2011年
2011年2

25 高草木光一編「一九六〇年代 未来へつづく思想』(岩波書店)が刊行。その中の吉川勇一「原水爆禁止運動からベ平連へ」の中で、「V ベトナム戦争とベトナム反戦運動」と「W 脱走兵援助運動、反軍・叛軍闘争」の項で、ベ平連についての記述。

2011年3月

8 東京・竹橋の東京国立近代美術館で、5月8日まで、「生誕100年 岡本太郎展」が開催。「第5章:戦争との対決 明日の神話」の中には、「殺すな」の文字と1967年のベ平連による米『ワシントンポスト』紙の「『殺すな』意見広告1967」とが展示された。

31 ベ平連運動で中心的活動の一人だった作家のいいだももさん(本名=飯田桃さん)、老衰のため逝去。85歳。(右の写真) 6月25日には、東京・神楽坂・日本出版クラブ会館で「いいだももさんを偲ぶ会」が開催され、250人以上の参加者、盛会。ここをクリック

2011年5月

26 室謙二さんの『天皇とマッカーサーとどちらが偉い?』(岩波書店刊、左の写真)が刊行。この最後の章「9 同世代の脱走」では、「ウィキペディア」の中のベ平連項などで、ベ平連の脱走兵援助活動は旧ソ連のKGBから資金が出され、中心メンバーにはKGBのエージェントになっていたなどの虚偽報道について、徹底的に暴露、批判。

2011年6月

21 室謙二さんの著書、『天皇とマッカーサーのどちらが偉い?』(岩波書店)のブックパーティ 。旧ベ平連グループからも多数参加。ここをクリック

2011年7月

6  1966年8月の「ベトナムに平和を!日米市民会議」に日本代表の一人として参加した評論家の松浦総三さんが、結腸がんで逝去。96歳。ベ平連の活動の中では、表面に氏名を出すことはなかったが、最後まで運動への賛同、支持を続けられた。

26 ベ平連の前半に積極的に活動されたSF作家の小松左京さんが肺炎で
逝去。80歳。(右の写真)ここをクリック

2011年9月

9 ベ平連の前半で会計の総責任者だった世話人、寺井美奈子さんが肺がんで逝去。1937年生まれ。(左の写真の最先頭の旗を持つ人)ここをクリック。

2011年10月

12 劇作家の齋藤憐さんが、食道腫瘍による肺炎で逝去。70歳。(右の写真) 斎藤さんはベ平連・ジャテックによる米脱走兵支援活動に全面的に協力、努力された。をクリック。

29 東京・文京市民センターで、「吉川勇一さん・武藤一羊さんの80+80=160歳を祝う会」が開催され、約150人参加。

30 日本平和学会2011年秋季大会(広島での修道大学)での分科会「平和運動」で、地方ベ平連の活動についての報告2点が行なわれる。 以下をクリックすれば、報告がPDFファイルで。(1)木原滋哉(呉工業高等専門学校)「反核・反基地――広島・岩国べ平連の場合」 (2)市橋秀夫(埼玉大学)「地方都市におけるベトナム反戦運動――福岡ベ平連の場合」

2011年11月

25 鶴見俊輔・小田実共著『オリジンから考える』が刊行される。(右の写真) 鶴見俊輔さんによる架空の小田さんとの「対話」という、珍しいかたちの文章が載せられている。岩波書店。ここをクリック。

2011年12月

13 反戦脱走兵援助運動で活躍されていた藤枝澪子さん(1930年生まれ、左の写真」)が神戸市で逝去。ここをクリック。