2.1 サイドイベントの概要
政府レベルのオタワ条約検討会議と平行して、NGO、各国代表団、国連機関の主催で約30のサイド・イベントが開催された。オタワ条約には、埋設地雷の除去、地雷被害者に対する支援等に対する課題が沢山残されているが、NGOは、検討会議が条約の条文に関する法律上の論議に終始し、埋設地雷の恐怖、地雷で被害を受けた人達の毎日の苦しみに対する認識が不在のまま、次の5年間の行動計画が決まるという恐れを持っていた。会議に出席する政府代表者が法律論議で時間を空費することなく、地雷の被害に苦しみ続けている人達の悩みを一刻も早くなくすための論議をして貰おうと、NGOの人達がこれらのサイド・イベントを開催したのである。
その主なものは、ICBLがこれまでのオタワ条約の5年の実績を評価した「ランドマイン・モニター報告書2004年版」の発表、社会復帰を願う地雷生存者の声を反映した「地雷生存者サミット」、地雷のない世界を目指すにはNSA(非国家主体)も地雷廃絶に参加する必要があるという「NSAフォーラム」、青少年による「ユース・サミット」で、夫々が宣言文を発表して、締約国諸国にオタワ条約で定められた事項を実行するよう要求をした。
主なサイド・イベント、と主催団体
l ランドマイン・モニター報告書2004年版の発表、ICBL
l 地雷生存者サミット、LSN
l NSA公開フォーラム、ICBL
l ユース・サミット、MAC
l ノーベル平和賞受賞者パネル、ICBL
l イラクの爆発性戦争残存物(ERW)と地雷対策、イラク政府代表団
l 日本の地雷探知・除去ハイテク技術の紹介、日本政府代表団
l 難民を助ける会の地雷回避教育映画の紹介上映、難民を助ける会
l 写真展「Mined Earth」の開催、HI
l アメリカの新しい地雷政策、US CBL
l 小沢豊監督「アイ・ラブ・ピース」上映、米のNGO、Landmines Blow!
l ほか
註:サイド・イベントのリストは、ファイル(50)Programme of Events of Nairobi Summitに掲載した。