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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第129号(2001年10月28日発行)

関東ブロック 連続学習会

下地島空港・自衛隊機訓練誘致問題

二〇〇一年九月二七日 中野勤労福祉会館

講師 寺川潔さん(フリージャーナリスト)

 関東ブロックでは、これまでにもさまざまな学習会を折に触れて開催してきた。例えば、今年三月には、福好昌治さんをお迎えして「米国の世界軍事戦略の転換と東アジア」と題して学習会を開いた(一二三号に詳細)。

 「グローバリズム」の名の下にアメリカを中心とした大国による世界支配が進み、日本では「戦争のできる」国への法整備が着々と進んでいる今日、われわれの運動も状況を冷静に分析し対処する必要がある。そこで定期的に学習会を開いて、その時々に重要な問題について、当事者・専門家・ジャーナリストに解説してもらうことにした。

 第一回目は、軍事基地として狙われている下地島空港問題を、現地の人々と実際に交流しながら取材を続けるフリージャーナリストの寺川潔さんに解説していただいた。

 下地島(宮古)の位置から始まって、漁師と観光ダイバーとの確執、RAND報告書、開港までの歴史とその後、地元民の葛藤、現在の動き……、と実に盛り沢山の内容で、充実した学習会となった。

 是非多くの方々に事実を知ってもらおうと、編集部では、寺川さんにお願いして、講演の原稿を入手。付録資料として本号と次号に渡って掲載する。字数の関係で、かなりの部分を割愛して編集せざるを得なかった。寺川さんには、感謝とお詫びを申し上げます。

 地域開発の夢を与えながら、できた途端にほっぽり出す。民間用として作りながら、自衛隊、米軍へというシナリオが裏に。住民の分断……。名護の新基地建設とも相通じるものがある。

 なお、RAND研究所の報告書はインターネットで入手可能。また、資料にある「沖縄県の距離図」は内閣府 政策統括官沖縄振興局のホームページにある。