軍用地を生活と生産の場に!
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック ヤンバルクイナ
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年闘いの記録
2016年度


11月11日(金「辺野古埋め立て容認」の政府べったりの
      ”とんでもない高裁判決”破棄を迫る最高裁への行動
(参加人数約70名)
               
                                       呼びかけ 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

 朝から雨が降る寒い一日でした。行動がスタートする12:00ごろには、何とか雨も止みましたが。
 この高裁判決は沖縄差別そのものであり、高等裁判所の長が「沖縄差別は正当なんだ」というlこ
とを認めさせようとする「とんでもない判決」です。この判決を私たち首都圏に住むものとしてモノ申さ
なければ、沖縄差別を自ら認めたことになってしまいます。「私たちの内なる沖縄差別をしっかりと認
識する機会とし、ほんの少しでも最高裁を揺さぶりたい。最高裁に対して直ちに弁論を開かせ、公正で
、中立な審理を行わせ、この判決を最高裁で破棄させなければならない」の思いで、60〜70名の
人々がこの悪天候の中、馳せ参じてくれました。
 
 沖縄現地からは大城悟さんが電話メッセージを寄せてくれました。
 「沖縄高江では今、本土機動隊の暴力で5人もの仲間が不当逮捕され、そのうちの2名は事件から数週間が過ぎてから、
自宅で逮捕されるというめちゃくちゃな弾圧が行われている。政府はアメリカにせっつかれて何が何でも12月中に工事を終
わらせようと焦っている。高江の森はズタズタにされている。
 しかし私たち沖縄県民、高江住民は決してくじけない。高江の闘い、辺野古の闘いにとって、東京での今日のような最高裁
への行動は本当に心ろ強い。これからも連帯して闘いを進めていきましょう」

 呼びかけた一坪関東ブロックとしては緊急の呼びかけであり、悪天候も重なり、参加は30名ほどではないかと思っていま
したが、その倍以上の心ある人々が集まってくれ、最高裁にたいしてインパクトある行動ができたと思っています。            
                                                 (全文はこちらです)
 参加者の皆様ご苦労様でした。またウイットにとび、皮肉のきいた、多見谷逸郎裁判長の似顔絵パネル製作者に感謝です。




●2月21日(日)28000人もの人が参加した、”止めよう!辺野古埋め立て
                                     2・21国会大包囲”報告


 朝、目を覚ますと風はちょっと強く、肌寒く感じるが、昨夜の雨が ウソのように空は晴れ渡っていた。「よかった!。これで何とか人が集まるのでは」と胸をなでおろす。丸の内線、国会議事堂駅に着くと、昼前だというの官憲が公道を違法に規制していた。早速駅出口で違法規制の警察官に抗議をし、国会前に急いだ。
 
 
 1時半が過ぎるころから続々と人々が集まりだしてきた。そして2時、金城さんとその仲間たちによる三線演奏と歌で国会大包囲は幕を切って落とされた。
 主催者を代表し、野平氏が「政府は辺野古新基地建設工事の承認を取り消した翁長知事を裁判に訴えた。政府は沖縄の地方自治をも認めようとしない。沖縄を憲法番外地にしてはならない」
 「辺野古現地では連日県民が座り込みで工事を止めている。本土からも現地の闘いに参加しよう」「辺野古に新基地はいらない。政府の言う抑止力は全くのまやかしだ。沖縄の闘いに連動してこの本土でも闘いを盛り上げ、安倍政権を追いこもう」と力強く開会を宣言した。
 
  
 次に「辺野古に基地はいらない」、「辺野古新基地建設阻止」、「普天間基地は即刻は閉鎖」などの大コール。集会の雰囲気も一気に上がってきた。

 



 
 そして沖縄から満を持して参加が実現した、名護市長稲嶺進氏の名が紹介されると、国会周辺を取り巻いた民衆から、万雷の拍手が巻き起こり、集会は最高潮に達した。
 
 「名護は緊急事態です。防衛大臣、官房長官は新基地は名護が唯一だと言って辺野古新基地建設を強引に進めている」、
 
 「翁長知事が国の埋め立て申請を慎重に精査したところ瑕疵があることが分かった。そこで埋め立て承認を取り消しをした。すると防衛省、国土交通省、など政府がぐるになり、沖縄防衛局は国の機関であることは当たり前であるにもかかわらず、私人になりまし、国民を守るための法律を悪用し、知事の承認取り消しを停止するという暴挙をやってのけた。その上辺野古埋め立て工事の承認の代執行を裁判に訴えた。こんなことがこの日本でまかり通るのか」、
 
