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第111号(2000年4月28日発行)

森喜朗幹事長(当時)の沖縄関連発言
  
 自民党の森喜朗幹事長(当時)は、三月二〇日、石川県加賀市内で行なった講演で、沖縄に関連して要旨次のようにのべた。(三月二三日付『沖縄タイムス』朝刊からの引用。森幹事長は発言の中で実名を挙げたが、同紙は「本人の名誉やプライバシーを傷つける恐れがあるため」Aさんと仮名にしている。)

(講演の前に昨年一一月に行われた天皇在位十年記念式典のビデオを上映、それを受け)さっきテレビでご覧の通り、みんな「君が代」を、ねえ(歌っていたのに)、沖縄のAさんだけ口を開かなかった。つまり、恐らく知っているんだろうと思うけれども、学校で教わっていないんですね。
沖縄はいろんな歴史、立場を抱えて、特に沖縄教組というのは共産党が支配していますから、沖縄の先生、沖縄の新聞、二つあります、琉球新報、沖縄タイムスも恐らくそうです。だから何でも政府に反対、何でも国に反対。ですから、子供もみんなそういうことを教わってきた。だからAさんは(「君が代」で)口を開かないんじゃなくて、歌ったことがなかったのかなという感じがしました。

  この発言に対し、県教職員組合などや県内二紙が激しく反発した。そのため、三月二五日、沖縄を訪問した小渕首相(当時)は、反発の緩和に努めた。 ところが同首相が、帰京後病に倒れたため、四月五日、森新内閣が発足した。森首相は、今も発言を撤回していない。 
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