自治労音協通信

   NO26号/98.3.25発行

   2面

充実した歌唱指導で仲間の歌をひろめる

第十二回中国地連青年・女性夏期交流集会

台風にも負けず若き力は結集した!

山口県秋吉台家族旅行村

広島県世羅町職 大霜孝治

 第一二回中国地連夏期交流集会は、九七年七月二六日〜二八日に、山口県秋吉台家族旅行村で、中国地連五県本部から、四五○名を超える参加で開催されました。天候は最悪の台風直撃の中で、前日の実行委員会では、各県の参加が危ぶまれる中でしたが、無事開催することができました。

幸いにも、現地では、体育館を押さえていたため、屋内で宿泊も含めて行える状況で、多くの参加にも関わらず、全日程をこなすことができました。

文化班は、各県から二名の要請で構成しました。音楽活動家養成講座を受講した私と、広島県本部の西岡さん、山口県本部の金子さんの三人を中心とし、前日から、開会集会の打ち合わせを行い、全十曲あまりの歌唱指導曲を用意しました。開会集会は、台風の影響で、若干開始時間が遅くなりましたが、世羅町職から、重田さん(養成講座講師)にオブザーバーとして参加頂き、演奏の充実を図りました。また、前回の夏期交でも参加している、山口県本部の斉藤さんの歌声と、島根県本部の森山さんのキーボードで、我々文化班の層も厚くなり、充実した歌唱指導ができたことも、今回の夏期交での大きな成果であると言えます。

歌唱指導(シングアウト)は、開会集会の前と、文化交流の前、最終日の閉会集会の前と、解散後の送り出しで行いました。

各歌唱指導では、事前に配布済の「しおり」の中の曲と併せて、現地で増す刷りした楽譜を使用し、三曲(心の翼・大地のメロディ・オンザロード)を指導曲としました。しかし事前に担当を決め、指導体制を整える為の協議が実行委員会の中でうまくいかず、文化班として、指導すべき曲が早くから選定できなかったことが、惜しまれるところです。このことは今後の課題となってしまいました。文化交流では、各県から構成詩や歌、地元の民謡なども飛び出し、また、恒例の朝鮮歌舞団の皆さんの歌や踊りで、盛り上がりました。台風の影響で、体育館での開催となったため、夏の虫にも悩まされることもなく、会場全体が一つになり、熱気を上げていました。

今回の夏期交で、私は職種別分散会の座長に当たっていたため、歌の事前練習や、日程調整で文化班のメンバーには大変ご迷惑をかけたことと思います。文化班の発表ができなかったことも一つの反省点であると言えますが、次回の夏期交は、広島県で開催されますが、もっともっと充実した内容にしていくことが必要です。

最後に、台風の中、専門班の皆さんのご苦労と、参加者の皆さんの熱い情熱があってこそ、この集会が成功した要因だと思います。

常に冷静な目でいた

・・・九八日音協北海道学校報告

全道庁 村雲 孝

 FMカンパニー(日音協北海道支部)の九八年学校が、一月九日から三日間の日程で札幌市手稲研修センターを会場に開催された。例年、年明け早々に学校、六月に合宿を開催しているのだが今年は参院選があるため、合宿については未定となっている。

 学校での獲得課題は、四月富山での「はたらくものの音楽祭」に発表する作品をモノにすることだ。したがって、意志統一が出来たらすぐ各自創作活動に入る。参加メンバーのほとんどは常連なので、打ち合わせ・話し合いにはあまり時間がかからずに済む。

 講師ではなく、ゲストに岡山県牛窓町在住の窪田聡さんを呼んだ。しかし、個々人には創作についての具体的指導・助言はなされなかったようだ。三日間付き合ってもらったが、最終日の作品発表の時に感想・批評をいただいた。しかし批評するに値するものだったかかどうか。ボタさん自身も窓からの景色に触発されたという小さい曲を一曲発表したが、隠れた名曲候補が隠れたままにならないことを願っている。

 久し振りに、元国労メンバーのサークル「ブルー・トレイン」が集結し、学校での音響機材を活用してレコーディングをおこなった。この成果は近日中にCDとなって全国の仲間に届けられるとのことだ。もちろん、購入希望の人のみなのだが。

 三日間の汗の結晶である創作作品は、とてもそのままでは音楽祭の発表曲としては使えそうもなかったので、後日かなり手直しすることを全員に通告せざるを得なかった。作品自体は、「これっ」といったものが出来なかったが、夜はフリー演奏付きの宴会でかなり盛り上がった。このことを目的に参加している者も、どうやらいるようでもある。

