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書名:  獄中で見た麻原彰晃
著者: 麻原控訴審弁護団編
価格(税抜): 1,000 シリーズ:  発行: 2006年2月 ISBN: 4-7554-0162-3

 元受刑者が見た精神の均衡を完全に失った麻原被告。彼にはすでに訴訟能力はない。
 本書は、元受刑者Aさんが見た獄中での麻原彰晃の実態をまとめたものである。獄
中での彼の様子が、これだけ具体的に、生活の細部にわたって伝わるのは初めてのこ
とだ。
 世間では、弁護人が裁判の引き延ばしをしている、麻原は詐病だ、といった批判が
出ている。しかし、元受刑者の報告や、娘さんの接見記、精神科医師の意見書を読め
ば、東京拘置所で麻原はどういう状態なのかがわかるだろう。精神を病み、意識を失
った人間を法廷で裁き、死刑にすることに何の意味があるのか。



目次
第1部◎獄中で見た麻原彰晃 5


第2部◎娘たちの接見記
●父の身に何がおこったのか 36
●九年ぶりの再会 しかし父は…… 45


第3部◎控訴審弁護士が語る麻原裁判
●控訴審の経過と現状 松下明夫 52
●麻原さんとの接見状況について 松井武 56
●控訴審弁護人に聞く 松下明夫・松井武 64


第4部◎資料篇
●麻原彰晃氏控訴審の経過概要 82