news-button.gif (992 バイト)  210 樋口篤三さん、逝去 (2009/12/30掲載 )

 労働運動家の樋口篤三さん(81歳)が、12月26日に逝去されました。謹んでご冥福を申し上げます。葬儀は、29日に家族葬で行なわれました。夫人は喜美枝さんで、ご自宅は 352-0032 新座市新堀1-10-6 です。
 樋口さんは長い期間、身体のあちこちにガンを患い、医師も驚くほどの努力で治療をされ、その間、外国も含め、各地に講演、その他の活動を続けて来れれました。本欄の
 「いい人」情報にもたびたび、状況をお知らせしてきましたし、本「ニュース」欄でも、樋口篤三さんの傘寿・出版をお祝いする会 (2008/09/16掲載) が掲載されてあります。
 
いずれ、関係者によって、いろいろな偲ぶ集会が計画されることになっており、決まり次第、本欄でお知らせすることにいたします。とりあえず、昨年に出版された樋口さんの著書『社会運動の仁義・道徳――人間以下に生きるべきか』(同時代社)に掲載された略歴を以下に転載しておきます。

樋口篤三(ひぐち・とくぞう)
 1928年、静岡県沼津市で生まれ育つ。44年、海軍甲種飛行機予科練習生(土浦――厚木)。戦後、横浜高商卒。47年民主革命に参加。
48年3月産別・東芝堀川町労組書記局。以後、京浜労働運動、川崎生協、日本共産党専従などの中で、党から二回除名、資本から四回首切り。
 1975〜86年「季刊労働運動」代表、「労働情報」編集人・全国運営委員長。現在、協同社会研究会共同代表、東久留米市民自治研究センター理事長、キューバ円卓会議共同代表、日本労働ペンクラブ会員、「これからの社会を考える懇談会(コレコン)」、「警察・検察の不法・横暴を許さない連帯運動(連帯運動)」などで活動。
 著書に『右翼「労戦統一」反対』(柘植書房、1981年)、日本労働運動――歴史と教訓』(第三書館、1990年)、『めしと魂と相互扶助』(第三書館、2002年、労働ペンクラブ賞受賞)、靖国神社に異議あり――「神」となった三人の兄へ』(同時代社、2005年)