第48回 ボーンセンター露天風呂 「迷子の犬を家に帰そうプロジェクト活動報告」
【講師】
関口英彦(ボーンサポーター会員)
「迷子の犬を家に帰そうプロジェクト活動報告
副題:但し、デザイナーの視点から

すでに社会問題ともなっている「行政による犬の殺処分」。殺処分される殆どは、飼 い主不明の迷子・放浪犬であり、法的義務のある鑑札・狂犬病予防注射済票はおろ か、マイクロチップ・迷子札などの装着がされていないため飼い主の特定ができない のです。
「迷子の犬を家に帰そう」プロジェクトは、飼い主明示の方法のうち、最も簡単で効 果の高い「迷子札」を簡単に装着できるホルダー(安心だワン!ホルダー)を配布 し、一頭でも多くの犬が飼い主の元に幸せに帰れることを願い、立ち上がったプロ ジェクトです。千葉まちづくりサポートセンターでは、このプロジェクトに賛同し 「動物愛護週間2010プロジェクト」として約3万の「安心だワン!ホルダーセット」 を全国の自治体および千葉県への配布を実行しました。
今回の報告会は、このプロジェクトの報告会となります。ですが、そこはボーンセンターの露天風呂。今回の話題提供者は動物愛護団体からではなく、プロジェクト宣伝 広報担当のグラフィックデザイナーです。あの3.11を経験した今、動物問題のあり方も大きな変容を求められています。プロジェクトを含む動物問題の現状と未来を、デ ザイナーの視点からお話します。
参考】
「動物愛護週間2010プロジェクト」
http://www.kaesou-pj.net/06_houoku/houkoku_02_yubin.html


【感想 】
戦後すぐの頃である。筆者は北海道で育った。まちには野犬が群れをなしていた。兄がその中から子犬を拾ってきた。黒かったので「クロ」と名付けて飼った。飼い主の言うことを良く聞き、裏山に連れて行くと一目散に飛び回り蝦夷蝉などを捕まえたりする。冬は橇なども引き、地域で一二を争う強い犬だった。その後もコリー犬や柴犬の雑種を飼った。また子供の頃は猫を飼っていたこともあり、前述のクロと猫が喧嘩したりした。寿命の長短はあれども死んだ時は悲しく、火葬場に運んで弔った。
犬や猫の殺処分はとても心傷むことである。殺処分する行政職員のつらさも切ない。このようなことが少しでも減っていくことを切に望む。
それにしても、ペットが商品として売買されている今のご時世、そして買った人もペットを飼ってあっさりと捨てる人がいることは情けない。また海外から様々な生物・外来種を輸入されている。時にはそれらが自然界に捨てられ、カミツキガメのように人間に直接危害を与えるものもある。繁殖して日本の在来種が激減する原因になったり、生態系を壊している。個人的にはペットとして売買される外来種の輸入を禁止すべきだと思っている。
千葉市動物保護センターを視察(熊谷俊人千葉市長ブログ )
犬猫の処分数の減少に向けて(地球生物会議ALIVE ホームページ)

家永尚志(サポーター会員)

 

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