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『一坪反戦通信』
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 第178号(2006年5月28日発行)


Marines Go Home  辺野古・梅香里・矢臼別」ぜひご覧ください。

「Marines Go Home」 監督 藤本幸久


 自分たちにもやれることがある。月並みな言い方だけど勇気と希望が湧く。
   (沖縄上映の感想より)

 ようやく今、米軍再編≠ニいう言葉がニュースなどでも聞かれるようになりました。しかし、沖縄の負担軽減∞グアム移転費用3兆円負担≠ネど漠然とした報道ばかりで、一体それが何を意味するのか、実感できないものがほとんどです。米軍再編≠ニは具体的にどういうものなのか、それが私たち一人一人の暮らしにどう影響するのか、私たちの未来はどうなるのかなど、実生活との関わりは全く隠されています。自衛隊と米軍の一体化≠ニはいったい何を意味するのか。それが人を殺すための訓練であることは一切触れられていないように思います。

 この映画は、それぞれ基地のある場所の現状を通して、私たちの日常と戦争がつながっているということを浮き彫りにしています。組織的に人殺しをするには訓練も必要だし、そのための拠点も必要です。それらが、今私たちの目前で、行われているということを、実感させられます。

 辺野古のおじいやおばあたちは、もうずっと前から、今の状況を予測し、そしてそれを阻止するために、9年以上の年月を闘い続けています。梅香里の住民たちは、20年以上を闘い抜き、昨年8月米軍の演習をやめさせました。そして、矢臼別では、反戦・平和への願いとともに、40年以上演習場の中で暮らし続けています。それぞれの人々に共通する思いが、この映画の中に映し出されています。それは若者たちを二度と戦争に送り出してはいけない。人殺しに加担するのは嫌だ≠ニいう思いです。

 今、個人の思想をも取り締まろうという風潮の社会において、反対の声を上げるのが、とても勇気のいる時代になってきています。そんな中で、この映画に出てくる人々に出会うと、とても励まされ、勇気をもらえるように感じます。私たちと同じ普通≠フ人々が、それぞれ自分たちができることをしている姿に、自分にもできることがある、と確信が持てる、活力を与えてくれる映画、それが「Marines Go Home 辺野古・梅香里・矢臼別」です。

《上映予定》
東 京・渋 谷 ユーロスペース 6/3〜6/23 連日21:05より
東 京・下北沢 シネマアートン 8/5〜8/18 連日11:00より
名古屋・今 池 シネマテーク  7/22または7/29より二週間

《問い合わせ先》
Marines Go Home 東京上映事務局
〒164-0003 中野区東中野5-11-8
 メゾン小滝台B1 戸山創作所内
Tel/Fax: 03-5338-9490
email: mail@marinesgohome.com

上映予定(5月29日現在 Wordファイル 64 KB