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『一坪反戦通信』
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 第144号(2003年3月28日発行)


【報告】

 反戦集会に四万人

 ワールド・ピース・ナウ三・八実行委員会が主催する「米英両国によるイラク攻撃に反対する」三・八行動には東京・日比谷公園に四万人(主催者発表)が参加した。予想を上回る参加者数だ。攻撃にさらされようとしているイラクの人々の苦痛、それを自分と同じように感じ、考えた人々が結集した。若者や子族連れの人も多かった。こうした行動に初めて参加した人が多かったのではないだろうか?

 会場の日比谷野外音楽堂は午後二時からのラリー・スタートまで、プレ・アピールが午後一時に始まったが、なんとすでに会場は満員。入場制限のため、まとまって参加した市民団体・労組などは音楽堂の外に「待機」させられた。午後二時から始まったラリーの時は、さらに参加者が増した。会場外のメンバーは最後まで会場に入ることができず、「勝手に」集会。隣接の日比谷図書館前も参加者でいっぱいになったほど。

 午後二時からのラリーでは吉岡忍さん(ノンフィクションライター)や本多静芳さん(浄土真宗僧侶)が米英による開戦反対をアピール。小泉首相に扮したザ・ニュースペーパーが「就任以来、私は話ばかりで何もしていない。アメリカと同盟してるだけ」に会場爆笑。イーデス・ハンソンさん(アムネスティ・インターナショナル日本)は「この集会だけで終わりにしてはならない」、辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)は「在日」存在の恐ろしさを訴え、これを超えて「ともに闘おう」と発言した。また他に、チョウ・ミスさん(ピース・ボート)から最近のイラクについて報告などがあり、最後に喜納昌吉が「花」を歌い、「すべての武器は楽器に!」と呼びかけた。

 午後三時に有楽町までのパレードが始まったが、あまりの参加者数で出発が午後五時過ぎになった人も。銀座周辺の沿道の人々の反応もよかった。手を振って賛意を示す人がかなりいた。「険しい表情で悲壮なシュプレヒコール」でなかったためであろうか? それだけでなくイラク攻撃への関心が高く、開戦反対の世論が強かったためと思われる。                   (Y)