2002年刊行書


 バリ島クタ蓮横丁のぽかーん亭 6

国府田恭子/著
装丁/佐藤宏三
A5判変型・並製・262頁 発行2002年12月1日
定価:1500円+税
ISBN4−7738−0216−2 

神と聖霊と悪霊の棲む島バリ。目前に次々と起こる不思議で、
矛盾した出来事に魅せられた著者が、何度も旅を重ねて著した
異色のバリ島旅行・滞在記録。

目次
第一章 バリ島のはたらき
第二章 神と偕にあるくらし
第三章 花と香と聖水の祈り
第四章 見えない世界をかいま見る




 子どもたちと話す人道援助ってなに? 6

ジャッキー・マムー/著 山本淑子/訳 峯陽一/解説
装丁/泉沢儒花(Bit Rabbit

A5判変型・並製・112頁
定価:1000円+税
ISBN4−7738−0207−3 

飢餓・戦争・自然災害・難病・環境破壊・南北格差ーー人類が直面する数多くの難題を解決するために、私たちは、どんなことを、どのようにできるのか。




 ヒルサイドテラス物語
 朝倉家と代官山のまちづくり
6

前田礼/著 
装丁/本永惠子
46判・上製・208頁
定価:1600円+税
ISBN4−7738−0217−0

都市のなかの「村」
アーバンヴィレッジ代官山
人のつながりとゆるやかな<時の流れ>が育んだ街。

まちづくりの稀有な成功例として海外でも注目されて
いる代官山とヒルサイドテラス。施主と建築家、数多
くの関係者が紡いできたステキなまちの物語。



 母から母へ 6

シンディウェ・マゴナ/著 峯陽一+コザ・アリーン/訳
装丁/本永惠子
46判、上製、328P、2002年11月15日発行
定価:2800円+税
ISBN4-7738-0212-X

「私の息子が、あなたの娘さんを殺しました」衝撃的な言葉で、この小説は始まる。
1993年、米国からの女子留学生エイミーは、南アフリカのある町で、黒人青年の群れに襲われ、殺された。アパルトヘイト(人種隔離体制)が廃絶され、真に民主的な選挙が実施される日を目前に控え、エイミーはそれを手助けするために留学していた。彼女は、その貧窮の苦しみを理解し、深い同情を寄せていた者たちによって殺されたのだ。
作家は、この事実に基づいて、この作品を創造した。「物語を殺してします」歴史の乾いた正確さには拘泥することなく。作家自身が、エイミーを殺害した少年の母親でありえたという痛覚から生み出されたこの作品では、殺人者の母が、息子が生きていた半生をふりかえりながら、被害者の母Hに向かって語りかける。人びとを加害者と被害者に分断する、歴史の真実が孕む大きな悲劇の当事者同士の間にあっても、なおそれを超えた和解は可能なのか。現代の人間社会がかかえる大きなテーマに取り組んだ力作。私たちはそこに、文学の予見的な力を見てとることができる。
ポスト・アパルトヘイト時代の「アフリカン文学」の誕生を告知する力作。


シンディウェ・マゴナ(Sindiwe Magona)
1943年、南アフリカ・トランスカイの農村に生まれる。港町ケープタウンの黒人居住区ググレトゥで育ち、小学校の教員をつとめたが、思いがけない妊娠により離職。

その後、白人家庭の召使い、失業生活を経て、単身で3人の子どもを育てながら南アフリカ大学(通信教育)を卒業。やがて米国に渡り、コロンビア大学大学院で修士号取得。これまでに、『子どもたちの子どもたちへ』などの自伝作品、『暮らし、愛し、夜眠れずに横たわる』などの短編小説集を発表している。現代南アフリカを代表する黒人女性作家のひとり。ニューヨークの国際連合で働いた後、2002年に南アフリカに帰国。




 地域医療のつれづれ 6

木村健一+工藤明人/著
装丁/本永惠子
46判、並製、250P、2002年10月26日発行
定価:1200円+税
ISBN4-7738-0211-1

高齢者、子ども、心身障害者と関わりながら、昔ながらのかかりつけ医として、地域社会に生きる。

目次
1、往診から見た新座の医療
2、高齢者の心のケアについて
3、痴呆老人との共生ーーぼくたちにもグループホームは作れないか
4、「遊び」と「運動」と健康な子どもの生活
5、精神発育遅滞者のてんかんと行動異常について
6、誤えん性肺炎について
7、高齢者の転倒と骨折について
8、超高齢者の看取りについて
9、堀ノ内病院精神科デイケアのこと

