経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その128 2019年11月29日 トリチウム等不完全処理水856兆ベクレル超を海に流すな、東電福島第二原発に保管せよ! 〜原子力マフィアのトリチウム等放射能汚染水の海洋への垂れ流しを許さない〜 |
11月18日(月)に「資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力発電所事故収束対応室」が「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第15回)」を開催した。これを受け、同日にNHKが「海洋または大気に放出か トリチウム水処分 近く提言まとめへ」と報道した。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191118/k10012181751000.html? NHK報道から ◆ 福島第一原子力発電所にたまり続けるトリチウムなどを含む水の処分方法について、国の有識者会議では海洋か大気に放出する案を中心に今後、議論が交わされる見通し ◆ 構内のタンクには現在およそ117万トンの水が保管され、毎日170トン前後、増え続けている ◆ 先月末時点の(10月まつ)貯蔵量117万トンの水に含まれるトリチウム量は856兆ベクレルと推定 ◆ 福島の事故前、国内すべての原発から海に出ていたトリチウムの1年間(5年平均)の量の2.2倍 ◆ 有識者「まだ未知の状況。かなり慎重に議論しないといけない」 国の有識者会議の会合のあと、委員を務める福島大学の小山良太教授は「技術的、科学的にできることはわかってきたが、実際には社会や地域、あるいは海外でどういう影響が起きるのか、まだ未知の状況にある。地域の産業の復興がようやく進んできている段階でもあるので水を海などに放出し、処分するというのはかなり慎重に議論しないといけない」と話し、風評被害の影響を含めてさらに議論を深める必要があるとしています。? また、経産省は11月21日に「東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の現状に関する在京外交団向けの説明会」を開催し、世界にも海洋放出に理解を求めた。 https://www.meti.go.jp/press/2019/11/20191121001/20191121001.html ここでも、今迄世界中でトリチウム汚染水を海に流している図を示して、「福島でも海洋投棄していいじゃないか」と言わんばかりの説明。核実験や原発で海を汚し続けている証左なのに。 私は東電福島第二原発敷地(以下、ニエフ)に保管することを提案する。 イチエフ敷地にタンクが一杯で2022年夏には満杯になるから海洋放出をと経産省も東電も訴えるが、なぜ東電の敷地でイチエフから12km南に位置する福島第二発電所に持っていかないのか? ニエフは廃炉が決まっており、敷地面積が147万uもある。トリチウムは半減期12.3年であるし、東京電力もニエフの敷地を活用することの有用性を否定しなかった。 海洋放出する前にトリチウム以外の放射性物質について告示濃度比総和1を下回るまで二次処理する方針としているが、だったら二次処理水をニエフに運んで新しいタンクに保管すればいいではないか!? |