軍用地を生活と生産の場に!
 
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第110号(2000年3月28日発行)

【新連載】

   やんばる便り 1
            
浦島悦子(ヘリ基地いらない二見以北十区の会)

  〈名護から〉報告とよびかけ
          
 昨年一二月二七日、岸本建男・名護市長は大多数の市民の意思を踏みにじって、米軍・普天間基地の名護市辺野古沿岸域への移設受け入れを表明した。私たち、ヘリ基地いらない二見以北十区の会は年明け早々、岸本市長に対し、この受け入れ表明は不合理かつ無効であり、ただちに撤回するよう求める要請を行った。その根拠として私たちが挙げたのは、次のような点だった。

  1.  二年前の市民投票で示された移設反対の市民意思は今も不変であり、市長は一貫してそれを「重く受け止める」と述べてきていること
  2.  岸本市長は「基地問題は終わった」として市長選に出馬・当選したのであり、「基地受け入れ」は公約違反であること
  3.  一二月議会において市長は「これまでの政府や県の説明では判断を下すのに不十分である」と答弁しているが、それ以降、政府や県から判断を下すに十分な説明があったとは思われないこと
  4.  市長は地元住民の意見を聞く場を設けると約束しておきながら、それを実現しないまま受け入れてしまったこと
  5.  市長は市議会で、基地建設の「地元」は久辺三区(久志、豊原、辺野古)のみと答弁しているが、辺野古に基地が建設されれば、その被害は久志地域(東海岸の一三区)全域に及び、とりわけ軍用機の進入路の下になる二見以北十区こそが最大の騒音被害地域となるにもかかわらず、その声をまったく無視していること
  6.  基地建設予定海域は国際保護動物・ジュゴンの日本で唯一の棲息海域であり、これを破壊することは地球規模の損失を招くこと
 私たちは、これが十区住民の総意であることを示すために、一軒一軒戸別訪問して署名を集めた。久志地域は名護市の面積の二分の一を占めながら、人口は一割弱の約五千人。その中でもとりわけ過疎化・高齢化の進む二見以北は十区全部でわずか二千人足らずだが、そのうち一〇四〇人の署名が集まった。

 署名簿を添えて再度の撤回要請を行い、再三にわたって地元住民との対話集会を求めてきた私たちに対し、名護市はようやく三月三日、年度内に市長が十区に赴いて地元住民と話し合う場をもつことを約束した。

 しかしながらその後、岸本市長は三月議会で「私は信念に基づいて(受け入れの)判断をした。それを覆すような地元住民との話し合いをするつもりはない」と答弁し、彼の念頭に市民はまったく入っていないことをあからさまに示した。私たちは市長が約束を反古にしないよう、あくまでその履行を求めていくつもりだ。すでに、年度末最後の三月三一日に市長との対話集会を開くべく名護市役所久志支所ホールを押さえ、各区区長をはじめ住民への参加呼びかけも行っている。

 それにしても、受け入れ表明以降、市長の顔つきが一段とひどくなったと、もっぱらの話題になっている。「やはり心は顔に出るんだね。私たちも気をつけなくては」と、市議会の傍聴席でささやきあったのだった。
                (つづく


ハンカチで「基地はいらない、平和の樹」を立てよう!
 使い古したハンカチに「基地はいらない」それぞれの思いやメッセージを書いて、それをつなぎ、「平和の樹」を立てる運動を呼びかけています。
 これは、新潟県巻町の女性たちが反原発運動の中で行ったハンカチ運動(巻町では「原発いらない、しあわせの木」と名づけて町のあちこちに立て、原発を止める大きな力になりました)に習ったもの。思いを込めたハンカチで作った「平和の樹」を名護市の至るところに「植樹」しましょう。青い空の下、サンゴの海を渡ってくる風に吹かれてひるがえる平和への思い、あなたの心。名護がいっぱいになったら、沖縄全島へ、全国へ、世界へ広げましょう。

〈呼びかけ&問い合わせ先〉

・ヘリ基地いらない二見以北十区の会
(電話:0980-55-8543)
・心に届け女たちの声ネットワーク
(電話:0980-55-8131)
・ 新たな基地はいらない、やんばる女性ネット
 
〈ハンカチ届け先〉

・ヘリ基地いらない二見以北十区の会
〒905-2265 名護市字汀間377−3
・ヘリ基地反対協議会
〒905-0012 名護市名護2497−1

※使い古しのハンカチのほか、古着や古いシーツ、余り布などをハンカチ程度の大きさに切ったもの(その際は、布がほつれないよう縁を縫って下さい)でも可。