著者紹介
木村健一(きむら けんいち)
1944年山口県に生まれる。大阪大学医学部卒業。医学部闘争、医療運動に参加。
浦和神経サナトリウム、東京都城北福祉センター健康相談室、済生会川口総合病院などに勤めた後、1979年、埼玉県新座堀ノ内診療所の設立に参加。2002年11月、医療法人堀ノ内クリニックを設立。

工藤明人(くどう あきひと)
1959年群馬県に生まれる。大正大学カウンセリング研究所修了。
堀ノ内病院「心の健康相談室」に心理職として勤務。1991年臨床心理士資格取得。1996年堀ノ内病院精神科デイケア開所。2000年精神保健福祉士視角取得。




『子どもたちと話すイスラームってなに?』 6

タハール・ベン・ジェルーン=著 藤田真利子=訳 鵜飼哲=解説  
装丁/泉沢儒花(Bit Rabbit
46判変型、142P  2002年9月11日発行
定価:1200円+税
ISBN4-7738-0208-1

あの「9・11」の直後に書かれたイスラーム論。
モロッコに生まれ、現代フランスでもっとも著名なムスリム作家が、この困難な時代の渦中にあって、イスラームの本質を、子どもにわかりやすく語る。世の中の偏見に抗し、イスラーム内部の矛盾点も抉り出しながら、友愛と歓待の精神の復権を図る、話題の書。

タハール・ベン・ジェルーンの書
『気狂いモハ、賢人モハ』




オンデマンド版で再版のお知らせ

長い間、品切れになっていた2冊の本を、オンデマンド版で再版しました。委託配本 はしないので、書店の棚には並びません。お近くの書店に注文されるか、小社へ直接注文されるか、いずれかの方法でお求めください。定価は、初版のまま据え置きです。


『センデロ・ルミノソ:ペルーの〈輝ける道〉』(初版1993年5月)
カルロス・I・デグレゴリほか=著 太田昌国/三浦清隆=訳


 1980〜90年代ペルーを激しくゆさぶった反体制ゲリラ運動〈センデロ・ルミノソ〉の
 思想と実践のありようをさまざまな角度から批判的に分析した、ユニークな本です。
 長らく品切れになっており、多数の読者から再版のご要望をいただいておりました。

 ISBN4-7738-9306-0  定価2300円+税
 46版・並製・200頁

 【目次】
 序文  死の魔力
 第一章 小さな、小さな星/カルロス・イバン・デグレゴリ
 第二章 獄中革命/ホセ・ルシウ・レニケ
 第三章 たたかう女たち/キャロル・アンドリース
 第四章 恐怖の時代/ネルソン・マンリケ
 解説  ペルーと日本を往還する私的回想をまじえて/太田昌国


『アマゾンの戦争:熱帯雨林を守る森の民』(初版1991年7月)
シコ・メンデス=著 トニー・グロス=編 神崎牧子=訳 波津博明=解説

 1988年12月、労働運動の指導者であり、ゴム採取人であり、エコロジスロでもあった
 ブラジル・アマゾンの住民、シコ・メンデスは自宅の玄関先で暗殺された。下手人は
 誰か。ゴム採取労働者の労働と日常を描きつつ、熱帯雨林を守ろうとするその運動が
 多国籍企業や大土地所有者の利害と衝突する現実を分析している本です。2002年10月
 ブラジル大統領選挙で、左派候補ルラ・ダシルバの当選が有力視されるなか、ブラジ
 ル現代史を知る格好の本です。

 ISBN4-7738-9103-3  定価1800円+税
 46判・並製・214頁・写真/図版多数収録


 【目次】
 シコ・メンデス略歴
 ゴムの歴史
 ゴム採取人の生活
 第一章 最初の学習
 第二章 たたかいを学ぶ
 第三章 橋を架ける
 第四章 土地所有者たちの反撃
 第五章 みんなひとつになって進む
 第六章 前途

