小倉利丸、山下幸夫、白石孝
、浜島望、粥川準二、佐藤文明
●ビデオ上映―『Nシステムの実態』、『職場の労働者監視』
●第二部―全体討論
●参加費:1000円
●連絡先:吉村英二(03-3711-7766 日本消費者連盟)、小倉利丸(070-5553-5495
)ほか

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メディア紹介
『「ビッグレスキュー東京2000」とは何であったのか』

 このパンフ(といっても171ページもある)の発行主体は、「やめて!東京都によ
る『防災』に名を借りた9・3自衛隊演習」実行委員会・冊子編集部。
 石原都知事が主役の一人として演出した、「ビッグレスキュー東京2000」とは、陸
・海・空三軍の統合の巨大な軍事演習=治安訓練であった事実が、ここには、写真、
地図などをふんだんに収めて示されている。こうした、訓練の実態を示すこまかい具
体的なレポートがつめこまれている点が、このパンフのメリットである。それは、反
対運動に取り組んだ人々の、多様な報告に基づいて、それがつくられていることの結
果である。もちろん、一連の抗議行動の記録をも収めている。
 運動を担った人々しか、キチンと分析できない問題というものはある。ここに収め
られた運動の渦中での論議にも、そういう重要な問題提起がつまっている。だから、
こうした資料づくりは貴重な作業なのだ(特定の個人のたいへんな努力なしでは、な
かなか実現しないが)。今年も石原は準備している。次の運動に活用するのに、とて
も便利な内容であることはいうまでもあるまい。
(事務局/天野恵一)
●頒価:1200円(B5判・171ページ)
●発行:2001年3月19日
●編集・発行:「やめて!東京都による『防災』に名を借りた
       9・3自衛隊演習」実行委員会・冊子編集部
●連絡先:TEL/FAX:03-3825-8428(池田)
●郵便振替:口座名義 防災を考える会
      口座番号 00180-1-538560

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沖縄・安保Newsクリップ(4/11〜4/27)

 【4月11日】酒に酔った米空軍兵長が全裸で民家に侵入、沖縄署が現行犯逮捕。▼北
谷町で4/9夜、海兵隊員が乗用車で少年のオートバイに衝突後逃走したことが判明。
少年はろっ骨骨折、意識不明の重体。
 【4月12日】米市民環境保護団体NRDC(自然保護防衛委員会)のメンバーが沖縄を訪
れ、名護市久志支所ホールで住民らと意見交換。▼名護市街地での米戦闘機飛行訓練
問題で、外務省沖縄事務所橋本大使が名護市議会を訪れ経緯を説明、対応についても
謝罪した。
 【4月13日】那覇防衛施設局と県職員らが名護市議会に、三月上旬の辺野古沿岸域ヘ
リ騒音調査の結果を説明。集落から2km沖の飛行でも住宅地で最高77デシベルと電車
の車内並みの騒音。▼北部市町村長会議で、普天間移設に伴う北部振興策事業の地元
提案事業を決定。補助総額100億円のうち新規提案事業が24億円。
 【4月16日】泡瀬通信施設のガードボックスに駐在する日本人警備員に、4/1から米
海軍が銃携帯を義務付けていたことが判明。全駐労や地元自治会は反発。さらに翌日
には、在沖米軍警備員全員が年に三回程度の射撃訓練を課せられていることも判明。
 【4月17日】浦添市と在沖海兵隊、牧港補給地区の緊急車両通行を可能にする「現地
使用協定」を締結。▼伊良部町議会が下地島空港の自衛隊機訓練誘致に賛成決議。▼
大田前知事が7月の参院選に比例区社民党推薦での出馬を表明。▼特措法違憲訴訟第
20回口頭弁論。
 【4月18日】宜野座村松田区の区長ら代表は、区民総会で決議した普天間移設反対決
議を那覇防衛施設局と県に手渡す。▼米防総省特別調査委員会は、普天間や嘉手納に
配備予定のオスプレイが持つ欠陥などを指摘する報告書をまとめ、是正まで生産を抑
える勧告。
 【4月19日】那覇軍港移設を前提とする那覇港管理一部事務組合設立に関する推進協
議会幹事会の初会合。
 【4月20日】普天間移設問題で県・那覇防衛施設局などが、久辺三区の行政委員らに
騒音調査報告と軍民共用空港の説明会。建設費用試算は最高で9000億円、最低で1500
億円と沖縄タイムス。
 【4月21日】「楚辺通信所返還跡地利用地主会」定期総会で、跡地利用基本構想案を
承認。
 【4月22日】嘉手納弾薬庫「比謝・大湾・比謝矼返還地区地主会」が跡地利用基本構
想案を承認。▼皇太子が「みどりの愛護」の集いに出席。4/21国立沖縄戦没者墓苑で
献花、平和の礎や沖縄平和祈念堂を視察。4/23首里城と北谷町海水淡水化センターを
視察。
 【4月23日】普天間飛行場に常駐しないFA18ホーネットの離着陸に、宜野湾市長が米
海兵隊に飛行自粛申し入れ。▼北谷町美浜のカー用品店からテレビ一台を盗もうとし
た米兵らが現行犯逮捕。
 【4月27日】尾身沖縄担当相が初登庁後の会見で基地の固定化を示唆するような発言
。閣議後「この問題は勉強していく」と発言を撤回。

