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4.ナイロビ宣言

地雷のない世界に向けで  2004 ナイロビ宣言

ナイロビ、200412月3日

オタワ条約第1回検討会議

外務省訳

1. 今日より7年前、対人地雷を禁止する条約に署名するため、各国の代表は、国際機関及び市民社会と共にオタワに集結した。オタワ条約は、その短い歴史を通じて、これら地雷による苦痛を終止していくための枠組みとなった。本日、我々締約国代表は、これまでの成果を明らかにし、残された課題を確認すると共に、地雷の惨禍を終止させるためのコミットメントを新たにすべく、世界の良心が見守る中、再びここナイロビ・サミットに集結した。

我々は、対人地雷が引き起こす苦痛を永遠に終止させるという共通の目標のために達成した成果を祝福する。

2.これまでに144カ国が条約に加入し、力強い国際的規範を確立した。この規範は、言葉と行動をもって、条約加盟国を越えて広く認知されている。対人地雷は最近まで広く使用されていたが、その製造は大きく減少し、輸出入は実質上終止し、更にその配備は今や稀になった。新たな犠牲者の数は著しく減少し、より多くの生存者が支援を受けている。埋設地雷の除去は前進し、3700万発以上の貯蔵地雷が廃棄された。これらの成果は、国家、国際機関、市民社会の間の独特の協調的精神によって活気づけられた。このパートナーシップは、他の人道、開発、軍縮問題への取り組みにとっての見本となっている。

大きな進展があった一方、我々は残された課題に取り組む用意がある。

3.我々は、対人地雷が人の命や手足を奪い続け、一生涯の治療を必要とする何十万人という生存者に加えて新たな犠牲者を出していることを今も大いに憂慮している。地雷は、難民の帰還を阻み、我々が約束した国連ミレニアム開発目標の達成を妨げ、国家間や国民の間の信頼醸成を阻害している。条約の定める期限内に地雷を除去し、必要とされる支援を犠牲者が受領し、条約上の他の約束を全て果たすには、我々ははるかに多くのことを成す必要がある。我々は、未だ我々の取り組みに参加していない国、特に、大量の対人地雷を有する国及びこの卑劣な武器を使用し続けている国に対し、遅滞なく条約に参加するよう要請する。

(以下の外務省訳文を誤って消去してしまった。北川の仮訳を付けた。)

新たな犠牲者を出さないマイン・フリー・ワールドの実現という目標を達成するという約束を、我々は繰り返し確約する。

4.我々は、条約の定めにより地雷地域から地雷を除去し、貯蔵対人地雷を破壊する努力を更に強化する。地雷犠牲者の支援と、条約の普遍化を精力的に押し進める。地雷の被害を受けている国々、および、地雷被害の災害の苦しみを共有する国々の両者を代表して、我々は手を携えて、必要な人的、技術的、財政的な資源を調達する責任を分かち合うために共同して働くことを約束する。我々は如何なる者の、如何なる対人地雷の使用をも糾弾する。この独特な条約が広く適用され、条約の目的が全面的に達成されるまで、我々は辛抱強く活動を続ける。  

                         以上

写真:2004123日のナイロビ・サミット閉会式

締約国政府の代表100名が署名した「ナイロビ宣言」の写しを市民代表に手渡し、

条約の実施を約束するペトリッシュ議長

市民社会の良心を代表して「ナイロビ宣言」を受け取るのは、

前列左から:地雷国際大使のトウン・チャンナレット氏(カンボジア)

ユース・地雷国際大使ソン・コサルさん(カンボジア)

後列で見守るのは左から:

チラウ・アリ・アワクエ ケニア外務大臣、

1997年ノーベル平和賞受賞者 ジョディ・ウイリアムズ氏

前赤十字国際委員会総裁、現ジュネーブ人道的地雷除去国際センター総裁のコルネリオ・ソマルガ氏