那覇市長選挙 カンパのお願い

    


 秋風の立ちそめた昨今、皆さまお忙しくご活動のことと思います。

 沖縄の米軍基地反対運動も、県知事選、名護市長選と敗北を重ね、更には名護市長リコール運動の挫折と、後退を続けています。その状況の中で、あとひと月足らずのうちに、県内最大の都市那覇市が市長選挙を迎えます。県知事を政府与党側に取られたうえに、那覇市長の職まで与党側に取られることは、沖縄の反戦・反基地運動にとって、たいへん大きな痛手となります。

 国内では、憲法九条の廃止を狙う改憲勢力との熱い闘いが続き、地上戦の体験を踏まえた沖縄の人々の平和運動に大きな役割が期待されています。また、国際的には南北朝鮮が統一に向けて動き出しており、遠からず駐韓米軍はその存在理由を失なって、日本に移動してくる可能性があります。その米軍移動をはねのける運動の焦点は沖縄の反基地運動になるでしょう。

 那覇市政は、前市長・平良良松氏が四期十六年、現市長・親泊康晴氏が同様四期十六年、併せて三十二年間にわたって米軍基地反対の姿勢を貫き、市有地の米軍用地契約を拒否してきております。その親泊氏が高齢のため今期をもって引退することになり、後任に那覇市の健康福祉部長・堀川美智子さんを推薦しました。沖縄の女性団体は県都那覇市に女性市長を実現させようと張り切っています。

 三十年以上にわたって目の上のたんこぶであった那覇市政を、自分たちの意のままに操るため、県知事選挙の時と同じように、政府与党は金に糸目を付けず、宣伝や選挙の専門家を大量に送りこんでいるようです。

 資金面で政府与党に対抗することは、とてもできることではありませんが、堀川さんを押し立てている市民運動の側は、選挙用のポスターやチラシを作る金にも困っているようです。これまで沖縄の反戦市民運動に協力していただいた、皆さんから幾ばくかのカンパを寄せて貰って、現地の運動を激励したいと思います。

 皆さんそれぞれが、自分たちの運動でも資金不足に悩まされていることと思いますが、少額づつでも大勢の方々にご協力いただければ、そこそこの金額になると思います。ご賛同をお願い申しあげます。

 2000年10月

呼びかけ団体(順不同 10月16日現在)


 郵便振替

 口座番号: 00150-8-120796

 加入者名: 沖縄一坪反戦地主会関東ブロック 

      通信欄に那覇市長選挙カンパとお書きください


沖縄に新しい米軍基地はもうたくさんだ!

堀川美智子さんを那覇市長に!

街頭情宣・カンパ活動 (11月5日 日曜日)

ぜひ参加を!

 11月5日告示、11月12日投票というスケジュールで、那覇市長選が行われます。この市長選は、単に沖縄の県庁所在地である那覇市の市長に誰がなるか、という問題ではありません。沖縄の反基地運動全体、そして本土の反戦・反基地・平和運動にとっても大きな意味を持っていると考えます。

 那覇市政は、「復帰」以前から32年間にわたって、米軍基地反対・市有地の米軍による強制使用反対の立場をとってきました。間近に迫った那覇市長選は、基地を受け入れさせようとする日米両政府と、あくまでも基地や軍隊を拒否しようとする市民・県民にとっての非常に重要な攻防点となっています。

 

 沖縄の人々の米軍基地に反対する闘いに連帯し、日本の戦争国家化に反対する私たちは、「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」などの呼びかけに応えて、反戦・反基地の立場から立候補する堀川美智子さんを応援するための街頭カンパ活動を行いたいと考えました。

 今年2月から、ほぼ月2回のペースで計14回にわたって積み重ねられてきた連続街頭情宣と同様に、「命どぅ宝ネットワーク」の人々が継続している定例の街頭署名活動に合わせて、共に、その場を共有する中で取り組みたいと考えます。

 那覇市長選の告示日である11月5日、これまでの街頭情宣行動をも踏まえて、諸団体・諸個人が合流する中から、銀座・数寄屋橋での街頭情宣行動を、ぜひ行っていきましょう!

 カンパは、「沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック」が集約している、那覇市長選のために送りたいと考えています。ぜひ街頭情宣行動に、一人でも多くの仲間の積極的な参加を!

日時:11月5日(日)

午後1時〜3時 数寄屋橋(銀座)

沖縄の反基地闘争に連帯し、「有事立法」に反対する実行委員会
(新しい反安保実V 電話/Fax:03-3368-3110)


沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック