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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第133号(2002年2月28日発行)

名護市長選カンパのお礼と今後の運動への決意

 なんとしても無投票にはしたくない、とは、反基地運動にたずさわる多くの人々の一致した思いであったことは確実です。しかし、残り1ヶ月での立候補表明、そして超短期決戦を強いられた状況での選挙戦には、たいへん無理があったことも確かですが、結果は敗北に終わりました。支援いただいた方々にはたいへん申し訳なく思います。

 私たち平和市民連絡会としては、全力を尽くしてがんばりました。1月12・13日には反基地独自ポスター2000枚を張り出し、1月20日後は10,000枚のビラも独自に配布し、独自の事務所も構え、電話集票、街宣車を出しての宣伝活動を行い、選対本部、労組選対、後援会のステッカー、ビラまきなどにも協力し、連日行動を設定し、選挙期間中延べ350名余の会員が自主的に結集し活動しました。

 ところで、名護市長選挙で新基地建設が承認されたものとは決して思っていません。名護市民の圧倒的多数が、今日でも辺野古海上基地に反対の思いを持っているだけでなく、沖縄の将来にとても危機感を持っていることを私たちは身近に感じました。ただ今日の経済不況、失業率を目前にし、政府の繰り出す卑劣な「振興策」に心ならずも手を上げなくてはならない苦しい選択を強いられたといっても過言ではない、と思います。そして、私たちは、構造的沖縄差別支配を完全に拒否する確固たる信念に燃える、11,000余の市民がいることに大きな勇気と自信を得たことも事実です。

 私たちは、政府が名護市長選挙の結果を最大に利用し、海上基地建設を強硬な姿勢で臨んでくることを知っています。しかし、私たちは、沖縄侵略基地の再編強化・永続的固定化を絶対に許さない闘いをしっかりと築き、その阻止に向け敢然と闘い抜くことを決意しています。そのために、今後とも皆さんの知恵とお力を貸して下さるよう心からお願い致します。

 今度は皆様から多大なカンパと激励をいただきながら、残念な結果になったことを改めてお詫びします。選挙運動で使用されなかった残余の資金は、すべてヘリ基地反対協に差し上げ、今後とも辺野古新基地建設絶対阻止の中軸となって活動を展開してもらいたいと思っています。勿論、私たち平和市民連絡会もその一翼をしっかりと担います。                     
                                           2002年2月6日
                                                       
平和市民連絡会

名護市長選結果 2002.2.3
当    岸本建男    20,356票
  宮城康博    11,148票
  又吉光雄      80票
  投票総数    31,812票