軍用地を生活と生産の場に!
 
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第103号(1999年5月29日発行)

2,000人が戦争協力にNO!

東京行動へ沖縄から三七人

1999.5.19

 「つぶそう! 新ガイドライン法案とめよう! 特措法の再改悪」と、沖縄から三七名の聞う仲間が東京にやってきた。

 このうち浦添からのメンバーは横須賀軍港の視察へ。残ったメンパーは要求を掲げて国会前座り込みと、分権法案を審議する行政改革特別委員会メンバーヘの特措法再改悪反対の要請。東京行動団は三つに分かれての行動。夜は「戦争協力を許さないつどい」に合流と、精力的に行動!

 集会は、「一坪」の浦添プロック事務局長であるまよなかしんやさんの元気いっぱいの歌から始まった。

 上原成信さんの開会挨挨拶、国会報告が終わると沖縄・東京行動実行委員会のメンバーが、黄色や緑の旗やのぼりを持ってステージにあがる。「伊江島土地を守る会」「軍用地を生活と生産の場にとり戻す一坪反戦」「海上ヘリ基地いらない・反対協」「一坪反戦地主会北部プロック」「反戦地主会」「軍港を拒否する浦西住民の会」「那覇軍港の浦添移設反対浦添市職労」「NO MORE OKINAWA 1Feet Movement」「一坪反戦地主会浦添プロック」の文字が林立。

 集会プログラム四番目の「沖縄からの報告」は、東京行動団の金城さんの話から始まる。〈基地に悩みながら他国民を抑圧する側にも立たされている沖縄。二千万民衆の犠牲の上にたって民主国家に生まれ変わったはずの日本が、今、自らの軍隊を持って戦争に参加しようという曲がり角に立っている。そのための法律ができても、国民ははそれを許さない!という闘いをやり抜くことによって、この法律を形骸化することができる。我々は人間としての責任を果たそう。政府の企みを粉砕しよう>。

 続いて反戦地主会の照屋さん。〈きのう県庁前で、特措法改悪反対の座り込みをし、今日ここに来た。占領下は米民政府高等弁務官資金で、今はサミットがらみの地域振興策で基地強化を計っている。日本から、アジアから、アメリカ軍の十万人体制をなくすまで、ともに頑張ろう>。

 次は、あらたな基地はいらないヤンバル女性ネットの宜保さん。〈知事選に負けたのは、ヤンバルのすばらしさを若い人に伝えきれなかったから。えらい人まかせではないかという反省にたって会を出発させた。自分の命と暮らしを守るのは自分しかいない。足元の闘いをきちんとやって、ガイドライン法案を骨抜きにする>。

 最後は那覇軍港の浦添移転を許さない会の伊計さん。〈人間の命を導うのが軍隊の任務。これを絶対許さない闘いを進める>。

 各界からの挨拶では宗教者・労働者・女性・フィリピンの学生が力強い発言。そして集会アピールが井上さん(一坪反戦地主会会員)によって.「戦争を憎み平和を求める人よ、ともに立ちあがろう。今ならまだ間に合う。だが、明日では確実に遅すぎる」と結ばれた。

 会場の参加者二千入からよせられたカンパは四十万七千円。集会後、エイサーを先頭に国会請願。社民・共産両党議員とエールを交換した。