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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第130号(2001年11月28日発行)

【集会報告】

 知ろうよ! 学ぼうよ! 沖縄を

  九・一一 テロ!

   「さあ、報復戦争だ!」で、いいの?
 「沖縄一坪反戦地主会・浦和」も参加する「知ろうよ! 学ぼうよ! 沖縄を」実行委員会の主催で、一一月一一日、浦和の常磐公民館会議室で、会場を埋めた参加者――といっても、三十名、のささやかな集会を持った。

 集会は、沖縄出身の上原成信さん(関東ブロック代表)と与那覇百子さん(「ひめゆり部隊」の語り部)の今の思いと、石田甚太郎さん(作家「ヤナトンチュウの沖縄日記」等)の「テロはなぜ起こったのか」を聞くことから始まった。

 上原さんは、最近の沖縄の様子を伝えた後で、平和を創り出すために、今、一番大きな問題は、来年二月の名護市長選であることを訴え、与那覇さんは、沖縄戦の体験から、「戦争で苦しむのは女や子ども」「戦場で傷つけられた子どもたちの心はゆがむ。アフガンの子どもたちを見ていると、早く戦争をやめて欲しいと思う」などと語った。

 それを受けて次のようなことが熱心に話し合われた。

  •  現地で医療と井戸掘りで支援を続ける「ペシャワール会」が、小麦を送る(五千五百円で五人家族が一冬しのげる)「命の基金」を募っている。ユニセフに寄せられる募金の六〇%(報告者注:九〇%とという話も)は人件費に消える。ペシャワール会は募金の九〇%を援助に使っている。
  •  南大塚のモスクが衣料品を輸送費とともに募っている。
  •  議会制民主主義が機能しない今、庶民が有権者の一人として、小泉首相の憲法違反を告訴しよう。
  •  米軍基地をこれ以上作らせないことが戦争を止めること。名護の市長選で私たちの願いを実現させよう。
 など、など。

 集会が終わってから、会場から北浦和駅まで「アフガンはもちろん、沖縄も犠牲になっている。他者の犠牲の上に成り立つ平和や繁栄。それでいいのかな?」という、読んだ人に考えてもらえるようなビラを小さくたたんで、沖縄の飴一粒と一緒に袋に入れ、リボンをかけたものを道行く人に配りながら道ジュネーをした。     
    (O)