軍用地を生活と生産の場に!
 
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
http://www.jca.apc.org/HHK
東京都千代田区三崎町2-2-13-502
電話:090- 3910-4140
FAX:03-3386-2362
郵便振替:00150-8-120796

『一坪反戦通信』 毎月1回 28日発行 一部200円 定期購読料 年2,000円

第130号(2001年11月28日発行)

【集会報告】
「違法な爆音を止めろ!
        厚木基地はいらない!」大行動


 今年の二月、横須賀市で「地域の平和力を考える」シンポジウムがあり、鈴木保さん(厚木基地爆音防止期成同盟)が秋に基地を包囲しようと提案。たくさんの拍手で賛同を得た。昨年は沖縄サミットと同時に集会を開いた。今年は独自で基地包囲。なんてステキなんだろうと半年前から楽しみにしていた。途中で雲行きが怪しくなり包囲が大行動へ変わったのは残念だったが…。

 十一月十八日、晴れ、海老名市東柏ケ谷公園はたくさんの幟と人で埋まった。前日から交流している韓国代表団(仁川・米軍基地返還市民運動、民主主義・民族統一全国連合)も大きな花をあしらった旗をなびかせている。今日のデモは基地を挟んで北周りと南回りに分かれ一時間半から二時間をかけて反対側の公園で合流するというものだ。

 厚木基地は主に米海軍が、一部を自衛隊が使っている。横須賀にいる海軍の空母艦載機が、こことの間でNLP(夜間離着陸訓練)を繰り返すので近隣住民は爆音と危険にさらされている。米軍が硫黄島へ訓練を移転する約束を反故にしたからだ。

  今回のアフガニスタン攻撃でも艦載機を積んだ空母キティホークが横須賀から出ていきアラビア海に展開している。

 厚木爆音第三次訴訟団の人たちと一緒に金網に沿って歩きながら見た基地は実に広かった。建物は遠くに霞んでよく見えない。きれいな芝生にゴルフ場のある風景は沖縄と同じだ。六キロメートルをデモして辿り着いたのは引地台公園。ここは基地が返還されてできたそうだ。南周りコースの人たちも到着して、お祭りが始まった。ステージでは「寿」のコンサート。広場では参加団体の模擬店が並ぶ。

 折角の機会なので韓国のソン・ミヒさんを囲んで女たちの交流会をもった。来年も包囲行動をやりますので皆さんよろしく!
             (N)