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第115号(2000年8月28日発行)

在沖米海兵隊普天間基地の名護市辺野古移設に反対する請願

アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン殿
ヘリポート建設阻止協議会(命を守る会)    
   
親愛なるクリントン大統領閣下

 私たちは、日米安全保障協議委員会で確認されたSACO合意による在沖米海兵隊普天間基地の移設地とされた名護市辺野古地区及びその周辺で生活する住民です。私たちは、この移設計画が明らかになった時、これ以上の新たな米軍基地の建設は、住民生活を脅かし、環境を破壊するという立場から、反対を表明してきました。私たちの地域には、現在、在沖米海兵隊のキャンプ・シュワブ、および辺野古弾薬庫があり、また同キャンプ・ハンセンと連動しています。現在に至るまで米兵による事件・事故、さまざまな演習被害、騒音、廃弾処理に悩まされていますが、残されたかけがえのない海まで軍事基地にされることは、もはや私たちの生活環境そのものが成り立たなくなってしまう結果となります。ましてや、辺野古の海には、国際保護動物としてのジュゴンが生息していることも明らかになっています。

 1997年12月21日には「ヘリ基地建設」の賛否を問う名護市民投票が実施され、82.45%の投票率で、反対票が過半数を占めました。名護市民の意志は明白であります。民主主義を否定することは許されません。

 よって私たちは、大統領閣下に以下の請願を行います。

 記 


1,在沖米海兵隊普天間基地の名護市辺野古への移設計画をただちに中止すること。
2,サミツト来沖を機に、日米友好と沖縄県民への感謝の気持ちを込めて、在沖米海兵隊普天間基地を自国へ持ち帰ること。




内閣総理大臣 森喜朗殿
ヘリポート建設阻止協議会(命を守る会)   
   
 私たちは、日米安全保障協議委員会で確認されたSACO合意による在沖米海兵隊普天間基地の移設地とされた名護市辺野古地区及びその周辺で生活する住民です。私たちの地域には、現在、在沖米海兵隊のキヤンプ・シュワブ、および辺野古弾薬庫があり、また同キャンプ・ハンセンと連動しています。そして現在に至るまで米兵による事件・事故、さまざまな演習被害、騒音、廃弾処理に悩まされています。私たちに残されたかけがえのない海、国際保護動物ジュゴンの生息するすばらしい自然環境まで軍事基地にされることは、もはや私たちの生活環境そのものが成り立たなくなってしまう結果となります。同じ日本国民であるのに、どうして私たち辺野古周辺住民、沖縄県民だけが、過重な基地負担を強いられなければならないのでしょうか。

 1997年12月21日には「ヘリ基地建設」の賛否を問う名護市民投票が実施され、82.45%の投票率で、反対票が過半数を占めました。名護市民の意志は明白であります。政府は「地元の頭越しにはしない」と常々強調してきましたが、実際は私たち住民には何らの説明もなく、民主的に決めた市民投票の民意すら無視されている現状です。

 よって私たちは、内閣総理大臣に以下の請願を行います。




1,在沖米海兵隊普天間基地の名護市辺野古への移設計画をただちに中止すること。
2,日米安保が必要というなら、全国で米軍基地の負担を均等に負うこと。米軍普天間基地の県外移設を実施すること。