 「2月29日の第5回口頭弁論では私(稲嶺名護市長)が承認に立つ。私は今までに悪いことはしたことがない。まさか法廷に立つ事があるなんて思ってもいなかった。でもしっかり辺野古の埋め立て工事を強行している政府に道理はないことを裁判長に訴えてくる」、
 
「この裁判を勝利するには、裁判の外での闘い、応援が大切だ。この国会包囲に集まった人々の闘いを全国、いや海外まで広げ、安倍政権を退場させよう」と稲嶺市長は力強く訴えた。


 次にマイクを握ったのは沖縄からのもう一人のゲスト、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんだ。
 
 昨日までは辺野古現地で陣頭指揮を執り、21日(日)朝国会に駆けつけてくれた。いつも忙しく現地闘争の合間を縫っては全国を飛び回っている。先週、2月13日(日)には三鷹での集会にゲストで来たばかりだ。
 
 「辺野古の闘いは長い間続けられてきている。闘いが始まった数十年前には、このように数万を超える人々が闘いに立ち上がってくれるなどということは想像できなかった。感無量だ。ヘリ基地反対協の大先輩金城祐二さん、当山栄さんらはこの現状を見ることなく、逝ってしまわれたが、今空の向こうからこの様子を見ていることであろう」、
 
 「安倍は辺野古が唯一だ。その代わりとして沖縄の負担軽減を推進すると言っている。負担軽減というなら辺野古に新基地を作るのではなく、安倍の地元に持って帰れと言いたい。」
 「沖縄だけに基地を押し付けている。沖縄は差別されて続けているわけにはいかない。沖縄の声を無視し、アメリカの顔色ばかり窺っている安倍政権を倒そうではないか。」
 「次の参議院選では一人区では野党統一候補を押し立て、安倍に政権の場から退場してもらおう」。安次富浩さんは参加した各政党の国会議員に向けても声を大にして訴えた。
 

 沖縄選出の国会議員の発言各党の議員の発言、労働団体からの発言と続き、
 

 この集会も終盤にさしかかり、千葉県船橋市の市議会議員の岩井と三宅氏が登壇し、辺野古基地推進派の名護市議が全国800か所の議会に辺野古基地推進の陳情書を出しているが、これに真っ向反対し、陳情をつぶした船橋市の活動を紹介した。
 「辺野古の基地が必要か否かは沖縄県民、辺野古の住民が決めること。政府が決めることではない。ましてや船橋市民が決めることでは決してない。」、
 「辺野古の基地はいらないの沖縄の民意を尊重することは、船橋の地方自治を認めることを意味する。決してないがしろにすることはできない需要なことだ」という報告があった。
 
  そして、最後の発言者は全国土砂搬出反対全国連絡会の安倍悦子さんだ。
 「私は安倍と言います。安倍というのは嫌いなんですが」、 
 「私は30年間瀬戸内海の環境運動に携わってきた。瀬戸内海の美しい自然環境を守りたい。美しい海から土砂を削り取るの事を許さなず故郷を残したいという思いで運動を続けてきた」、
 「2013年沖縄にいるとき、沖縄防衛局が突然辺野古埋め立てのための土砂を小豆島から持っていくと発表した。びっくりした。早速反対運動に立ち上がり、今は8県17団体が全国連絡会に参加している。辺野古埋め立ての土砂の8割が本土から運ばれてくる。小豆島、長崎の五島列島、福岡の門司区、山口県つきかみ島等からだ」、
 「絶対に本土から土砂を沖縄に運搬させてはならない。再び三度、沖縄への加害者にはなってはいけない。ともにがんばりましょう」。私達も度や運搬阻止の署名に積極的にかかわる必要を感じた。

 
  午後3時。ついに包囲行動も国会を人間輪で完全に包囲するだけとなった。シールズ琉球の元山仁士郎氏がマイクを握り得意のラップ調でコールが始まった。 
 「辺野古に基地はいらない」、
「アメリカ軍は沖縄から出ていけ」、
「民主主義ってなんだ」、などなど、
 そして28000人の民衆の人間の鎖が完全に完成したのだ。
 
  国会議事堂正面の歩道は、稲嶺進名護市長、ヘリ基地反対協共同代表安次富浩さん、糸数慶子参議院議員を中心に民衆の解放区と化し、カチャーシーの乱舞となったのである。



    









