こたつ【炬燵】冬に使用する暖房用具。熱源の上に木製の櫓(やぐら)を置き、下半身を入れて暖まる。「火燵」とも書く。 |
大きさは30Bほどのものから畳半分四方までいろいろ。基本的に古いものは畳の大きさ、囲炉裏に準じていたそうです。 熱源と櫓と呼ばれるいわゆる机の部分からなっていますが、昔のものは写真でもわかるように机の板がなかったそうです。麻雀ができませんね…。 炬燵の種類は大きく四つ。 炬燵の熱源は炭団(たどん)という木炭の粉を丸く固めたものなどに灰をかけていました。 |
櫓に布団を掛けて下半身を入れて暖まる。現在もいっしょですが、一家団らんの場所に設置されます。いわゆる上の写真のような昔の炬燵は今も売られています。竹細工屋さんに行くと手に入るらしいです。 基本的に熱源は火ですからよく一酸化炭素中毒になったそうです。 とかく対座しにくいシャイな日本人にとって卓袱台がでるまで、炬燵は通常の距離を少しではありますが、近づけるための唯一の装置だったようです。 |
ムダを嫌う和の暮らしと我慢という考え方 | |
家庭燃料の乏しい都市から普及していったらしいです。諸外国では部屋全体を暖めるという発想で暖房の道具を開発しました。お隣の韓国でもオンドルですよね。日本では十分な燃料がなかったこともありますが、ムダを嫌う暮らしぶりもあったんじゃないでしょうか。もちろん日本の住まいが全室暖房に向いていないと言うこともあります。 また昔は現役の主婦が炬燵でうずくまることはもってのほかとされていたそうです。お〜コワ。また武士は炬燵に近寄ることは潔しとしなかったそうです。お〜スゲ。でも坂本龍馬が近江屋で暗殺される場面はよく炬燵でうずくまっていますよね…。 (担当:じゃん) |