軍用地を生活と生産の場に!
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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『一坪反戦通信』
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 第156号(2004年5月28日発行)

人間の鎖 1万6千人で

普天間基地包囲

 5月16日午後2時、『普天間基地・人間の鎖包囲行動』が1万6千人の参加で開始された。

 真夏?の日差しがガンガン照りつける中、午後2時の1回目に続き、2時30分と3時に2回、3回と包囲が行われた。3度にわたる人間の鎖が、市の中心にある巨大な軍事基地(周囲、11.5km)を、戦争反対、基地撤去のウエーブが完全に包囲した。

 私たち関東ブロック参加者も、宜野湾市役所前で市民団体・グループと共に手をつなぎ、声を上げ最後まで頑張った。情宣カーが普天間基地包囲が達成されたことをつげた瞬間、大きな歓声と拍手が沸きあがりみんなで成功を喜び合った。

 宜野湾市役所前の総括集会で、佐久川実行委員長が、「包囲行動が大成功」したことの報告と、「これからも、心の鎖をつなぎ、普天間基地の返還を勝ち取ろうと」訴えた。続いて伊波宜野湾市長から、「包囲行動のビデオやメッセージを携えて、7月に渡米し、米政府や議会に直接訴え、普天間基地の一日も早い全面返還を勝ち取るため積極的に行動する」と力強い決意が述べられた。


 今回の包囲闘争で目を引いたのは、職場が基地という矛盾を抱えながらも、全駐労が組織参加したことと、労組等の組織参加ではない、一般市民、学生、子供の参加が多かったことだ。

 問題点としては、「名護・辺野古移設反対」が包囲行動のスローガンになかったこと。

 今まさに新基地が建設されようとする中、最重要な闘いでなければいけないにも関わらず、闘いのスローガンに掲げられないとは何をか言わんやだ。

 普天間基地返還の闘いと、辺野古移設反対闘争は一体のものなのだ。

 沖縄に基地はいらない! 全ての軍事基地撤去! 軍用地を生活と生産の場に!
(ゴンタ)