第26回 ボーンセンター露天風呂 「千葉の自然に見る温暖化」

講師:鈴木優子ボーンセンター副代表,下泉・森のサミット代表(環境省環境カウンセラー・千葉県環境学習アドバイザー)


□発題概要
セミは地球温暖化による生態系の変化を確認するための指標生物です。講師は千葉 における南方系のセミであるクマゼミの聞き取り調査を行い温暖化の実態を調べました。県西部の都市化の進んだ地域にも生息するクマゼミは、市原や袖ヶ浦(ゴルフ場造成で九州からもってきた木の根っ子に着いてきたのか)、八日市場(植木の産地)、鴨川(三浦半島から飛来)にも生息情報が確認できました。生息するセミの種類により市街化と森林の度合いがわかる。アブラゼミ〜ニイニイゼミ〜ツクツクボウシ〜ミンミンゼミ〜ヒグラシの順。クマゼミはかなり市街化が進んだ地域でも適応できる。講義後の意見交換会では、参加者の中で二人が環境家計簿を5年間つけていて温暖化に対する関心の高さが伺えました。(運営委員 成岡 茂)


クマゼミ

クマゼミの幼虫の抜け殻

(写真引用:cyber昆虫図鑑)

 


 

 

 

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