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5・13集会への辺野古からのメッセージ

安次富 浩さん(ヘリ基地反対協議会)


 今晩は。いま辺野古、命を守る会の事務所前にいます。

 今日、辺野古沖に施設局がきました。平和行進の出発式をやっている中で、沖合いで10数隻の作業船、警戒船が出てヤグラ補強あるいは新たなヤグラを作ろうという画策を施設局はやりました。しかし、海上での1日の攻防で新しいヤグラを作ろうというのを阻止しましたし、ヤグラの補強も今日はさせていません。このように那覇防衛施設局は、ボーリング調査をあきらめようとしません。

 ましてや、夜間、26日の夜間での調査について、私達は自ら環境配慮事項を破っているということで施設局あるいは県に様々な形で抗議行動を展開した結果、沖縄県は夜間作業については環境配慮事項が守られてなかったということで中止の申し入れをしております。こういうことを勝ち取りました。

 しかし、現時点において施設局は止めるということは言わないので今日も夜間、ヤグラの上での座り込みは続いています。向こうは私達の闘いを消耗させようということで、日曜も土曜も作業中止というスタンスを崩し、日曜だろうが土曜だろうがいつでもやるという姿勢でいます。

 非常に、私達は24時間体制という厳しい状況を強いられていますが、それでも歯を食いしばってボーリング調査を体を張ってストップさせています。

 皆さんに訴えていきたいのは、非常に現場での闘いというのは過酷になりつつあり、しかし私達は何が何でもボーリング調査を止め、あるいは辺野古沖に新しい基地を作らせない、この共通の思いで今踏ん張っているところです。皆さん、私達の闘いに派遣やカンパを再度お願いしたいと思います。

 また、今、トランスフォーメーションで、日本政府、アメリカ政府は今日の報道によると嘉手納統合案が具体的に論議が始まっているというニュースも流れています。ほんとうに県内移設、基地のたらいまわしを沖縄県民に押し付けようとしているわけです。たらいまわしでなく、日米両政府による、むしろ基地のころがし、土地ころがしでなく基地ころがしを私達県民に押し付けようという、こういう差別構造をまたもや行おうとすることに満腔の怒りを覚えます。

 ここでの、今私達が踏ん張っているところは、60年間も沖縄が差別されてきて米軍の支配下に置かれているということに対する怒りがこの闘いのエネルギーになっています。

 皆さん、私達のこの闘いに今まで以上の皆さんのサポート、支援を訴えます。そして、辺野古の闘いを、さらに東京であるいは関東で支援の輪を広げてほしいと思います。おそらく普天間基地の包囲は間違いなく成功するでしょう。そして、6月、トランスフォーメーションの中間報告が出ると言われています。その中で県内移設を新たに提案するんであれば、私達はこの差別的日米両政府の回答を断固拒否して、これからも沖縄では新しい基地を作らせないそういう意味での闘いの継続を続けていきたいと思います。ぜひ皆さんのこれからも私達の闘いを支えてほしいと思います。

 辺野古のお年寄り達も、今歯を食いしばって皆さんの支え、支援を受けながら現地で、テント村で一緒に座り込みを続けています。私達は、辺野古の移設を断念させるまで、命を守る会、お年寄り達を支えながらこれからも踏ん張っていきます。本当にあと一息のところです。そのことを皆で確認しあいながら、毎日海に出、防衛施設局と対峙しながら基地建設の阻止、ボーリング調査をさせないの毎日の闘いに皆で作り上げているということで報告とさせてください。最後に、ほんとうに皆さん方の支援が私達県民の闘いの支えだと、またそれを励みとしてこれからも続けていきたいということを決意してアピールに代えたいと思います。



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