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『ACT―市民の政治―』215号(2004年4月12日)

Line Up

  ◆3・20の成功から次のステップへ
      星野ゆかさん(WORLD PEACE NOW実行委員会)
  ◆CATCH UP  ◆いずみ(編集長コラム)
  ◆3・20世界同時アクション
  ◆エコロ・ジャパン本格始動
  ◆社民党からの定期便C
  ◆七転八倒 緑の市民が今日も行く
  ◆OLのつぶやき・会社のかたすみから
  ◆函館・問われるごみ行政(上)
  ◆立川反戦ビラ入れ裁判
  ◆経介☆政子の永田町たちばなし(21)
  ◆住民投票津々浦々[3月1日〜14日]
  ◆これほど違う男女の待遇格差
     〜酒井和子さん(均等待遇アクション2003事務局)に聞く
  ◆映画『戦場の夏休み 小学2年生が見たイラク魂』〜監督・吉岡逸夫さんに聞く
  ◆[映評] 『あしがらさん』
           (2002年/「あしがらさん」上映ネットワーク/監督:飯田基晴)
  ◆BOOK Review
     山岡俊介 著 『銀バエ 実録武富士盗聴事件』
  ◆3・20WORLD PEACE NOW in日比谷
  ◆〈毎日、毎日 提訴運動〉がスタート
  ◆劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークが結成
  ◆シリーズ食と農@ 鳥インフルエンザに潜む利権の闇
  ◆広告(3面) 『創』5月号……創出版
            『軍縮』5月号……潟Aストラ
            スーパー酵素……許恊ャ食品 

インタビュー

3・20の成功から次のステップへ
 星野 ゆかさん
(WORLD PEACE NOW実行委員会)

地道なつながりの中で、どれだけ新しい人々を
巻き込んでゆけるか


新しいプロジェクトを立ち上げるとき

星野ゆか
ほしの ゆか
 表現者。劇団民藝所属。「CHANCE!pono2」メンバー。「WORLD PEACE NOW」実行委員。人と人、人と地球の持続可能で平和な共生社会「Live Together」をテーマに、歌や朗読、市民活動などさまざまな分野で活動を続ける。2003年6月以降、渋谷FM「4 Global Peace」のパーソナリティをつとめる。2002年4月、アフガニスタンを訪問し、現地の様子を伝える報告会などをおこなう。2003年からは、構造的暴力への足元からの取り組み、文明としての平和を考える農的作業を藤野の畑で始める。2004年、インドで開催されたWSF(世界社会フォーラム)に参加。この4月に発刊される『全国お郷ことば・憲法9条』(合同出版)の制作に協力。【インタビュー:大野拓夫/写真・構成:大島正裕】


 ――星野さんは、「WORLD PEACE NOW」(WPN)の活動を中心的に支えてこられましたが、反戦運動に関わるきっかけは?
 私は演劇や音楽活動をやっていて、芸術をとおして社会と関わることをライフワークにしようと思っていました。「9・11」が起きたのが公演直前の忙しい時期でしたが、最初に思ったのは、こんな事件が起こってしまうまで自分は世界の問題と直接向きあってこなかった、ということでした。魂が揺さぶられ何かしなくては……、でも現実には何もすることができない。自分には何ができるのか? とものすごく葛藤しました。
 そんなとき『週刊金曜日』で「CHANCE!」を知り、ピースウォークに初めて参加しました。「平和はひとりひとりから」という言葉にひかれたんです。その後、月1回のピースウォークをつくる側として活動しながら、現地の救援活動にも携わりたいと思っていたところ、2002年4月、アフガニスタンに行く機会を得ました。当時、支援物資が本当に必要としている人に届かないという状況があって、それで自分たちが送った衣料品などの支援物資が現地に届いているかどうか、今後なにができるのか、現地で直接、自分の目で確かめようということになったんです。
 ――そこで何を見て、何を感じましたか?
 もちろん難民キャンプに行ったのも、爆撃の被害を目の当たりにしたのも、被害者や遺族の話を直接聞いたのも初めてで、現実の重さに言葉を失いました。また、自分たちはアメリカに協力してアフガニスタンを攻撃した当事者ですから、かれらが受け入れてくれるかという緊張感もありました。
 アフガニスタンのみなさんは日本のことをよく知っていて、「ヒロシマ・ナガサキのような悲劇を経験した日本の人びとは、平和を本当に大事にしていると聞いている」っていうんですね。そのうえで「自分たちは生き延びて、なんとかやっているから、とりあえずいい。援助はありがたいが、それよりも、アメリカの一国主義を許している今の世界が心配だし、それに追従している日本の方が心配だ」というんですね。
以下、本紙をご覧ください

いずみ

 東京立川市の市民3人が防衛庁官舎に「自衛隊のイラク派兵反対」のビラ入れをしたら「住居侵入」で逮捕され、長期間拘留された。ファミリーレストランや宅配ピザ業者は毎日のようにビラ入れしているし、子どもは通学の近道に、老人は散歩道に敷地内を自由往来しているという。反戦ビラ撒きは住居侵入にあたるからでなく、国益に反する利敵行為だから公安警察が弾圧したのだ。
 休日に『赤旗』の号外を撒いたら、「国家公務員法違反」で逮捕・起訴されたのは、彼が共産党員だからだ。自民党は参院比例区候補に高級官僚をずらりと並べている。各省庁がぐるみ選挙活動をしているのは公然の秘密だ。麻生総務相などは「総務省あげて当選させるためがんばれ」と公言した。これほど明瞭に国家公務員政治活動違反を教唆煽動するものはないが、麻生太郎は逮捕も起訴もされない。
 法の下の平等など口にするのもアホらしい。
 二昔前は「過激派に人権なし」だった。公然たる尾行など形容矛盾もいいところだが、公安はタクシーの中まで乗り込んで「尾行」し、人通りのない所で無理やり降ろし、暴行を働く。不当な職務質問を拒否すると、わざと転んで「全治1ヵ月の怪我」をして「公務執行妨害」にした。
 一昔前には「オウムとヤクザに人権なし」だった。カッターナイフを買うと「銃刀法所持」。それが2人以上になると、「凶器準備集合罪」、ビラ撒きはむろん「住居侵入罪」。公安警察はやりたいようにやってきた。
 日本軍が海外に派兵され、有事体制下に突入した今では過激派、オウム、ヤクザなどアウトローだけでなく市民運動家や公党も、政府の政策に反対する行為をすれば、なんのかんのと言いがかりをつけられ逮捕拘留される。そんな時代に突入しているのだ。
 戦前の治安維持法下では、「危険思想」の団体にかかわることはむろんのこと、そのような思想の持ち主とみなされただけで弾圧された。反戦は「危険思想」だった。公安警察は戦前の特高の役割を担おうとしている。のさばらせてはならぬ。

                                                     小寺山康雄 


店・モノ・活動を‘ECOひいき’!!

 ACTの名物コーナー「ECOひいき」に登場してくださるみなさんを募集しています。「ECO」なお店、会社、グッズ、運動、などを是非、ACTで紹介させてください。自薦・他薦は問いません。紹介文は、本紙だけでなく、ACTのウェブサイドにも掲載させていただきます。
 @お店・グループ名 Aお店の紹介や商品説明、活動案内(500字以内) B連絡先(お店などの場合、「行き方」も) C執筆者氏名 D掲載紙送付先・原稿に関する問い合わせ先 ―を明記し、EメールかFAX、もしくは郵便でACT編集部[act@jca.apc.org]までお送りください。地図・写真などを添付していただければ、それも一緒に掲載いたします。(編集部)

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