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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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5・15 復帰35年、防衛省抗議行動&抗議集会


防衛大臣    久間章生様                       2007年5月15日
防衛施設庁長官 北原巌男様              沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
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復帰35年目の怒りと抗議

「海上自衛隊掃海母艦 “ぶんご”が、沖縄辺野古事前調査で支援出動」のニュースに、私たちは真底驚き、怒り、そして悟った。「日本政府は本当に沖縄を再び戦場にする気なんだな」と。

 確かに、とっくに沖縄は島全体が米軍の戦闘訓練場と化し、自然は破壊され続けている。嘉手納や辺野古でのパラシュート降下訓練を始め沖縄の陸・海・空には網の目のように訓練区域が張り巡らされている。米軍再編で沖縄の基地負担軽減とは真っ赤なウソ。老朽化した基地を新基地に造り替える基地の機能強化であることは明白だ。PAC3の嘉手納配備に続き最新鋭戦闘機F22の嘉手納移駐、キャンプ瑞慶覧に次々と建つ兵舎、そして、あろうことか軍隊までも動かして、辺野古新基地建設を急ぐあまりの環境アセス法を無視した違法な事前調査が、明日5月16日にもジュゴンの海で始まろうとしている。

 昨日5月14日、憲法改悪への道へと続く国民投票法が成立した。35年前、沖縄が日本復帰に託した唯一の期待は“戦争放棄”を冒頭に掲げた「日本国憲法」の下での、ささやかな生存権の主張であった。だがやってきたのは日米安保条約、米軍の居座りと自衛隊だった。

 基地の存在は沖縄の経済・文化を先細り疲弊させるものだ。沖縄の所得(平均)は全国一低く、失業率は全国平均の2倍以上だ。繰り返し言おう、基地は人々を幸せにしない。

 政府の意図は、沖縄の永久基地化にある。過去にみられる沖縄への構造的差別支配の形態を巧妙な手段で押し付け、操ろうとする政府・防衛省に激しい怒りを感じ、復帰35年目の今日、あらためて以下、要求・抗議する。

1 キャンプ・シュワブ海域での事前調査を中止せよ
2 辺野古新基地建設を撤回せよ
3 海上自衛隊掃海母艦“ぶんご”は沖縄に行くな
4 沖縄の海の山も空も沖縄のものだ!

070515
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