秘書の小部屋 2004.10

2004年10月31日(日)雨のち曇り

二転三転したイラク人質事件は、最悪の結果が判明しました。誤報が相次いだせいか、いざ発覚した時、テレビ各社の扱いが素っ気なくて奇妙な感じがしました。もしかしたら、日本国民が大騒ぎして一気に反戦反米撤退ムードが盛り上がらないよう、意図的に誤報を流したのかしらん?

犠牲者を、馬鹿だ軽卒だ、となじる声がさんざん上がりましたが、そんな危険な所へ行くのが馬鹿ならば(臆病者秘書なら絶対行きませんが)、行かされている自衛隊は大馬鹿なのでしょうか。秘書の脳味噌では演算ができません。編集長は凡人秘書には理解不能なことを言い出しそうだし・・・

テロに屈しない、と勇ましい声も上がっていますが、そもそもイラクをそんな危険地帯にしてしまったのはイラク人ではございません。よそ者ではござらんか。「凶悪」ザルカウィー(テレビで凶悪そうな面の映像を何度も流して残忍とか叫んで下さるもので、脳味噌がきれいに洗い流されそうです)もよそ者だけど、もっとデカイ面のよそ者がおりますがな。

それにしても、イスラエルからイラクへの旅は不可解です。

2004年10月30日(土)雨

頭が痛くてたまらない秘書は、じっとお布団にもぐっております。単に怠惰なだけだと言うなかれ。

健診で、どこも悪くないとお誉めの言葉を頂いた秘書ですが、つくづくと結果表を眺めて見れば、確かに全ての検査値が正常範囲内ですが、おいっ医者よ、ちゃんと見たのかヤブ呼ばわりしてやるぞ、というものです。

低血圧体質の秘書は、その昔は上が70で下が40という、ほとんど生きてる死体みたいな血圧値の一時期もありまして、ここ10年は上が90-100、下が60位で安定してあったのですが、先日の数値は上が140に跳ね上がっております。

明らかに高血圧だよお。頭が痛いのもめまいがするのも肩がこるのもそのせいでしょうがあ。

一念発起。体質改善につとめます。まず少し痩せましょう。揚げ物はやめましょう。食事代わりにケーキを食べるのもやめましょう。夜中に酒を飲むのはやめましょう。運動します。でも今日は取り敢えず寝ていたい・・・

そんな秘書を「災害で生き延びても避難所で死にそうだな」と評する同居人は、ひとでなしです。

2004年10月29日(金)晴れ?

その昔、生ゴミ(燃えるゴミ)の収集は週に3回でした。ゴミの収集体制が見直しになって週2回になりました。秘書の知人たちは「回数を減らすなんてとんでもない」と文句を言っていました。実際に行政に抗議をした人もいたようです。

秘書んちはその頃からゴミが少なかったので、(どうでもいいや)と思っておりました。林檎も柿も皮ごと食べちゃうし、大根の皮は即席漬け、もちろん葉っぱはすべていただきます。魚の皮も骨も食べちゃうし(皮を残すなんて信じられない。あんな美味なものを)、賞味期限が多少切れたって鼻を利かせて食べちゃいますし、どうしようもない場合は、こっそりプランタに埋めちゃいます。

10月からゴミが有料化されました。指定のゴミ袋に入れて出さないと持って行ってくれません。5、10、20、40リットルの4種類で、お値段は確か100、200、400、800円。秘書んちはもちろん一番小さい5リットル1枚が10円のです。

さあ、困った。

秘書んちのゴミは1回2リットル位なのです。半分にしかならない有料ゴミ袋を、この秘書が捨てると思いますか。結果、1週間ゴミ箱に入れられた生ゴミは程よく醗酵して、つーんと刺激的な酸系の匂いを放ちます。

プランタにねじ込むにも限度があります。泣く泣く半分しか入っていない袋で捨てるか、あるいは匂いくらい耐え忍ぶべきか(寒い時はまだしも、夏は地獄だ)、身をよじって悩んでおります。