 解説  シコ・メンセス暗殺の背景/波津博明


マルコス
ここは世界の片隅なのか
グローバリゼーションをめぐる対話
6

イグナシオ・ラモネ/著 湯川順夫/訳  

新書版・上製 9月25日発売
定価:1600円+税
ISBN4-7738-0202-2

イグナシオ・ラモネ/著 湯川順夫/訳

謎の覆面ゲリラ(サパティスタ)=マルコス副司令官が語る

対話の相手は、フランスの月間新聞ル・モンド・ディプロマティック社長のイグナシオ・ラモネ。彼は、1997年に社説「市場を非武装化すること」を書いて、グローバリゼーションの世界制覇に警鐘を鳴らしたことで有名。
「唯一神=自由市場経済原理」が全世界を呑み込もうとするいま、それを拒否して、自律的に生きようとする人びとの運動が脈々と続けられている。
「ここは世界の片隅でも最後尾でもない。丸い地球にそんな場所は存在しない」




世界の人々と友だちになろう!
新しいまちづくり・立川国際芸術祭2001の記録
6

立川国際芸術祭2001実行委員会 編   
A5判・上製・96頁(カラー24頁)
定価:1,400円+税
ISBN4-7738-0210-3

住民、外国人、サポーター。みんなでつくった大運動会。

「在日外国人と一緒に楽しむ運動会を開こう!」
芸術祭の目標は決まったが、何から手をつけたらよいのやら…。
実行委員有志とボランティアたちの奮闘がはじまった。
写真とコメントで記録された立川国際芸術祭を巡る住民・地域外のサポーター・アーティストらの動き、幾多のワークショップを重ねた開催までのプロセスから、立川市で生まれたまちづくりの新しい潮流が見えてくる。

イントロダクション
2001年、立川で起きた出来事

1.対談
まちづくり タテにつながる、ヨコにつながる
青木久(立川市長)×北川フラム(芸術監督)

2.論説
立川国際芸術祭2001の構想
北川フラム

3.プロセスの記録
実行委員会設立から会期終了まで
写真とコメントで綴る316日間のカレンダー

4.フォトギャラリー
みんなでつくったアートの祭典
アートピクニックと世界の展覧会

5.報告1. 手法と組織
チーム制と地域外のサポーター
「住民参加」を支える新たな仕組み

6.報告2.事例
全国のアートとイベントを活用したまちづくり
参加と協働の視点から

7.総括
住民・サポーター・参加者の声




コリア!
38度線を越えたゴール
6

金丸知良/著   
2002年8月初版発行
46判・191頁・並製
定価1500円+税
ISBN4-7738-0209-X

2002年6月、大田市のスタジアムのレッドデビルの赤一色の席に浮かび上がった白文字「AGAIN 1966」が意味するものは? 

日韓両国を席捲したワールドカップ熱の1ヵ月。興奮をかき立てる報道洪水の中で、触れられなかったこと。それは、「日韓」の影に隠された北朝鮮のこと。早くから、「南北共同開催」の可能性や、かつての強豪=北朝鮮サッカーに注目してきた著者が、南北朝鮮に旅して、両国におけるサッカーの位置とその背後に広がる現代史の厚みを体感する。
政治・社会の動きと切っても切れぬ関係にある不思議なスポーツ=サッカーを通して、朝鮮半島の過去・現実・未来を見つめる異色のルポ!


目次
プロローグ 「コリア!」
第一章 ふたつのコリアへ
第二章 消えた強豪
第三章 「ひとつのコリア」チーム
第四章 スタジアムと地雷原
第五章 ザ・ライン
第6章 AGAIN 1966

筆者略歴
金丸知好(かなまるともよし)
1966年、富山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、91年にサハリンレポート「北緯47度の忘れ物」で徳間文庫10周年ノンフィクションの大賞を受賞。
以後、サハリン・北方四島・朝鮮半島・中国など日本の近隣地域のルポや、国際政治とサッカーの関係を描いたノンフィクションを手がける。
サッカーをテーマとした著書には旧ユーゴの崩壊とサッカーシーンを描いた『廃墟からのワールドカップ』『ユーゴスラヴィアと呼ばれた国があった』(NTT出版)、東ティモールやアフガンなど復興の希望をサッカーに託す国々に焦点を当てた『ゼロからのキックオフ』(出版文化社)がある。




『娘と話す宗教ってなに?』 6

ロジェ=ポル・ドロワ/著  藤田真利子/訳  中沢新一/解説 
装丁=泉沢儒花(Bit Rabbit
2002年8月10日初版発行
定価1000円+税
ISBN4-7738-0206-5

