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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第129号(2001年10月28日発行)

【集会報告】

 沖縄の子ども達と基地と (所沢)

 一〇月一一日、沖縄県高校・障害児学校教祖委員長の伊礼弘宜さんをお迎えして「沖縄の子ども達と基地と」と題した講演会を所沢市の公民館で持った。所沢高校PTA・OBとご縁があり全国高教祖大会のスケジュールの合間を縫ってご都合していただいた。

 お話は多発テロ後の沖縄の報告から始まった。米兵が銃を構えこちらを向きに警戒している、米軍基地の警備に自衛隊が来沖した、基地内従業員のゲートでのチェックが厳しくなり交通渋滞が深刻、観光旅行のキャンセルが相次いでいることなど。

 本題では四七都道府県の統計資料などから沖縄を概観、同時に他府県との違いなどをみた。又別の資料からは、沖縄が他府県に比べ小中高のいずれでもいじめの発生率がほぼ半分である事が分かる。横社会の沖縄の良さがまだ健在である事の結果だろうとのこと。東京と沖縄の高校生の同一アンケートからは、アジアの人々に対する痛みの共感率が東京に比べ高いことが見えた。過去の悲惨な体験と併せ教育現場での平和教育の成果であるとの自負を語られた。

  仲宗根成善先生のひめゆり学徒隊手記に涙するとの個人的なエピソードなどを交えながらのお話だった。たくさんの話しや事例の中から、社会と教育現場とは切り離せない関係のものであることがよく分かる講演であった。

所沢沖縄と連帯する会「いちゃりばちょうでー」          (Y)  


 ブッシュ政権の報復戦争反対! 東部緊急集会

 十月十一日夜、東京の墨田区錦糸公園で「ブッシュ政権の報復戦争反対! 東部緊急集会」とデモがおこなわれました。

 主催者は、東京東部地域の労働組合、市民団体が参加する「沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会」です。これまで東部地域で沖縄に連帯し、反戦平和活動をおこなってきており、「沖縄交流キャンペーン」も受け入れ、協力していただいている集まりです。今回は報復戦争反対の緊急の取り組みとして関東ブロックへも呼びかけられ、参加しました。

 会場に行くと、仕事帰りの労働者や市民、初めて参加したような個人も見かけました。そこに組合旗がたくさん立ち並び、部落解放同盟の黄色いゼッケンの集まりもあって、幅広さを感じました。参加者数も四百名近かったようで、地域の集まりとしてはたくさんいました。

 集会は、主催者より基調あいさつを受けて始まりました。この間、沖縄連帯運動や教科書問題などに取り組んできた経過が報告され、秋の取り組みを準備中に起きた今回の事件と報復戦争で緊急にこの取り組みを決め、各地区での情宣もおこなわれてきたことが話されました。

 墨田区の牧師のかたのあとに、連帯発言として関東ブロックも発言をさせてもらいました。沖縄の状況を報告し、主催団体の沖縄連帯の取り組みにお礼と今後もともにたたかうと述べました。つづいて韓統連のかたは、戦争をしないと言った小泉がアメリカに全面協力すると明言したことに怒りをあらわにしていました。

 そして参加団体発言として各地区の労働組合のかたが訴えられました。それぞれの労働者がおかれている状況から、反戦運動を取り組んでいることが訴えられ、現場からの声とたたかいによって集まっているのがよくわかりました。

 集会を終えて、隣の駅の亀戸駅近くの公園までデモ行進をしました。

             (I)