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第120号(2001年1月28日発行)

防衛施設庁の不遜な態度に
意見書提出を取りやめ


――関東ブロック――

 「一坪反戦通信」119号既報のように、一坪反戦地主会が普天間飛行場内に共有している土地についての意見書提出のため、一月一一日午後三時半、十名の会員が市ヶ谷の防衛庁正門に集まりました。

  当日は那覇でも平行して意見書提出行動が午後一時から行われ、前記の那覇からの報告にあるように、緊迫した状況にあることが携帯電話によるやりとりでわかりました。四時ごろ、広報調整室の渡井氏が正門に出てきて、「約束どおり意見書を受け取ります」と言いました。それに対して「担当である用地調整室の者が出てこないのはなぜだ、担当者を出せ」と詰め寄りますと、「あなた方が来られることは、昨日になっての急な申し入れなので、担当者は出られません。代わって私が受け取ります」と言うだけ。「そもそも那覇防衛施設局からの依頼に応じて、提出期限内に持ってきたのに、担当者が出てこないとはどういうことか」「前回は用地調整室が庁舎内で受け取ったのに、今回は門前の道ばたで受け取るというのはなぜか」と声を荒げて追求しましたが、こちらの追求には答えず、「代わりに受け取ります」を機械的に繰り返すだけでした。

 「用地調整室の担当者にもう一度取り次ぎなさい」と責め立てて、いったん引き下がらせましたが、渡井氏が引き連れてきたのは、用地調整室の担当者ではなく渡井氏の上役のモリヤ(守家?)広報調整室長。モリヤ氏は渡井氏に輪をかけた横柄な態度で「代わりに受け取ります」を繰り返し、「提出しないなら引き上げます」と引っ込みたがりましたが、「後日、用地調整室の担当者が受け取るように段取りしなさい」と言い渡して引き上げました。寒いなか、約一時間半も立ち話で交渉しましたが、以上の経過で、意見書の提出は見合わせました。

 翌日、渡井氏が「十五日午後一時四十分、用地調整室の担当官が正門前で受け取ります、無理であれば郵送してください」と電話で通告をしてきました。「会員たちが連絡を取り合って、各自の仕事をやりくりして都合をあわせるには時間がかかるので、来週月曜の十五日では無理だ」とこちら側の都合を伝えたが、相手の渡井広報官は全くそれには耳を貸さず、「伝えましたよ」と一方的に電話を切りました。運営委員会で相談した結果、このような不遜な対応を許すことはできないと、意見書の提出は見送ることにしました。
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