 特別に報告すべきカリキュラムでもなかったので、学校に参加したメンバー・ゲストの行動スケッチ・近況めいたものを、常に冷静な目でいた(ハズの)私からの報告として以下記載してみる。何かの参考にしていただきたい。なお、日音協北海道支部の主催なので自治労メンバーばかりでないことを理解いただきたい。

@石川加鶴子 ニセコでペンションを経営。土・日とスキー客が入ったため、金曜日一日のみの参加。二日目の朝にはあわただしく帰っていったが、いつも学校・合宿には欠かせない人。タドンのような音符を書く。

A大貫裕弘 (足寄町職)「なんもかんも忘れて」の作者。松山千春と同じ高校だそうで、音楽的な影響は全く無いようだが、演奏時のスタイルには一種独特の「こだわり」を持つ。前回開催後、久しく経過している自分のコンサートの開催について周りからけしかけられていた。

B佐藤和弘 (全道庁室蘭)函館土木現業所から室蘭に転勤となった。雑いギター演奏と何をいいたいのかよく解らない歌に意外にファンがいる。ブルー・トレインのメンバーでもある。

C川音裕美 (足寄町職)FMカンパニー関係者のほとんどが知らないうちに網走の教員と遠距離結婚をして姓を渡辺に変更した。独特の声のファンが全国的にいるらしい。

D榊原隆子 (札幌市職)札幌市立中学校の管理栄養士。ブービーバンドの実質的支配者。字がとても上手だが、弱点はボーカルの高音が出にくいこと。今回の学校では比較的に静かだった。体調が不調だったのかも知れない。

E磯野宏之 (札幌市職)ブービーバンドのフラットマンドリン弾き兼ボーカリスト。ある時は謎の中国人、ある時はコザックダンスの踊り手。十ケ国語を操るが日本語が不得手。スーパーマリオともいわれるが、而してその実態はFMカンパニーの事務局長。

F桑野 功 (札幌市職)ブービーバンドのギター弾き。いつも帽子を頭から離さない。痩せた体に木枯しがきつい季節だったが、ようやく春がもうすぐという季節となったので元気だった。

G的場芳男 (全電通)ゲストとして二日目から参加。豪華な伴奏陣を従えて「奪われし野に春はくるか」や「祖国はひとつ」など、延々とワンマンショーを繰り広げた。

H富岡徹 札幌市内の高校に勤務する詩人。過去に何回も詞の講座を担当してもらったが、不肖の生徒達は相変わらず主語・述語がわけわからん歌詞しか書けずにいる状態で、最近では「ただ、酒を呑むためにだけに参加」という態度を貫いている。

I北山清喜 (全道庁)網走の耕地出張所に勤務。愛用のマーチン○○○ー二八も所有者になじんできて、いい音を出しているそうだが、なぜか今回の学校には国産のギターを持参してきた。不測の事態を恐れてのことと推察される。

J佐久間道子 (全逓小樽)郵便局に勤務しながら、夜は大学で経済学を学ぶガンバリ屋。今回、工藤先生を連れてきたのが唯一の減点対象か。

K工藤先生 (北教組)佐久間さんの小学校時代の恩師。音楽は専門外だそうだが、アコーディオンの他にもリコーダーを吹いたり、東北民謡も唄う。定年間近の熱血先生。でも自分がアコのメインでボタさんにアコ伴奏させようという了見は、人民大衆から支持をされなかった。 その他のメンバーについては省略。ボタさんは十五日まで道内あちこち歩き回ったということだけ記しておきたい。

■第19回自治労仲間の歌に応募しよう!

自治労報道出版局・青年部は今年も仲間の歌を募集しています。

 昨年は佳作曲三名、紹介曲一名でした。締め切りは五月二〇日です。

 五月の月末(五月三〇〜六月一日)に予定されている、第一九回青年・女性音楽活動家養成講座では、今年の中央大交流集会での発表の為に、選ばれた曲が課題曲として参加者にうたわれ、また中央交流集会でも発表されることになるでしょう。

 多くの青年・女性そして老若男女を問わず、多くの人々に共感を与え、広められる曲をあなたも是非応募して下さい!

 応募資格/自治労組合員とその家族

 応募先/自治労青年部

 締め切りは5月20日

 郵送先/〒102-8464東京都千代田区六番町一自治労会館 自治労青年部

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