娘=マリー。「宗教っていくつあるの?」「宗教はずっと昔からあったの?」と無垢な質問を次々と繰り出す13歳。
親=13歳の娘が宗教教育をまったく受けていないことに驚き、何百万人もの人びとが信じ、元気を与えらている宗教の意味を、できるだけ簡単に話そうと試みた。それぞれの宗教の精神の意味を捉えることができるように。

{著者紹介] ロジェ=ポル・ドロワ
フランス国立科学研究センター研究員。「ル・モンド」の時評欄担当。著書に『暮らしの哲学:気楽にできる101の方法』(ソニー・マガジンズ)ほか。

解説=中沢新一「宗教はほんとうはもっと面白い」より。
・・・この本の面白いところは、宗教というものを、徹底して「思考法の規則」ないしは世界を読み解くための「ゲームの規則」として理解しようとしている点にある。これは、とくに今日のようにキリスト教とイスラム教の対立が激化し、他宗教への寛容の精神が、宗教そのものへの寛容の精神とともに、危機にみまわれている時代には、最良の視点をあたえてくれるものと思われる。




日本・EU共同企画
日本・ヨーロッパ建築の新潮流 2002
6

アルカンレーヴ建築センター(編)
監修:「日本・ヨーロッパ建築の新潮流」委員会
A4判・並製・100頁(カラー40頁)
デザイン=フランク・タロン
定価2400円+税
ISBN4-7738-0203-0

日本とヨーロッパ、気鋭の建築家20組の最新プロジェクトを写真とデータで紹介。

EU(欧州連合)と日本の公式な共同企画である「日本・ヨーロッパ建築の新潮流」は、「EU・日本共同の十年」プログラムの一環として2001年から始まった。本書は、EUの15ヶ国からそれぞれ1組、日本から5組の建築家が参加する第2回目の記録である(現在、巡回展を東京で開催中)。

若き建築家たちは、それぞれ異なる環境において都市を、建築をどのように構想しようとしているのか。そこには、どのような差異と共通点があるのか。確かな力をもって立ち上がりつつある、建築の新しい潮流を展望する。

コミッショナー:伊東豊雄、アレハンドロ=ザエラ・ポロ、ボブ・ファン・レート参加建築家:アバロス&エレロス(スペイン)、リーグラー・リーヴェ・アーキテクツ(オーストリア)、b&k+(ドイツ)、evr.アーキテクテン(ベルギー)、阿部仁史、小嶋一浩、 みかんぐみ、妹島和世+西沢立衛、宇野求ほか




『娘と話す 国家のしくみってなに?』 6

レジス・ドブレ/著
藤田真利子/訳
泉沢儒花(Bit Rabbit)/装丁
2002年7月10日初版発行
定価1000円+税
ISBN4-7738-0204-9

娘=17歳。まもなく選挙権を与えられる少女。
親=思想家、小説家。邦訳書に『革命の中の革命』(晶文社)、『雪が燃えるように』
(早川書房)、『メディオロジー宣言』(NTT出版)ほか多数。

国民。国家。市民。人権。公と私。これらの言葉を説明できますか? 好きなと
ころに行きたいのに国境なんてばかげてる。宿題するより『タイタニック』が見たいの。
警察なんて大嫌いよ。身近な問題は、基本的な言葉の定義につながります




『娘と話す 非暴力ってなに?』
6

ジャック・セムラン/著
山本淑子/訳  
泉沢儒花(Bit Rabbit)/装丁
2002年7月10日
初版発行
定価1000円+税
ISBN4-7738-0205-7

娘=13歳、8歳。はじめて「非暴力」について考える。
親=現代史、社会心理学、政治学の専門家。

いじめにうち勝つ非暴力。恐喝をふせぐ非暴力。戦争を調停する非暴力。独裁を
くつがえす非暴力。

あなたはイメージできますか? 思い浮かぶありとあらゆる暴力と、積極的にた
たかう方法が「非暴力」です。



アンデスからの暁光 マリアテギ論集 6

小倉英敬/著  装丁/有賀強
A5判・284頁・上製 発行2002年5月20日
定価4200円+税
ISBN4-7738-0106-9 C0031 Y4200E

異端の思想の輝き!
ペルーの歴史・現実に根ざした土着主義と、マルクス主義が融合した地点に生まれ、困難な時代の今こそ蘇えるマリアテギ思想。。

著者紹介
小倉英敬
 1951年生まれ。青山学院大学大学院博士課程中退。1986年外務省入省、中南米局、在キューバ、在ペルー、在メキシコ大使館勤務を経て、1998年末退職。
1999年より国際基督教大学他で非常勤講師。専攻は思想史、社会運動史、ラテンアメリカ論。

 著書に『封殺された対話 ペルー大使公邸占拠事件再考』(2000年、平凡社)、『八王子デモクラシーの精神史 橋本義夫の半生』(2002年、日本経済評論社)。
 共著に『変動するラテンアメリカ社会』(1999年、彩流社)、『相関社会科学ライブラリ ネイションの軌跡』(2001年新世社)、『思想読本 ポストコロニアリズム』(2001年、作品社)他。
 現在、「ペルー働く青少年基金」事務局長、「憲法再生フォーラム」他のメンバー。

○アンデスに生まれた政治・文学思想
●マリアテギ『インディアスと西洋の狭間で』(辻豊治・小林致広=編訳)
                         定価3800円+税
●アルゲダス『深い川』(杉山晃=訳) 定価3000円+税         
●アルゲダス『ヤワル・フィエスタ』(杉山晃=訳)  定価2400円+税
●太田昌国編『アンデスで先住民の映画を撮る』 定価3000円+税


アンデスからの暁光 マリアテギ論集 目次

序章

第一部 先行諸世代との思想的交差
1、 はじめに
2、 マリアテギの思想形成
 (1)「精神主義」的傾向の要因
 (2)バルデロマルと<コロニダ>グループ
 (3)社会主義者への道
3、 近代化イデオロギーとしての実証主義
(1) 実証主義の主流
(2) 実証主義の異端派:ゴンサレス・プラダ
4、 マリアテギのデウストウア批判
(1) デウストアウアの思想
(2) マリアテギの批判
5、 マリアテギの<アリエル派>批判
(1)<アリエル派>
(2)マリアテギの<アリエル派>批判
6、 結び
第二部 思想形成の軌跡
第一章 社会主義者への道 一九一八−一九一九年
1、 はじめに
2、 マリアテギと一九一八‐一九年のプロセス
(1) 案内者との出会い
(2) 『ヌエストラ・エポカ』の創刊
(3) 社会主義情宣委員会の結成
(4) 『ラ・ラソン』の創刊
(5) ペルー地域労働連盟の結成
(6) ヨーロッパ渡航
3、 マリアテギの思想:一九一八―一九一九年
(1) 社会主義への志向
(2) 新しい政治観
(3) 変革主体の問題
4、 結び
第二章 ヨーロッパ体験 一九一九―一九二三年
1、 はじめに
2、 ヨーロッパ渡航
3、 ヨーロッパ体験
4、 思想形成への影響
(1) バルビュス
(2) ソレル
(3) クローチェ
(4) ゴベッティ
(5) グラムシ
5、 結び
第三章 「アマウタ」時代 一九二三−一九二八年
1、 はじめに
2、 人民大学運動
(1) マリアテギの帰国
(2) アヤ・デ・ラ・トーレとの関係
(3) アナルコ・サンディカリズムとの関係
3、「アマウタ」創刊
 (1)「アマウタ」創刊への道
 (2)『アマウタ』の歴史的意義
4、アプラ運動との関係
(1) 一九二〇年代のアプラ運動に関する事実誤認
(2) アヤ・デ・ラ・トーレとコミンテルンの関係
(3) マリアテギとアヤ・デ・ラ・トーレの関係決裂
5、「アマウタ」第二期とペルー社会党の結成
 (1)「アマウタ」第二期の開始
 (2)『マルクス主義の防衛』
(3)PSP結成
(4) 変革主体の問題
6、結び 
第四章 コミンテルンとの論争 一九二八−一九三〇年
1、 はじめに
2、 ペルー社会党の結成
3、 コミンテルンの「世界綱領」及び路線問題
   (1)「世界綱領」採択問題
   (2)「世界綱領」の諸特徴
   (3)ブハーリン派の追放
4、 第一回ラテンアメリカ共産主義者会議
 (1)『反帝国主義的視座』
 (2)『ラテンアメリカにおける人種の問題』
(3)コミンテルン代表の批判
5、クスコ共産主義者グループ
(1) クスコ共産主義者グループの結成
(2) PSPとの関係
6、ペルー共産党の成立
7、論争点の整理 
(1) 周辺部資本主義諸国における帝国主義の役割に関する認識
(2) 資本主義段階「飛び越え」論
(3) 大衆党か前衛党か
(4) 国民(民族)形成の問題
8、結び

第三部 思想論
第一章 ペルーの「国民」概念
1、 はじめに
2、 マリアテギ研究における「国民」問題
3、 マリアテギの「国民」論
 (1)「国民」の問題
(2)ペルアニダ
4、 マリアテギの人種論
(1) 人種問題への視角
(2) 先住民論
(3) メスティソ論
(4) 黒人論・中国人論
(5) クリオーリョ論
5、 インディヘニスモ
6、 結び:ポストモダンへの視角
第二章 <近代性>への視角
1、 はじめに
2、 マリアテギにおける<近代性>の問題
(1)「近代」と西洋文明
(2)「同時代性」の意識
3、『西洋の没落』と非西洋世界
(1) マリアテギと『西洋の没落』
(2) 西洋文明と非西洋世界
4、伝統と国民国家の問題
(1) 伝統と伝統主義
(2) 国民国家の問題
5、都市と近代
(1) 都市
(2) 近代化の主体
6、結び 
第三章 <経済的従属性>への視角
1、 はじめに
2、 一九二九年ブエノス・アイレス共産主義者会議における論争点
3、 ペルー資本主義の性格規定
4、 封建制曽族の問題
5、 従属性の特質
6、 先住人共同体と資本主義段階「飛び越え」論
7、 結び
第四章 <共生>と<全体性>の思想
1、 はじめに
2、 <全体性>の問題
(1)<全体性>の視角
(2)自然発生性の問題
(3)『マルクス主義の防衛』
3、 グラムシ思想との類似性
(1) 実践面での姿勢の類似性
(2) 分析方法の類似性
4、<共生>の思想
4、 結び
結章


参考文献



アメリカの「人道的」軍事主義
コソボの教訓
6

ノーム・チョムスキー/著
益岡賢 大野裕 ステファニー・クープ/訳 装丁/有賀強
定価2800円+税
ISBN4-7738-0104-2 C0031

アメリカの外交政策を変えさせれば、世界はもっと住みよくなる!
「戦争は平和、自由は奴隷制、無知は強さ」と言いくるめて
世界に君臨するアメリカが作り出す「人道主義」神話を破壊する。

著者紹介
ノーム・チョムスキー Noam Chomsky
1928年、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアに生まれる。ペンシルバニア大学で言語学を専攻。1950年代後半以降、生成変形文法理論の成果を次々と発表し、言語学の世界に革命をもたらした。その影響力は隣接諸科学の分野にも及んでいる。
一方、1965年、米国が北ベトナムへの爆撃を開始すると同時に米国の外交政策に対する批判を開始した。その作業は今日まで続いており、本書では、1999年「民族浄化を阻止する」との名目でNATO軍が行なったユーゴ爆撃の本質を、米国政府と巨大メディアが用いたレトリックを批判的に分析するtことで、明かしている。2001年9月11日の事件以降は、自爆行為と米軍の「報復戦争」に関数rチョムスキーの発言が大きな注目を集めており、インターネット上でもその見解が数多く紹介された。


チョムスキー著『アメリカの「人道的」軍事主義』目次

はじめに ユーゴスラビア背景    益岡賢

第一章 「原則と価値の名のもとで」
     「正義かつ必要な戦争」  意図的な無知   新しい介入主義
     ポスト冷戦時代の人道主義   価値ある犠牲者と価値なき犠牲者
     空爆とその効果   
第二章 爆撃前
     KLAの登場   戦闘の激化から空爆へ   
第三章 「人道的意図」の検討
     1、ラチャク虐殺:「虐殺により行動は起こされた」     
     ラチャクとエルサルバドル   東チモール   
     2、一九九〇年代の人道問題:いくつかの事例
     コロンビア   トルコ   ラオス   二重基準
     ソマリアとハイチ   
     3、人道的介入 
第四章 否定症候群
     事実の否定と遡及的正当化   知識人の見解と道徳的介入
     悪魔化   普遍的浄化   われわれの理想主義的新世界
第五章 外交の記録
     ランブイエ交渉(一九九九年二月六日―三月二十三日)
     セルビア議会の決議(一九九九年三月二十三日)   ロシアの交渉参加
     (一九九九年四月二十二日)   G8(一九九九年五月六日)    
     コソボ和平合意(一九九九年六月三日)   安保理決議と消えた脚注
     コソボ和平と報道    解釈の利便性:先例とコソボ和平   報道の自由
第六章 なぜ武力か?
     「威信」のために   バルカン紛争の効用と「戦争の真の勝者」   
     世界は米英をどう見ているか   STRATCOM報告書   抑止戦略の変化
第七章 世界秩序とその規則
エピローグ  一九九九年を振り返って
     空爆前の状況   遡及的正当化・二重基準・歴史の書き換え   あり得た     
     選択    その後

