こんな考えからはじめました。

少しずつ実践せんと…
 「和楽考(旧ものづくり歴史考)」では、これまで「京都ものづくり塾」が対象としている伝統工芸品を中心とした伝統的活用品が、まだ生活の中にとけ込んでいた時代にさかのぼり、その当時の生活スタイル(和の道具の思想)を勉強してきました。

 勉強を通して和の道具の思想として以下の三点を仮にまとめ上げました。

 和の道具の思想
 ●たたんでしまえる道具
 ●自然の情緒を楽しめる道具
 ●用途の多様がある道具

 
 そこで今後、その道具を実際の暮らしの中に取り入れていくにはどうしたらよいのかを探っていくことになりました。

和の道具を活かした和の暮らし(和楽スタイル)の探索



 歴史的な研究や資料を庶民の視点に立ってまとめよう!!
 歴手的事実の探索を通して現代に生かすヒントを探そう!!
 みんなが生徒でみんなが先生、自分から勉強ししていこう!!
 勉強したことを実践しみんなに広めよう!!

 実際の活動内容は大きく二つあります。勉強会発表会です。
勉強会は教科書を決めて2〜3週間に一度、朝10時ぐらいに集まって勉強しています。担当者はその項目のレジメを用意し、もちろん他のメンバーはその項目を前もって呼んでおきます。
 発表会は年間3〜4回、会場を借りて一般の人に向けて開いています(予定)。

第一段勉強会江戸時代の暮らしぶりを勉強しよう! 

 2000年4月より、9月まで『大江戸エネルギー事情』(右の図)を教科書として、三週間に一度集まって一人ずつ項目(下の項目)を分担し、担当者を中心に一回ずつ、勉強しました。

 「捨てる」「住まい」「着物」「暖める」「本」
「薬」「紙」「涼む」「花」「酒」「灯り」

第二段勉強会和の道具を勉強しよう!

 2000年10月より『にっぽん道具考 和風探索』(右の図)を教科書に、具体的に和の道具を勉強をはじめました。考察の視点をグループ内で統一するためにフォームを以下のように決めました。内容は現在ホームページで公開しています。

   ●辞書での意味辞書で一般的な意味を調べます。
   ●素材と形どんな素材でどんな形、なぜそうなっているか調べます。
   ●用途どんな使い方、扱い方をするのかを調べます。
   ●ここが和だ!その道具から見ることのできる「和」とは何か考えます。


和楽考発表会…みんなにも知ってもらおう!

 和楽考では勉強したことを多くの人に広めると言うことも重要な活動です。そのために、季節ごとに発表会を開くことに決めました。
 その第二段として2001年4月に京都の四条京町家という町家をお借りして、これまでの活動を報告会を開きました。

 現在のメンバーは6名。学生からサラリーマン、職人さん老若男女で勉強しています。和楽考ではいっしょに勉強してくれる、こんなメンバーを募集しています。

   ●日本のことに興味のある人…やっぱりこれはね。
   ●好奇心のある人…なんでも興味のある人、そして積極的な人。
   ●時間のある人…多少宿題があるので。

 年輩の方の参加を望んでおります。実際に和の道具を使ったりや当時の暮らしを体験されている『元から日本人』も方、「いっちょ『これから日本人(若い奴ら)』に教えてやるか」って気分で参加していただけませんか?

みんなで楽しく、中身の濃い勉強をしております


 興味のある方はここまで
MONODUKURI@jca.apc.org