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 第181号(2006年9月22日発行)

名護市で与党が過半数

野党は大きく後退

東恩納氏は一票差で次点 


當山栄(沖縄平和連絡会・事務局長)

 沖縄県では統一自治体選挙が実施された。その中で、名護市、宜野湾市、沖縄市、読谷村について以下、報告する。


 名護市においては島袋名護市長がV型滑走路を持つ沿岸案飛行場を受け入れた。野党側はそれを拒否するために、定数二七名中一四名を擁立し、必勝を期した。

 その中でヘリ基地反対協では北部地区労事務局長兼ヘリ基地反対協事務局長の仲村善幸氏(社民党推薦)、二見以北10区の会の東恩納琢磨氏がはじめて立候補を決意し、具志堅徹氏(共産党)は前回の共倒れの失敗から、一人にしぼり返り咲きをねらった。

 実際選挙戦に突入すると与党候補は当然のごとく新基地については言及せず、野党候補の大半も「おらが村」代表策をとったため、「新基地是か非か」は争点にならなかった。三人中組織もなく、地盤も小さい琢磨氏が市の東側一三区長代表のS氏に勝たねばならないと、一番苦しい状況にあった。そこで元名護市長の渡久地氏とヘリ基地反対協の安次富氏が付き、社大党の推薦もとり、市街地にも事務所を構えて地元以外からの得票も狙った。名護市以外からも運動に参加したが弱かった。

 九月一〇日深夜、勝敗が決定した。与党系一九人に対し、野党は八名と六名も落選し、旧勢力与党一六名、野党一四名にくらべ大きく後退した。具志堅、大城、仲村の三氏は上位当選したが、東恩納氏は七二八票を獲得したが、一票差で泣いた。なお新聞社の取材によれば、与党の中で二人は沿岸案反対、岸本前市長の息子を含め四人が態度を保留している。九月定例議会での論戦の中ではっきりしてくるだろう。県知事選に向けた野党側の候補者選びの混迷があって、野党の政党人や活動家が地方選に全力投球できなかったことも、敗因の一つである。

宜野湾市では与党(市長支持)が一〇人当選

 宜野湾市では伊波市長が普天間基地の米国への移設を求めて訪米費を予算化したが、二度にわたって野党多数によって削除され、最初は自費で訪米したが二度目は断念した。少数与党の悲哀を克服すべく努力した甲斐があって、定数二七名中、与党が一〇人当選し、態度保留の新人四人、と大きく前進した。来年の市長選にも、より確信がもてるであろう。

 東門美津子革新市長下の沖縄市議選挙では泡瀬干潟埋め立てが当然争点になるべきであった。市民が二度にわたって住民投票を議会に求めたが拒否された。新聞社の世論調査では埋め立て反対が優勢である。実際の選挙では埋め立ては争点にならなかったが、結果は与党一二名、野党一八名(うち公明四人)と、与党が二人増やし一歩前進した。社民が一人増え三人に、共産も一人増え二人になった。

 読谷村では、定数は三減の一九名。立候補予定者が一九名しかおらず無投票かと思われたが、告示当日新たに一人立ち、投票となった。知花昌一氏は一八番目と、辛勝であった。