┃憎まれ愚痴入口木村書店┃  創価学会-公明党項目別案内

池田大作独裁:創価学会批判事始め

 本誌別項「戦争被害調査法」「院内」の奇妙な動きとの関係で、急遽、『歴史見直しジャーナル』29号(1998.8.25)で簡単に要約した記事を、若干増補して収録する。

 同誌での題名は、週刊誌風に非常に長くて、「憲法違反(20条・政教分離)居直り、日蓮正宗の本山から破門の創価学会=インチキ新興宗教のメディア支配戦略」だった。

 日本国憲法20条1項には、「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」とある。

 いわゆる「政教分離」はヨーロッパで、ローマ法王支配、宗教戦争、フランス革命などを経て徐々に確立されてきた政治的原則である。もちろん、キリスト教民主党などと名乗る怪しげな政党もあり、唯一の超大国大統領ブッシュは湾岸戦争開幕の日に公式の場で、「今朝、教会で祈りながら泣いた」などの嘘っぱちを並べ立てた。

 そのアメリカに憎悪の炎を掻き立てざるを得ない立場のアラブ諸国の大部分も、未だに厳しい宗教支配の下にある。

 だから日本でも、ともいえるが、日本で「公明党」の公然たる2枚看板の居直りが見逃されている最大の理由は、創価学会のメディア戦略の成功にある。

 その手口は知る人ぞ知る状態だが、日本国内の最近のメディア対策については、『噂の真相』(96.8)記事「池田大作レイプ事件報道をめぐる創価学会の熾烈な『週刊新潮』攻撃」が、非常に詳しくて分かりやすい。

 その『噂の真相』記事を要約しつつ、私なりの注釈を加えると、創価学会は、あれだけの巨大組織がありながら、自前の印刷所を作り、そこで外注も受けることにした方が得に決まっているのに、絶対に、そうはしない。逆に、日刊の機関紙『聖教新聞』などの印刷を、大手紙に委託しているのである。

『聖教新聞』の印刷は赤字精算会社の毎日新聞が一番多い。その一部を移す取り引きを背景に、読売新聞から池田大作『私の世界交遊録』を出版した。「(読売関係者)」の言によれば、この提灯持ち本は、「すでに30万部」も売れている。学会員が買うのだから、池田大作の懐具合にも、創価学会の財政にも、まったく響かない。朝日新聞では系列のスポーツ印刷が『創価新報』を印刷している。時事・共同通信、テレヴィ局などにも、様々な懐柔策がめぐらされている。だからこそ「レイプ」事件「提訴」に関して全国紙報道は無視同然だったのである。

 逆に、学会が敵視するのは、おかしなことに一般には「右」と目されながらも、日刊紙を発行していない商業主義的野次馬ジャーナリズムの雄こと、新潮社、文藝春秋となる。そして、潮出版社発行の月刊雑誌『潮』その他は、「右」の新潮社、文藝春秋を批判する「左」の「良心的書き手」をも、味方に付ける絶好の場となっているのである。

 潮出版社は、いわずと知れた創価学会広報機関である。私を名指しで誹謗中傷する記事(執筆者は渡辺武達同志社大学教授)を載せた家庭婦人向け月刊誌『パンプキン』の発行元も、潮出版社である。

『マルコポーロ』廃刊を仕掛けた「いかさまナチハンター」組織のサイモン・ウィゼンタール・センター(SWC)は、創価学会との連携を誇っている。機関雑誌に「創価学会を技術的に援助した」と記している。創価学会の方でも、日刊の機関紙『聖教新聞』の記事でSWCとの池田大作との連携をデカデカ書き立てている。いわば国際戦略版の池田大作広報である。

 国家の政治と軍事の関係では、国内の危機を対外侵略によって、ごまかすことが多い。池田大作の独裁支配下にある創価学会も、これと同じことをしているのである。

 池田大作が最初にSWCを訪れたのは1993年である。創価学会は、この2年前の1991年(平3)、長年の紛争の末、日蓮正宗本山から、ついに破門された。宗教団体としては崩壊・倒産の危機である。以後の、つっかえ棒の工夫の一つが「世界の池田大作」の宣伝である。この道の先輩、笹川財団と同じ狙い目で、財政困難の連合国(国連)などを絶好の鴨とする。「創価学会インターナショナル」(SGI)と称する国際組織まで作っている。

 1992年のカンプチアPKOで一躍有名人になった明石康氏に関しては、退任後に創価学会を背景に選挙に出るとの噂が流れた。今度は自民党が都知事に担ぐようだが、これも創価学会の組織票目当てが知れ渡っている。

 では、創価学会の威力の秘密とは何だろうか。これは簡単明瞭である。ご本尊はなくとも、金なら、「善男善女」の献金にはこと欠かないから、ふんだんに供給できる組織だからである。なぜか。この答えも、実に簡単である。

 どこの宗教団体でも入信者は「人の良い」善男善女である。オーム真理教の信者でさえも例外ではなかった。だから、逆に言うと、信者が「良い人」だという事実は、「良い宗教」の必要十分条件には絶対にならない。ましてや、その教祖が良い人間とする証拠だなどとは、夢々信じてはならない。むしろ、大宗教団体の教祖は、善男善女を上手にだまして金をまき上げる術に長けた極悪人である可能性の方が高いのである。

 以上。

週刊『憎まれ愚痴』7号の目次に戻る

創価学会-公明党

WEB雑誌『憎まれ愚痴』に戻る

バックナンバー

バックナンバー目次一覧

連載記事一括

各号の時事論評&投稿一括


憎まれ愚痴総合案内
雑誌『憎まれ愚痴』
木村書店
亜空間通信
亜空間放送局

2003.3改