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「コスタリカの人々と手をたずさえて平和をめざす会(略称:コスタリカ平和の会)」に入りませんか

入会を希望される方は、下段に示す入会申込フォームに必要事項を記入して、別記の<連絡先>まで送って下さい。同時に入会金と年会費を送金下さい。送金は下記の郵便振替をご利用下さい。入会申込の送り方は、FAX、郵送、電子メール、もしくは郵便振替の通信欄に記述、いずれでも結構です。
入会金と年会費は<規約の規定>をご覧下さい。

入会申込フォームに記しているように、会員の連絡用にメーリングリストがありますので、参加希望の方は、入会申込に[参加]の文字列を示して下さい。



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「平和とは、決意を伴った行動です。」
 この言葉は、コスタリカ共和国元大統領フィゲーレス氏の夫人・カレン女史が、私たちコスタリカ訪問団に講演してくれた時の第一声です。私たちは、最初は、言葉そのもののインパクトに驚き、ついにはその言葉が持つ意味を知って胸をときめかせたのでした。

 日本は、先の第2次世界大戦において自らが引き起こした悲劇を反省して、二度と戦争をしない、そのために武器を持たないと憲法に書き込みました。国民の誰もがこの憲法を誇りとし、この憲法の実現に努力してきました。
 しかし、戦後の歴史は、憲法を踏みにじる軍備の再編成と強化の道でもありました。PKO、新ガイドラインの次は、9・11をきっかけとして対テロ特措法が制定され、自衛隊はアメリカ軍のアフガン攻撃の後方支援に参加しています。そして今また、有事法制の足音が間近に聞こえてきているのです。日本が再び戦争することがそう遠くない将来に起こる、これは現実味のある予感となっています。
 私たちは、この現状を決してよしとしません。「せめて、せめてです。私たちが平和憲法を守りぬかなければ、愚かな戦争で亡くなった人たちの魂は浮かばれません。」という木下恵介の言葉は、私たちの共通の思いです。では、どうやったら、私たちは平和憲法を守りぬけるのだろう。有事法制の危機が高まる今だからこそ、私たちは、日本と同じ平和憲法があり、そしてそれを守りぬいて現実に軍隊がないコスタリカという国があることを知り、訪問して学びとってくることとしたのでした。

 訪問してわかったのですが、コスタリカは、平和を実現するために、実に様々な努力をしています。自分たち自身が侵略的行為を行わないことを示す。また米州機構の裁判所や国連平和大学の誘致などで攻めにくい環境を作る。そして、1980年代のニカラグア紛争のように、近隣諸国で紛争が発生したときは、自ら仲裁に乗り出して火種を消して歩く。
 コスタリカはどうしてこのような努力をはらうのでしょうか。それは、「命に対する絶対的な尊重の念」、からではないかと私たちは思いました。生命を尊重するからこそ、生命を育む自然を大事にし、生命を尊重するからこそ、教育は、相手の尊厳を重視して対話をベースに行うのです。このような人間の尊厳を大切にする姿勢は、コスタリカ滞在中、随所で感じました。コスタリカの人たちには、小賢しさや、物を誤魔化すといった感じがありません。相手に誠実に対面する、生命を尊重する国風が自然と身に付いているのです。
 このような人たちだから、戦争はなぜいけないのか、何故武器を持たないのか、その答えは至ってシンプルです。戦争は生命を奪うものだから。

 ここまで来れば、きっとみなさんも私たちがカレン女史の言葉に感じた胸のときめきを共有してもらえるでしょう。なるほど、「平和とは決意を伴った行動」とは、体現してきたからこそ言える確信ではないですか。しかし、平和を実現する初心は、私たちが憲法を守りたいと思う時と全く同じ、生命への限りない畏敬の気持ちです。コスタリカは、今の日本とは対極にある社会であるが、今後私たちが学び、目指すべき社会なのだと思うのです。

 コスタリカの社会を目指すとなれば、私たちのすることは、一つです。コスタリカという国をよく学び、それを多くの日本人に知ってもらい、コスタリカと交流を深めること。こんな気持ちから、私たちコスタリカ訪問団は、「コスタリカとてをたずさえて平和をめざす会」を設立しました。
 生命を尊びその気持ちから平和を積極的に作っていくコスタリカのあり方を学び、めざす人が多くなればなるほど、私たちの社会は誰にとっても生きやすいものとなるでしょう。
 私たちは、そのために、ぜひ多くのみなさんに本会に参加をしてもらうよう、心から呼びかけます。


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