辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
kaeru
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
連絡先沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)、市民のひろば(03-5275-5989)


辺野古からの電話メッセージ

当山 栄さん(平和市民連絡会)


 皆さん寒いところご苦労さんです。辺野古現地から報告します。

 年末、12月25日に浜のほうのテントはたたんで、守る会事務所にテントを移して、そこで毎日座り込み行動を展開しています。

 今現在は、名護市長選挙の最中にありますけど、残念なことに辺野古移設反対の2人が立候補されて、現地の皆さんも今厳しい股割き状況に立たされております。そういう中で一本化を迫る運動もしていますけれども、まだ実現しておりません。

 他方、県民大会の準備が始まっています。市民たちが中心になって、1月15日に新報、タイムスにそれぞれ1300名ずつが1面を借り切って、県民大会、県民投票を成功させようというアピールを載せることになっています。

 そういう動きの中で県民大会実行委員会が1月7日に発足しまして、3月5日に日を内定して県民大会を作り上げていくという運動が開始されて、着々と準備が始まっています。超党派的な県民大会を実現し、3月にある最終報告を迎え撃ち跳ね返していきたいと思います。

 東京の皆さん、関東の皆さん、ともに頑張っていきましょう。



要請書


防衛庁長官  額賀福志郎 様
防衛施設庁長官 北原巌男 様

 新しい年——2006年が始まりました。辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会に参加する私たちは、辺野古の人びとに何がなんでも押しつけようという新基地建設の白紙撤回を求めて、今日もここ、防衛庁正門前に集まりました。

 昨年10月末に発表された「日米同盟:未来のための変革と再編」は、沖縄の基地負担軽減を謳っているものの、内実はさらなる基地負担を強いるものでした。これは「中間報告」だと強弁するなら、基地はいらないという沖縄をはじめとする人びとの怒りにみちた声に耳を傾け、米国政府と改めて協議し直すべきです。

 額賀長官は今月17日、米国のラムズフェルド国防長官と会談なさると新聞各紙が伝えています。よい機会です。普天間基地の即時・無条件の閉鎖と返還を求めて下さい。ラムズフェルド長官は普天間の危険性をよく承知しているのですから。1996年のSACO合意からもう10年たちます。一昨年夏の米軍ヘリ墜落事件のような恐ろしいことが再び起きないうちに、宜野湾市の人びとの不安な日々に終止符をうつべきです。

 さらに、ボーリング調査のためにたてた櫓を自ら撤去しなければならなかった事実を謙虚にうけとめ、辺野古に新しい基地をつくる計画を白紙撤回し、沖縄から基地をなくす方途を真剣にさぐるべきです。

 「誠心誠意」説明するという一方で、公有水面の使用権限を知事からとりあげるための「特別措置法」をちらつかせるなど「誠意」あるやり方とはいえません。辺野古の海を、そして海とともにある人びとの暮らしを破壊して何が「安全保障」でしょう。そのような「安全保障」などいりません。

 新年早々、横須賀で殺人、長崎でひき逃げ——と米軍兵士による犯罪が相次いでいます。軍事基地の存在が何をもたらすのかが、衆目の前に明らかにされています。

 軍事力では未来はひらけません。軍事基地をなくすことが、未来へむけての変革の第一歩です。

 普天間基地の即時・無条件の返還と辺野古新基地計画の白紙撤回をつよく求めます。


 2006年1月9日

 戦争に反対する中野共同行動