コソボ関連年表

訳者あとがき    
  




友だちみんなの中で
ADHD児を育てる・母親と教師の交換日記
6

松下佐智子・鈴木奈実/著 佐々木正美/序文 太田亮夫/装丁
46判・並製・208頁 2002年3月1日刊 定価1500円+税
ISBN4−7738−0200−6

教育に対する担任教師の健康な意欲。先生の理解が得られたことに対する母親の
深い感謝の気持ち。「最善を尽して、待つ」子育ての実践記録。
NHKスペシャル「もっと僕のことを知ってほしい」(98年5月放映)で反響を呼んだADHD児のA君(番組での呼び名、本名は松下拓矢くん)。
あれから4年、拓矢くんは、家族・教師・クラスの仲間と一緒に成長しています。

目次
序文 拓矢君のこと 家族に恵まれ、先生に励まされ     佐々木正美
                          (川崎医療福祉大学)
拓矢の生い立ち                      松下佐智子

ADHD児を育てる・母親と教師の交換日記      松下佐智子+鈴木奈実

拓矢くんと過ごした学期                   鈴木奈実 
あれから                         松下佐智子
あとがき                         松下佐智子

ADHD(注意欠陥多動性障害)に関心をもつすべての教師と親たちへ
本書は、ADHDの症状をもつ拓矢くん(当時小学校2年生)をめぐって、母親と担任教師が1年間にわたって交換した連絡ノートを編集したものです。

拓矢くんはクラス一の力持ち。拓矢くんは面白いことを言って人を笑わせるのが得意。拓矢くんが大好きなのは、平和なヒーロー・アンパンマン。そして拓矢くんはADHD。今日も2年3組では、拓矢くんのまわりがひときわ賑やかです。

「みんなも、運動が苦手とか計算が苦手とか、一つくらい出来ないなあと思うことがあるよね。拓矢くんはそういう自分の持っている悩みを解決しようと、いまガンバっているところなんだよ」。ADHDの子どもが求めているのは特別扱いではない。「みんなが笑顔でいられるように」。本書は、著者たちのそのような願いをこめて出版されます。




PARCブックレット『これは新たな戦争か?』
イスラム世界やアジアの視点から「報復戦争」の問題を考えます。
発行=アジア太平洋資料センター(PARC)
発売=現代企画室

定価:¥600+税(全72ページ)
『ピープルズ・プラン』リニューアル第1号
【緊急小特集】テロと報復戦争
季刊 ピープルズ・プラン NO.16  2001年秋 
発行=ピープルズ・プラン研究所
発売=現代企画室

定価 1200円+税 A5版・136頁



アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない
恥辱のあまり崩れ落ちたのだ
6

モフセン・マフマルバフ/著
武井みゆき+渡部良子/訳
装丁=本永恵子
新書判・上製・196頁・映画『カンダハール』場面写真収録。
定価1300円+税
ISBN4-7738-0112-3 C0022 Y1300E

朝日新聞「天声人語」で紹介(10/10、10/11)
映画『カンダハール』で国際的注目をあつめるイランの巨匠マフマルバフが、今、アフガニスタンへの世界の無知に、差しだしたメッセージ。これは報道ではない。苦しみにある隣人のために綴られた言葉である。
「ついに私は、仏像は、誰が破壊したのでもないという結論に達した。仏像は、恥辱のために崩れ落ちたのだ。アフガニスタンの虐げられた人びとに対し世界がここまで無関心であることを恥じ、自らの偉大さなど何の足しにもならないと知って砕けたのだ。」(本文より)
10月3日パリ・ユネスコ本部にて発表された公式ステイトメント ハタミ・イラン大統領への公開書簡を同時収録

アフガニスタンについての本の成り立ち
版元ドットコム・ニュース0042(2001年12月29日)より

流対協ニュース「新刊選」「わが社の一冊 現代企画室」より

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