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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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ボーリング調査中止、普天間基地の辺野古移設計画の撤回を求める決議

 那覇防衛施設局によるボーリング調査を阻止してから本日で100日を迎えました。この100日問、ボーリング調査の中止と基地建設計画の撤回を求めて、地元のおじぃやおばぁたちを先頭にして来る日も来る日も座り込みを続けてきました。しかし、那覇防衛施設局は地元住民の願いをまったく聞き入れず、ボーリング調査の強行実施を押し付けることに終止しました。そして、日本政府はアメリカ政府からも辺野古移設計画の全面見直しが打診されているのにもかかわらず、「米国からの打診はない」と知らぬ存ぜぬを決め込み、ただただ「SACO合意の着実な実施」を繰り返すのみであります。

 他方、沖縄県当局は「辺野古移設を進めるのが県の立場だ」と強弁し、名護市当局に至っては辺野古区民の苦悩を顧みず現状を放置しているのみです。県民の生命と財産を守る立場にあるべき県、市当局が、ここに至ってもなお国の意に沿って基地建設を推進する役目を果たしていることは、国策の名の下に地元住民を見殺しにすることに等しいといわなければなりません。

 県民の頭越しに基地建設を押し付ける政府、県・市当局になんらの正当性もありません。子や孫のために命がけで座り込み基地建設反対を訴える地元住民にこそ正義がある事は明白です。

 私達は、座り込み100日にあたり新基地建設を断固として反対し、ボーリング調査の中止まで座り込みを継続していくことを改めて表明します。そして日米両政府による県民への基地押し付けに対して強く抗議すると共に、ボーリング調査を直ちに中止し「SACO合意」を見直し普天問基地の辺野古移設計画を撤回するよう求めます。又、稲嶺知事と岸本市長に対し名護市民投票で示された「基地建設反対」の民意に基づいて辺野古移設受け入れを撤回するよう強く求めます。

 別紙「基地建設座り込み100日集会アピール」を添付し以下の諸点について申し入れ致します。

(1)ボーリング調査を直ちに中止すること。
(2)「SACO合意」を見直し普天問基地の辺野古移設計画を撤回すること。

以上を決議します。

2004年7月27日 
基地建設阻止座り込み100日集会 

 宛先
米国大統領   ジョージ・W・ブッシュ 殿
内閣総理大臣  小泉 純一郎 殿
防衛庁長官   石波 茂 殿
沖縄県知事   稲嶺 惠一 殿
名護市長    岸本 建男 殿