1月29日(金)”国は代執行提訴を即座に取り下げよ! 辺野古埋め立てを中止せよ
                      衆議院第2議員会館前抗議行動”
(参加約130名)
 
  本日は代執行裁判の第3回口頭弁論が福岡高裁那覇支部で開かれた。那覇地裁前には前回を上回る1000人以上の県民が集まり、裁判をしっかり監視し、翁長知事を激励した。
 一坪Y氏から、その裁判の様子について、次のような報告があった。「政府、防衛省は沖縄を踏みにじる不当な代執行裁判を直ちに取り下げ、法事国家としての誇りを取り戻せ」、 「日本から100人以上の機動隊を派遣し、県民にたいして、あらゆる暴力で弾圧し、多くのけが人を出している事を謝罪し、辺野古新基地建設工事をすぐにやめよ」、「県民はこの裁判をしっかり監視している」、「翁長知事がんばれ、県民は知事を支持しているぞ」。
 沖縄県民の意気は全く衰えていない。この裁判に負けるわけにはいかない。辺野古に新基地を作らすことは沖縄の死を意味する。生きるために戦い抜く。沖縄の思いが伝わってくる代執行裁判第3回口頭弁論への那覇地裁前の抗議行動だ.
 


 本日の首都圏は雨も降り、手の感覚もなくなり、気温も零下ではないかと思うほど寒かった。
 しかし、当然と言っていいのか、沖縄の思いは首都圏に住む私たちに届いたのであろう、衆議院第2議員会館前には、この悪天候の中 、100名を超す人々が集まり、沖縄の闘いに呼応すべく、政府の横暴に対し、大きな抗議の声をあげた。

 沖縄県民の代執行の不当性を許さない不退転の闘い、そして沖縄の闘いに触発され、首都圏でも3回の代執行裁判の当日、政府に対して抗議の声をあげ続けてきた。沖縄と日本の連動したこの闘いにより、裁判所もさすがに今回の口頭弁論で結審できず、証人2名を認めざるを得なかった。地道に粘り強くタイムリーに闘いを続けていく事の重要さを多くの人が痛感したことであろう。


 辺野古シュワッブゲート前抗議の座り込み、海上でのカヌーによる抗議行動に参加してきた仲間から「ゲート前では連日機動隊の暴力に屈せず座り込み行動が展開されている。オール沖縄会議が結成され、工事車両を完全に止める曜日を水、木の2日に増やし、工事強行阻止行動が取り組まれている。海上でも海保の暴力に屈せず、カヌー隊が果敢な工事阻止の行動を展開している。首都圏に住む私達も沖縄現地に行き、沖縄県民の闘いを下から支えよう」という、現地の様子の報告と、現地の闘いへの参加の呼びかけがあった。
 
 そして東京在住、ウチナンチュー、A氏の次のような、心の底からの魂の訴えが、参加者の心を揺さぶった。
 「沖縄は武力を拒否する。決して武力で問題、紛争は解決しない。武力の犠牲になるのは住民だ。そのことは沖縄戦が証明している。紛争や問題はあくまでも話し合いで解決すべきだ。国と国の問題は外交的な話し合い、協議を通じて解決すべきだ」。沖縄はヤマトによって今も侮蔑され続けている。米軍の支配によって今も死の恐怖にさらされ続けている。腹が煮えくり返る思いであろうことは容易に推察できる。にもかかわらず、話し合いでしか問題は解決できないとの訴え、本当に重く受けとめなければならない。
 
 一坪、O氏から「辺野古の新基地建設阻止と同時に、政府防衛省による、与那国、石垣、宮古への自衛隊配備強化は着々進められようとしている。この自衛隊配備強化は、辺野古の米軍基地と相まって、沖縄の軍事基地要塞化につながる。ぜひ南西諸島への自衛隊配備強化にも注目してほしい」という訴えがあった。

 
 また地域での取り組みへの参加の訴えについて紹介しておく。三鷹で辺野古新基地建設反対の運動を地道に展開している一坪、T氏から、「2月13日(土)19:00〜武蔵野公会堂ホールで、沖縄から、ヘリ基地反対協・共同代表、安次冨浩氏をお呼びし、また地元三鷹にある国際基督教大学学生、シールズの本山仁士郎氏を招き、講演会を計画している。多くの人の参加をお願いする」との呼びかけがあった。
 
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