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異議アリ!思いやり予算・関西−−資料集ができました!

 闘いは蓄積です。私たちのささやかな蓄積を資料集にまとめ、次の闘いに役立てて
もらいたいと思い、編集・出版することになりました。一冊でも多く、この国のあり
方に「わじわじ〜」している皆さんのお手元に届くことを期待しています。
資料集『在日米軍駐留経費・
思いやり予算返還訴訟の記録』
●資料集目次
 ◆発刊によせて(五郎尾[広田]陽子)
 ◆裁判終結に寄せて(原告・支援の皆さん/加島弁護士・在間弁護士)
 ◆5年の日録(写真・資料など)
 ◆裁判資料:原告陳述(桑江テル子/信太正道/広田陽子/金城実/平野美和子/
遠藤恵美子/武内邦晴)、第一審準備書面(1〜9)、訴状、国側答弁書、準備書面(
1、2)、判決文、第二審準備書面(1〜8)、国側答弁書、判決文
 ◆証人尋問調書(北野弘久/前田哲男)
 ◆鑑定所見書(北野弘久)
 ◆裁判官忌避事件(忌避理由書/大阪地裁決定)
 ◆編集後記(徐翠珍)
●以上約250頁、A判 ●2001年4月1日発行
●頒価 2000円(送料込)
●申込先 異議アリ! 思いやり予算・関西
 (大阪市西成区津守1-13-28 フリースペース・ローカル内)電話/Fax:06-6562-
6906
 郵便振替 00950-5-37078(★ご注文はFaxで)

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SACO合意による新基地建設反対! 5・14−15浦添市民連続行動へ!

 今年の「5.15」は21世紀最初の5.15で、沖縄/日本そしてアジアの未来にとって重
要な5.15である。今年も、沖縄内外の平和を願う人々と一緒になって、軍港建設反対
とキャンプ・キンザー(牧港補給基地)の撤去・解放を要求し、5.15浦添市民連続行
動を行います。多くの皆さんの参加を呼びかけます!

【5月14日】浦添社会福祉センター/18:00〜新基地建設に反対する名護−浦添連帯市
民集会/19:30〜住民運動大交流会
【5月15日】浦添・西洲北側12:00集合フィールドワーク/13:30キンザー第5ゲート前
集会→キャンプ・キンザー包囲デモ→泉公園/18:00〜平和市民連絡会集会 NTTプラ
ザでいご 集会後デモ
●主催:軍港建設を問う!浦添市民行動実行委員会
●連絡先:一坪反戦地主会浦添ブロック(098-876-1352)

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原子力空母母港ストップ・5万を超える署名
いよいよ横須賀市長提出へ!

 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会の、母港ストップを求める横須賀市
長宛の署名は、ついに3月末に5万名を突破しました。市民の会では、6月10日に予定
されている横須賀市長選挙の前、5月14日に署名を市長に提出します。厚木基地では
自治体の申し入れによって飛行ショーが中止されるなど自治体の姿勢が変われば流れ
が変わる時代となりつつあります。この署名が市の方針転換に反映するよう、提出記
念集会を行ないます。

【5月13日(土)】13:00〜屋外集会/京浜急行横須賀中央駅前イベント広場/屋外ト
ークショー、ビラなどの配布 15:00〜屋内集会/ベルグ横須賀/会員、団体などの
発言
【5月14日(日)】署名提出行動/12:30市役所前集合/14:00市役所記者クラブで記
者会見(予定)
問い合わせ▼原子力空母の横須賀暴行問題を考える市民の会(0468-27-2713 呉東・
小林法律事務所)

