主催者挨拶 上原成信
沖縄・一坪反戦地主会　関東ブロック代表　

　雨の中、みなさん、ありがとうございます。去年の４月１７日も、雨の中の集会でした。わたしどもは雨に縁があるのかもしれませんけれども、雨ぐらいでは、われわれの意志はくじけません。われわれは、このひどい法律の改悪阻止に向けて闘いますが、それだけではなしに、基本的に「米軍用地を生活と生産の場に取り戻すために」断固として頑張っていきます。

　日本政府はアメリカにものを言うことができなくて、沖縄県民の強い要求を押しつぶして、なお、沖縄に基地を、アメリカ軍基地を継続させようとしております。政府は日本の安全を守るためと言っておりますけれども、これは逆コースであって、平和は武力では守られるものではないとわたしどもは考えております。

　５０年前の沖縄戦が、そのことをあざやかに証明しているではありませんか。５０数年前に、日本政府は天皇制を守るために沖縄を犠牲にしました。１０数万、２０万の沖縄県民が戦死しました。日本軍も数万が戦死しております。こういう犠牲を出しながら、なお日本の政府は、物事をまともに見ることができない。今、再び、沖縄の強い要望を踏みにじって、米軍に沖縄を無期限に占領させようとしています。アメリカとの軍事同盟をさらに強めることは、決して日本の国の安全につながるものではないと私どもは考えております。

　私たちは米軍基地を取り返すまで、断固として頑張っていきますので、この雨の中に参加していただいたみなさん、ともに頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。