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『ACT―市民の政治―』223・224合併号(2004年8月16日)

Line Up

  ◆沖縄県民として、被害の実態と苦しみを日米両政府、両国民に伝えるのが、私の役割
      糸数慶子さん(参議院議員)に聞く
  ◆いずみ
  ◆『戦争中毒』著者 ジョエル・アンドレアスさんに聞く
  ◆ベンジャミン・フルフォードさん一問一答・各論編A
  ◆若い世代と平和〜読者の投稿とイラスト
  ◆8・6ヒロシマ/8・9ナガサキ報告
  ◆関電美浜原発で事故
  ◆読者通信より
  ◆郵便振替〜ACTに一言より
  ◆OLのつぶやき 24
  ◆みどりの会議、ネットワーク型組織として再出発
  ◆大間原発裁判〜上地売らず反原発貫く
  ◆次号予告・『エコトピア』著者 アーネスト・カレンバックさんに聞く
  ◆BOOK Review
     グローバルピースキャンペーン 編 『テロリストは誰? ガイドブック』
     リバーベンド 著 『バグダッド・バーニング』
     土屋彰久 『50回選挙をやっても自民党が負けない50の理由』
  ◆テレビ丼
  ◆Activists Board
  ◆こうして成功しました!――市民団体、NGO/NPOのメディア術――
      Dグリーン・ピースジャパン(下)
  ◆ざけんなョ!石原慎太郎くん B「日の丸・君が代」強制はモラルハラスメント
  ◆8・22箕面市長選 藤沢純一さんインタビュー
           

インタビュー

インタビュー―――――国会“秋の陣”を前に
沖縄県民代表として、被害の実態と苦しみを
日米両政府、両国民に伝えるのが、私の役割
 
糸数 慶子
さん
(参議院議員)

新たな在沖米軍基地はつくらせない
憲法・教育基本法も改悪させない


“野党共闘”成立が最大の勝因

いとかず けいこ
1947年、沖縄県読谷村に生まれる。66年、読谷高校卒。バス会社、琉球電信電話公社、琉球放送、沖縄大学短期大学部非常勤講師などを経て、92年から県議会議員を連続3期務める(沖縄社会大衆党)。2004年7月の参院選沖縄選挙区で前参議院議員・島袋宗康さんの後継者として初挑戦、自公候補に大差をつけて初当選。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~keiko-i/


 沖縄社会大衆党、社民、共産、民主の野党統一候補として参院選沖縄選挙区を勝ちぬいた糸数慶子さん(無所属)に、選挙の勝因、憲法・教育基本法改悪問題、沖縄の基地整理縮小問題などについて、お話をうかがった。   【写真・構成:大島正裕/8月5日】
 ――まずは、ご当選おめでとうございます。初登院のご感想から。

 選挙に勝利し、沖縄県民代表としてバッヂをつけて最初に議事堂に入っていくとき、参議院議員になったのだなという実感を持ちました。出馬の条件が、野党共闘、統一候補ということでしたので、それができて勝利したことに対する喜びが大きかったですね。

 ――野党共闘が成功した要因は何でしょうか? 沖縄の選挙区事情は全国的に普遍化できないとは思いますが、他の選挙区でも参考になると思います。

 沖縄の歴史を振り返っていくと、長い革新共闘の時代がありました。今回は野党共闘ということで、野党が団結していかないと、自公政権に立ち向かえないところまできてしまった。途中で、共産党が独自の候補を擁立する動きがありましたが、結局は共闘を組んでやっていくことになりました。それがまとまったのが五月一日です。
 市民グループの多くのぬさんが、政党の枠にとらわれないで、しっかり沖縄の立場を主張し、小泉自公政権に反対の立場をとるということで、共産党も一緒になって闘えるのではないかということをぶつけてくださったんですね。それが功を奏して、結果的には野党共闘が組めたんです。
以下、本紙をご覧ください

いずみ

 いよいよ箕面市長選である。藤沢さんは「市民対組織の天下分け目の決戦」と意気込んでいるが、なんとしても勝たせたい思いが、日毎に募る。
 白状すると、前回のときは勝負にもならないだろうと決めつけて、さっさとイタリア旅行に出かけてしまった。それがわずか1000票差で負けたとあって、慙愧の念に堪えなかった。今回はその償いをしなければならないと、夏休み返上でしゃかりきになっている。
 惜敗とはいえ、前回の藤沢さんは急遽打って出たこともあって、準備不足は否めなかった。市民派らしいが、抽象的なスローガンを羅列する域を出なかった。
 ところで市民派といっても千差万別であり、曖昧な表現である。組織に属さないと言いながら体制派無所属最大会派に属していたり、新自由主義、事大主義、出世主義にどっぷりつかっている手合いもいる。とくに高位当選の若い世代にこの傾向が強い。
 「5つの循環・2つの創造」と銘打つ藤沢さんの公約は、エコロジー、共生と連帯、分権と民主主義の理念が個々の政策に具体化され、有機的に関連づけられている。他候補を知的に圧倒している。しかもこれらの政策は、彼が立ち上げた環境・高齢者の仕事づくり、街づくりの3つのNPOの実践と成果によって裏づけられている。道徳的にも圧倒しているのだ。
 しかし、遺憾ながら選挙というものは、知的・道徳的ヘゲモニーだけで決するものではない。金と利権がすこぶるものをいうのが、とりわけ首長選である。
 藤沢さん以外に、保守系無所属、共産党、現職市長が名乗りをあげているが、事実上は藤沢さんと市長派の一騎打ちである。市長派は自公民、商工会、医師会、役所、市職、教組と、箕面の組織、金と利権のネットワークが総ぐるみである。
 闘志満々の藤沢さんは、市民を信じている、と言ってのける。そうだ、革命は誰でもない、当事者がやるのだ。

                                                     小寺山康雄 


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