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各地集会・行動予定(5/8〜6/16)

 5月8日(火) みんなの命輝くために 時間*18:30〜/場所*琉球センターどうた
っち(山手線駒込駅東口2分)/講師*大谷昭宏(ジャーナリスト)/1000円(ワン
ドリンク付き)/要事前予約/主催*石原やめろネットワーク(03-5283-0660)
 5月12日(土)日台共同シンポジウム小林よしのり『台湾論』を超えて 時間*
14:00〜/場所*東京大学法文2号館(丸の内線本郷三丁目駅安田講堂向かって右建物
)/パネラー*丸川哲史(学習院大学)、陳光興(台湾・精華大学)ほか/500円/
主催*東アジア文史哲ネットワーク/問い合わせ*03-3262-9753(作品社 内田)
 5月13日〜14日 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会署名提出行動 → 別

 5月14日〜15日 浦添市民連続行動 → 別掲
 5月15日(火) 5.15「復帰」を問う!軍人犯罪続発を許すな! 開場*18:30/場所
*労働スクエア東京(日比谷線八丁堀駅)/報告*池原秀明(反戦地主会)、安次富
浩(ヘリ基地反対協)他/800円/午後、防衛施設庁など抗議行動予定/主催*沖縄
・一坪反戦地主会・関東ブロック(090-3910-4140)
 5月18日(金)「日の丸・君が代」強制の今を考える5.18集会 時間*18:30〜/場
所*神奈川県民サポートセンター(横浜駅西口)/500円/主催*「日の丸・君が代
」の法制化と強制に反対する神奈川の会(090-3909-9657)
■三宿駐屯地核・生物・化学兵器研究施設に反対する学習集会 開場*18:00/場所
*宮坂区民センター(世田谷線宮の坂駅)/講演*内田雅俊/問い合わせ*世田谷市
民運動いち(03-3706-7204)
 5月19日(土) アジアの平和と朝鮮半島の統一を求める日韓共同シンポジウム 開
場*17:45/場所*文京区民センター(三田線春日駅・JR水道橋駅)/韓国からの
ゲスト、沖縄からの報告など/1000円/主催*同実行委/連絡先*日韓民衆連帯全国
ネットワーク(03-5684-0194)
 5月20日(日) 立川反基地駅伝大会 時間*10:30〜/場所*立川市役所砂川支所前
広場スタート/基地の周りを走る駅伝です/保険料*100円/出場希望者は5月10日ま
でに連絡/スタッフも募集中/問い合わせ*自衛隊監視テント村(042-525-9036)
■火野葦平と石炭をめぐる労働 時間*16:00〜/場所*日本キリスト教会館4F(東
西線早稲田駅)/映画『山谷 やられたらやりかえせ』『花と龍』上映/講演*池田
浩士/1000円/主催*運動のメディア読書会、「山谷」制作・上映委/連絡先*03-
3818-7576(インパクト出版会)
 5月25日(金) 島尾敏雄「ヤポネシア」論の射程 開場*18:15/場所*かながわ県
民サポートセンター(横浜駅西口三越裏)/講師*仲里効(『EDGE』編集長)/主催
*沖縄の自立解放闘争に連帯し、反安保を闘う連続講座(fax045-241-4096)
 5月26日(土) アメリカの軍事戦略の転換と日本の「有事体制」 時間*16:00〜/
場所*日本キリスト教会館4F(東西線早稲田駅)/報告*纐纈厚(山口大学)/500
円/主催*〈民衆の安全保障〉をめざす会/連絡先*03-5273-8362(PP研)
■ゴラン高原12次隊派兵反対集会 時間*13:30〜/場所*小平中央公民館(西武多
摩湖線一橋学園駅8分)/講演*西澤優(軍事評論家)/500円/集会後にデモ/主催
*ゴランPKO派兵に反対する三多摩行動/連絡先*042-525-9036(テント村)
■止めよう!スターウォーズへの道 時間*18:00〜/場所*渋谷勤労福祉会館(渋
谷駅7分)/問題提起*白鳥紀一、吉川勇一/700円/主催*核とミサイル防衛にNO!
キャンペーン(ピースチェーン・リアクション03-5711-6478ほか)
 6月16日(土) 「女性国際戦犯法廷」から私たちも出発しよう 時間*13:00〜/場
所*三鷹労政会館(中央線三鷹駅南口15分)/ビデオ上映あり/講師*松井やより/
主催*うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会(042-592-3806 古荘)

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