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第132号(2002年1月28日発行)

巻頭言

     正念場の選挙

 二月三日に行われる名護市長選挙に基地建設反対派の統一候補として、宮城康博氏を推薦することが昨年一二月三一日の年末ぎりぎりに決まった。普天間飛行場の代替基地建設を容認した現岸本市長が早々と立候補声明をしたのに、基地建設に反対する候補者の決定が遅れに遅れ、年末ぎりぎりになったことは基地建設反対運動の低迷を象徴する現象でもあろうか。

 選挙の常識では、――筆者がそういう常識を持っているわけではないが、これまでの多くの選挙を振り返って見ると――投票日一ヶ月前の候補者決定で、その選挙に勝ったというのは滅多にない。まことに心細いことである。

 首長選挙というのは、ややもすると誰を選ぶかということが前面に押し出されがちである。その点では、現市長の方が行政実績もあり、一歩先んじていると言えよう。だが、問題の焦点は新たな米軍基地の建設を認めるか否かである。名護市民が「基地建設NO!」票を投ずることを期待したい。

 投票権のないわれわれにとって、現時点での心意気の見せ場は、この選挙でポスター一枚、チラシ一枚の資金協力に身銭が切れるかどうかだ!        
 (U)