2001年7月6日

アメリカ合衆国 大統領 ジョージ・ブッシュ殿

おおさかユニオンネットワーク 代表 馬場徳夫

 去る6月29日、沖縄県北谷町で米兵による女性強姦事件が起きた。事件の容疑者は、米空軍嘉手納基地所属のティモシー・ウッドランド軍曹であり、沖縄県警は逮捕状をとって身柄の引き渡しを米軍に求めた。しかし、アメリカ合衆国政府は身柄の引き渡しを拒んでいる。その理由として、「容疑を否認している本人の人権を守る必要がある」「アメリカ軍の規律を乱したくない」等というものである。

 女性強姦事件の容疑者が判明しているにもかかわらず、逮捕されずにいることは、我々には考えられないことである。また、そのことを国の政府が容認することはさらに不可解なことである。アメリカ合衆国では、強姦容疑者は逮捕を免れるのか。強姦は刑罰の対象でないのか。今回の強姦事件と同じことが起きても、アメリカ合衆国政府は同じ対応を行うのか。

 今回に限らず、沖縄においては米兵による強姦をはじめとした悪質な事件が後を絶たない。これはひとえに、米軍基地が存在する故である。沖縄米軍基地は、アメリカ合衆国が引き起こす世界中における戦争のために存在している。沖縄基地からの直接的な出撃、またそのための準備・訓練が日常的に行われ、米軍兵士は沖縄住民を「人間」として見なくなっている。そのような中で、沖縄住民が被害を受ける悲惨な事件が相次いでいるのである。まさに悪の元凶は米軍基地にあるのである。

 大阪で運動する労働組合の共闘組織として、我々は今回の女性強姦事件およびこれに対する貴国政府の対応に強く抗議するとともに、以下のことを要求する。

  1. 強姦容疑者ティモシー・ウッドランド軍曹の身柄を沖縄警察に引き渡すこと。
  2. 今回の強姦事件を始め、沖縄住民が犠牲となった諸事件に対して、アメリカ合衆国として謝罪を行うこと。
  3. 沖縄に存在するアメリカ軍基地を撤去すること。

 以上

 おおさかユニオンネットワーク参加組合(同連名は省略)


出典:keystone-ML


米兵による性暴力事件に抗議する声明集



沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック