1:散乱ゴミ

 さらに今回は時間的変化をみるために調査地を決めて調査を継続することにしました。1997年1月28日、「クリーンアップ全国事務局」と「みずとみどり研究会」と共に、相模川上流の相模湖から河口干潟まで見て歩き、散乱ゴミについては相模川右岸愛川町大塚下、不法投棄については高田橋左岸側(相模原市側)河川敷を調査地点に選びました。

gomi1.jpg 捨てられるごみの山

相模川右岸愛川町大塚下の調査:2月9日(日)

相模川右岸愛川町大塚下はワンドになっていて、釣り堀を楽しんでいる地点です。日曜日にもなると50台近くの車で釣り客が夜明け前から乗り付け、車のナンバーから近くは相模、八王子、そして遠くは習志野まで見かけます。
 また漁業組合が時々見回って入漁料を取っていることもあり、ゴミ箱が設置してあり、ワンドの中の水草などの除去と同時に清掃を行っています。さらに愛川町から委嘱された近くの住民一人が週に1回掃除をしています。


散乱ゴミの状況を知るための調査:3月9日(日)

ワンドの手前(岸辺側)は委嘱された住民によって清掃がなされ、ほとんどのゴミは野焼きしていますが、燃えないゴミ(空缶やビン、タイヤ等)は看板(ゴミを捨てるなの注意書がある)の下に置かれ、愛川町のゴミ集収日(週1回)まで放置されます。そこで釣り客がその上にゴミを置いていくという状況にあります。
 ワンドの向こう側(川側)は河川内の河川敷ということもあり、上流から流れてきたゴミや洪水時に砂利に埋まってしまったゴミなどが見え隠れして清掃はされていません。そのような状況で河川敷の中に自然にできた人道脇の草むらの中や、曲がり角に新しいゴミが捨てられています。これは明らかに釣り客や川に遊びに来た人が、弁当の残りや釣りに使った残りを持ち帰らずに捨ててしまうものです。そのほとんどはコンビニエンスストアやスーパーマーケットの袋に弁当の空き箱、空缶、ビン等が混在しています。持ち帰るなり岸側のゴミ箱まで運ぶことをしないのは、古くさびつい空缶や割れた空きビンが周りの砂利や草むらの中に見え隠れすることで罪悪感がないものと思われます。そこで調査のために捨てやすい場所になっている人道の曲がり角や草むらの上をきれいに清掃して次回の変化を見ることにしました。


その後の状況

 3月13日(木)4月6日(日)の調査によると、河川内のきれいにした曲がり角の草むらの上にゴミは捨てられておらず、常にゴミがないようにしていればゴミの捨て場になることはないとの結果が得られました。今後、河川内のゴミを常に誰が処理するのか、またコンビニやスーパーのビニール袋を捨てさせないようにするにはどうしたらいいか大きな課題です。


gomi2.jpg 「ゴミを捨てるな」の看板もゴミを招く




●桂川・相模川クリーンキャンペーン
実施結果
    ●追跡調査の状況(2:不法投棄)