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『ACT―市民の政治―』226号(2004年9月27日)

Line Up

  ◆インタビュー
     戦争や暴力はイヤだ! おんな的価値観どんどん広めよう
        中山千夏さん(「おんな組いのち」元祖世話人/作家)
  ◆いずみ(編集長コラム)
  ◆9・9 米軍ヘリの墜落に講義する集い
    伊波洋一・宜野湾市長が熱いメッセージ
  ◆2004年・8・13、9・12を変革の記念日に  由井晶子(ジャーナリスト)
  ◆チェチェン問題をめぐるロシアの思惑
  ◆読者通信
  ◆若い世代と平和――読者投稿/詩とイラスト
  ◆こうして成功しました!――市民団体、NGO/NPOのメディア術――
      食品と暮らしの安全基金
  ◆[映評]華氏911(2004年/アメリカ/監督:マイケル・ムーア)
  ◆若者発/どうする?どうなる?米大統領選
          『エコトピア』の著者 アーネスト・カレンバックさんに聞く(下)
  ◆支局だより
  ◆特集・改憲と向きあうA
     ・考えるヒント 中間派を味方につけるために
     ・憲法DATA BOX
     ・憲法NEW WAVE
     ・わたしの憲法観 岡本厚さん(『世界』編集長)
     ・地域から憲法改悪させない“つながり”を  中山千夏(作家)
  ◆Activists Board
  ◆話題の本・著者インタビュー
      『アメリカ中毒症候群』(ほんの木) 蜩c耕一さん

インタビュー

「組員」募集中!

 中山 千夏さん
(「おんな組いのち」元祖世話人/作家)

戦争や暴力はイヤだ!
おんな的価値観どんどん広めよう


国籍・民族を越えて結びあっていきませんか

個人と個人の結びつきが国家や民族を動かす

なかやま ちなつ
1948年、熊本生まれ。59年、『がめつい奴』(芸術座)などの舞台で子役として、以後、俳優、歌手、タレントとして活躍。70年ごろから著作活動を始める。77年、市民の政治参加をめざす「革新自由連合」を結成、代表の一人となる。80年から参議院議員を1期務める。現在は著作活動のかたわら、死刑廃止運動など市民運動を続けている。著書に『新・古事記伝』(築地書館)、『新・からだノート』(ネスコ)、『一語の辞典・おんな』(三省堂)、『カネを乗りこえる』(大月書店)、『古事記に聞く女系の木霊』(御茶の水書房)ほか多数。趣味はスキューバダイビング。「おんな組いのち」事務局 inochi@onnagumi.jp http://onnagumi.jp/

8月20日、中山千夏さん、朴慶南さん、辛淑玉さんの3人がよびかけにより〈おんな組いのち〉が発足した。戦争のない非暴力社会を創りだすため、国家・民族を越えたいのちの絆を構築しようとするこころみ。ぜひ、ご注目を!(特集面にも関連)【インタビュー:大島正裕/構成:清水直子】
  ――「おんな組いのち」立ち上げの経緯について教えてください。
 昨年、朴慶南さんに不思議なお祭りがあるから見に行こうと誘われて、今春、福井の泊に行きました。宿が北朝鮮による拉致被害者のご家族がやっている民宿だったこともあって、政治的な話になりました。
 世の中これだけ右傾化して、私自身なんとかしなければと思ってきましたが、日本国籍をもっている者の切羽詰まり方以上に、在日外国人はもっと危機感を持っているんですね。最近の「在日」に対する攻撃は深刻です。関東大震災のとき、朝鮮人への大虐殺が起きたという苦い経験もあって、かれらには、それはもう一つの脅威としてある。
 国籍や国家を超えて、戦争や暴力はいやだということを掲げ、結びあっていく必要があるのではないか。アメリカのイラク戦争には世界中で大勢の人が反対しました。国単位で物事を発想していては人びとが望むことは実現できないと思ったのです。
 一つの方法として、国境を越えて外国の人たちとグローバルに交流するという方法があります。
 もう一つの方法として、同じ地域住民が国籍や民族を越えて手をつなぐということが、これからの時代、絶対に必要になる。慶南さんが辛淑玉にも話そうといって、3人で話をしたら、意気投合して、「おんな組」やろう、となったんです。100人ほどの組員が集まり、8月20日に記者会見をして発足しました。
 良くも悪くも、個人が国家や民族のおかげをこうむるのではく、個人個人の結びつきが、国家や民族を動かす。そうでなければ、平和は実現できない。そういう私たちの強い思いが、こういうカタチになったということですね。


以下、本紙をご参照下さい。
                  


いずみ

  連合会長を古田に

 プロ野球選手会がついにストに突入した。近鉄選手会が主張していたように無期限ストを決行するほうが有効だと思うが、「たかが選手」の心意気に喝采する。選手会は近鉄とオリックスの合併凍結要求を「来季に向けて、新規参入を最大限努力する」とまで譲歩した。げんにライブドア、楽天、シダックスなどが参入の意思を表明しているのだから11月30日までに参入審査することは充分可能だ。にもかかわらず経営側は言を左右して認めず、ストに突入させてしまった。渡辺前巨人オーナーが書いたシナリオどおり進めようとしているのが見え見えである。
 ナベツネはドラフトやFAを金持球団の自分につごうよく改悪するに際して、自由競争国で規制を取り払うのが何が悪いと息巻いた。それでは聞くが、新規参入者をあらかじめ排除するのは自由競争に反しないのか。ナベツネがつれてきた検事出身で公取委だった根来コミッショナーよ、プロ野球機構の排他的運営は独禁法に抵触しないのか。これでは「法の番人」ではなく、ナベツネの番犬ではないか。
 裁判所ですら「誠実な態度ではない」と警告したのに、経営者どもはストの損害賠償をちらつかせている。これは不当労働行為である。またストの理由は経営権の侵害だと言っているが、まともに経営努力をせずに、経営権とは笑わせる。選手会はこれまでは自分たちの労働条件だけに関心を寄せていたのに、業界全体の先行きを案じ、労働条件を切り下げることをふくめた改革プランを提起しているのだ。しかも労働条件切り下げ案は高額年俸者に厳しいものである。知的道徳的ヘゲモニーは圧倒的に選手会、つまり労働組合の側にある。
 笹森連合会長は選手会を支持することを表明した。それはけっこうだが、笹森が古田にストの心得を教えるとは噴飯ものである。立場が逆ではないか。笹森は古田に教えを乞うべきだろう。どうすればストライキを打てるのか、と。それともいっそのこと連合会長を古田にやってもらうか。

                                                     小寺山康雄 


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