悲壮は則ち君の生涯なりき
深沢利重と木下尚江
稲田雅洋/著
定価1800円+税
日露戦争の渦中、敢然として非戦論を唱えた群馬の蚕糸業者深沢利重。その生涯を相馬愛蔵、田中正造、木下尚江らとの交流を通して描く、近代日本の思想ドラマ。
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三儲軍談
北方派遣軍麾下の勇士は語る
北川省一/著
定価1200円+税
自称サンチョパンサが、中千島守備隊の一兵卒として応召。大東亜聖戦の「聖なるもの」をときに「性なるもの」として語る、おかしくて哀しい二等兵物語。
越後・柏崎・風土記
定価1500円+税
著者の自伝的小説集。時代は大正中期。遙かに遠くなつかしい、柏崎郊外の貧乏長屋に生きる庶民の姿が、次郎少年の目を通して浮かび上がる。