軍用地を生活と生産の場に!
 
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第112号(2000年5月28日発行)

「復帰二八」周年
    
       五・一五集会

     
防衛施設庁要請行動

 
 そこは、新宿区市谷本町の丘の上に、国民の税金で改築された憲法違反の城の一角、防衛施設庁の会議室。門前のやりとりで、どうしても・約束の四人だけ・と鑑札(?)を首に掛けさせられた四人(一坪反戦地主会城間事務局長、関東ブロック上原代表ら四人)が連れて行かれたのは、四○人や五○人は入れるような大きな部屋。椅子の数だけでも二○はある。しかも相手は、後藤普天間用地対策係長、安村用地調整室長?ら八名!しかもこちらはあらかじめ氏名を確認されているのに、相手は二人以外は名のりもしない。上原代表に指摘されてしぶしぶ氏名を記入。

 それが終わったところで、二八年前の五月一五日は、米軍基地の強制使用が始まった日であること、我々は軍事基地をとりもどし、平和に利用するために活動してきたことを明らかにしたうえで、集会決議を読みあげて手交。

 続いて・一五年問題・をただすと「本日は申し入れ受けるだけ」と言っていた普天間基地対策室長が、何やらメモらしきものを見ながらボソボソとしゃべり出す。上原代表がそのメモをこちらに渡すよう要求すると、「出来ない」というので、それでは江戸時代の・寄らしむべし、知らしむべからず・と同じではないかと追及し、ゆっくり読ませて書き取ったのが以下の記述。「普天間飛行場の代替施設については、昨年一一月二二日、沖縄県知事が施設候補地にキャンプ・シュワブ水域内名護市辺野古沿岸域と提示され、又、一二月二七日に名護市長から受け入れの表明をいただいたところです。政府としては、このような経緯をふまえ、昨年末に普天間飛行場の移設にかかわる政府方針を閣議決定し、今後の取り組み方針を明らかにしたところであり、当庁としても、この閣議決定のもと最大限努力している所存である。」これはどうも「要請」の第一項に対する回答のようなものらしいので、第二項に入ろうとすると、「今日は受け取るだけ」と逃げ始める。約束の時間を大きく過ぎている(約四○分)こともあったので、後日、回答を聞きに来ることを通告し、加えて会うことを拒否している那覇防衛施設局に、一坪反戦地主会とも普通に対応するよう指導することを要求して、行動を終えた。      
     (O)