沖縄に米軍基地は「なじまない」
許さんぞ!特措法 4・6代々木公園大集会

集会決議

 政府は、5月14日の大量の米軍用地使用期限切れを前に、4月3日、「駐留軍用地特別措置法」改悪法案を閣議決定し、国会に上程した。私たちは、この国会上程に怒りを込めて抗議し、法改悪の成立を絶対に許さない。

 この改悪案は、米軍のために問答無用で土地を取り上げる為の法案であり、有事立法、そして沖縄差別立法そのものである。防衛施設局が「この土地を取り上げたい」として、首相が使用認定するだけで、たとえ使用期限が切れても、更に使用申請が収用委員会で却下されても、地主の意向や収用委員会の判断とは全く無関係に、暫定使用の名のもと永久的に土地を強制使用をすることができるというものが、今回の改悪案である。しかもこの暫定使用に対して、地主は法律的・行政的な救済手段を一切持つことができない。

 これは、かつて強制使用の法的根拠とされ、憲法違反との国民的批判の前に政府が適用を断念した「公用地暫定使用法」よりも悪質である。沖縄の米占領下の時に、一方的に個人の土地を取り上げた「布告・布令」と何ら変わるものではない。もし政府が法改悪を強行するならば、法治国家として歴史に残る汚点となることは間違いない。

 沖縄では県議会をはじめ多くの市町村議会で特措法改悪反対の決議が可決されている。政府は、沖縄県民、地主の声に耳を傾け、ただちにこの法改悪を断念するべきである。

 私たちは、沖縄県民の「基地の無い平和な島を」の声とむすび、特措法改悪を許さず、米軍用地強制使用阻止に向け、全力で取り組む。

                        1997年4月6日

 沖縄に米軍基地は「なじまない」
    許さんぞ!特措法 4・6代々木公園大集会 参加者一同


 集会の内容(画像あり)


声明・決議等][沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック