花岡受難者聯議会の友人たち
及び花岡訴訟闘争を支援してきたすべての友人たちへ


 きっかり10年にわたる、不榛不屈の絶え間ない奮闘を経た後、花岡事件の法律面での闘争はついに一応の結果を納めました。本会はこの問題に関心をもつ台湾のすべての人々を代表し、花岡受難者聯誼会及び日本の支援団体の皆さんに衷心からの慶賀の意を表明いたします。
 思い返せば、日本の軍閥が中国への侵略戦争中に犯した様々な罪行は枚挙にいとまがありません。中でも.強制的に男たちを粒致し、駆り立てて奴隷的な労働者にさせ、極端に劣悪な労働条件下で、中国人の血肉を用いて戦争に必要な設備の基礎を充頃した花岡事件の如き例は、神をも人をもともに慣らせる特別凶悪な事件だと言わざるを得ず、その悪薮さの重大性は論議の余地がありません。
皆さんは、日本政府と企業(鹿島)が連動した長期にわたる抵抗の下で、比類なき勇気と忍耐力を以て絶えず声を上げ続け、世論の正義と良心にこれを訴え、公理と法律にこれを求め、ついに企業(鹿島)をして「責任を引き受け、補償を提供する」という和解案に同意させることができました。この過程で、皆さん各々が穂難辛苦を担われたことは私たちにもはっきりと想像ができます。さらにまた、中日の連帯した人民が戦争犯罪を告発する1つの社会運動としては、その歴史的な意義は.戦後世代の内省する思考(省思)と言うに値するものであります。貴聯誼会は.「歴史の公道を取り戻し、人類の尊厳を擁護し.中日友好を促進させ,世界平和を推進する」という4つの言葉を以て遅れてきた正義を迎え、私たちの心を痛く感動させました。世紀の境にあって、明らかに世界は戦争の陰を引
きずっています。「花岡精神」という言葉を以て、55年前のあの蜂起した中国人たちの勇気と闘志を.そして数十年来堪え忍んでともに重荷を担ってこられた皆様方の信念と愛の心を代弁させるとすれば、聯誼会の今後の活動の前途にはもっと広々とした天空が開けるだろうと信じております。

    ここに、謹んで本協会の最高の敬意を表明いたします。
                   2000年12 月15日 
                        台湾労働人権協会会長 林 書楊



「12.17 鹿島・花岡裁判 報告・追悼の集い」 
 平和と正義、人権、進歩の原則を堅持し、10年にもわたる想像を絶する難難辛苦の鞠争を経て、あなた方と歌謡先生を初めとする花岡事件の中国人受難者は、ついに花岡当局(鹿島)が歴史の過ちを認め、謝罪の意を表すという花岡裁判の最終的な勝利を勝ち取られました。
 つとに、1986年7月、「人間雑誌』は特集を組んで花岡惨案を告発し、しかもその中から深い教訓を得ました。花岡裁判の最終的勝利は正義と人権の勝利であり、また日本の戦争犯罪を果敢かつ正確に徹底検証し、真実の友情と恒久的な平和を再構築し続けた中日両国人民の勝利でもあります。
 ここに、私と「人間雑誌」、人間出版社、及び台湾社会科学研究会の友人たちは、あなた方に対して熱い祝賀の意と心からの敬意を表し、報告集会の円満な成功をお祈り申し上げます。

                                    陳映真拝
                              2000年12月14日