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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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『一坪反戦通信』
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 第174号(2006年1月15日発行)

辺野古から・我が闘ぃんどぉ二〇〇六年


◆正直、日々是(これ)不安也

金城祐治さん(談)

 基地の問題はますます悪い状態になりましたね。我々のやったことに対して余計に悪くなったような気がします。

 あの合意案にはほんとに驚きました。沖縄の基地をアメリカのいやらしい世界戦略のなかにはめてしまおうという意図がはっきりわかった。今後、どういう事態が起こるのか、覆いかぶさってくるのか、日々不安な中で過ごしている状態です。

 名護市長選のことも複雑な気持ちです。どうなることか…。せっかく、十年かかって築きあげたものが一瞬にして崩れなければいいがと懸念していますよ。

 まあ、そんなやわなものでもないと思っていますが。とりあえずは三月に向けての心構えを、互いに確認しあわなきゃと思うとります。

◆政府が決めたことでも覆せる

平良修さん(談)

 中間報告という表現はダレが考えたのか、アメリカ側からすれば、あれですべて。日米両国の決定であり、あたかも修正変更が可能なように受け取られるのは迷惑だと言っています。テント村は三月の最終報告が出るまではとにかく存続させます。

 正式には沖合埋立案は閣議決定されていないですね。そのうち、最終報告が決まったら閣議決定で「白紙撤回」が正式に決まるでしょう。政府が正式に決めた閣議決定をこのような形で覆したということは、私たち住民側からのすぐれた民主主義の表現だと思います。このことは強調しなければならない。政府がいったん決めたことはどうにもならないと、思いこんでしまいがちですが、私たちは、そうではないということを自らの大事な大事な経験で得たわけです。辺野古に限らず、いくら政府が決めたことでも、住民の民主主義の発露としての行動によって、撤回させることができるんだということを、新しい事例として知ってもらいたいですね。