(平和って、多分こんな些細な感じのところにあると思います。)

2004年10月28日(木)晴れ

お寒うございます。毎日がこの冬(秋?)一番の冷え込みと言われております。本日も11月並みの気温だそうです。我が貧乏社屋は底冷えがいたしますが、まだマシでございましょう、と思いつつ、こういう相対的な幸福感はろくなものではないことも感じております。

“幸せ”とは、絶対的な価値観でありませぬか。屋根のある所で寝られるんだから地べたで寝るより幸せだ、と言われても、やっぱり自分のお家のいつもの寝床で寝たいです・・・ 仮に一次的に高級ホテルのふかふかベッドを与えられても、やっぱりいつもの自分の寝床が一番です。

10月もあと少しで終わりです。10月の末日は、あのハローウィン蛮声節、違う(うるさいのは編集長だけで十分)、『万聖節(All Saints' Day)』です。因みに、『万愚節(オール・フールズ・ディ)』とは、4月馬鹿エイプリル・フールのことです。表記が英語とカタカナなのは、それそれ別のサイトから引っ張って来たからです。直せばいいんでしょうが、めんどくさくて・・・(人生が黄昏れちゃっているもので)

ハローウィンといえば、ドテカボチャ。百鬼夜行する小泉ニッポンに洋物の化け物を持ち込まんでもいいではないか、と秘書なんぞは思うのですが、巷には律儀なお方がおられるようで、昨年カビ玉カボチャを製作されたお宅は今年もまた玄関前にカボチャをくり抜いた物体を飾っています。好きですねえー、と通りかかるたびに思っておりましたら、新顔参入(同じお宅ですが)。

玄関前に椅子を置いて、そこにビニール製赤と黒のハロウィンマンが登場しました。等身大。人間が何かをみて可愛いと思うのは2頭身かせいぜい3頭身です。ということは、8頭身のこいつは可愛いくない。可愛くない上に、腕を組んで脚も組んでふんぞり返っています。むかっ。化け物のくせに生意気な。

と思うのは秘書だけではないようで、ときどき脚がもげて転がっていたりします。ざまみろ、と思いつつ通り過ぎるのですが、翌日にはまたふんぞり返っている・・・またもげる・・・の繰り返しの果て、ふんぞり返ったまま縄でしっかりと椅子にくくりつけられるようになりました。

あら、変態チック。緊縛して晒しものにして羞恥プレイだわ・・・ あら、いやん(何を言っているんだ)

ある日、気が付くと胸の所に何やらプレートを抱えております。緋文字(ホーソンを読んでくだされ)みたいなもんかしら、と近寄って見れば、幼児英語教室のご案内。

(秘書がお子様だったら)行かねえぞ、こんな教室。

2004年10月27日(水)晴れ

人生いろいろと言うけれど、本日はなんという日でしょう。朝起きてラジオをつければ、イラクで日本人拉致、自衛隊撤退しなければ首をちょん切るぞ、という冗談ではない話を伝えています。小泉さんは、絶対撤退しない、そうですね。他人事ですもんね。

十分気が滅入りつつコツコツ内職に励んでいたら、またグラグラッ。余震というには大きすぎる震度6弱です。たまたまテレビをつけていたので、ライブ中継に近いものになっちゃいました。嫌です、こんな事態。

世の中、随分と便利になりましたが、ひとたび台風や地震に見舞われると、日常が吹っ飛んでしまいます。

秘書んちには非常持ち出し袋がありません。そもそも財産と呼べるようなものがないのですが、万が一の時には何を持ち出せばいいのでしょう。懐中電灯?マッチ?ロウソク? 確かにないよりはあった方が良いでしょうが、今避難生活を送る人々に必要なのはもっと別のものです。暖かい寝床暖かい食事清潔なトイレにお風呂・・・しょって逃げるわけにはいきませぬ。

お年寄りが道路上で寝た窮屈な車の中で寝た冷えるテントで寝た・・・ 避難所が足りない安全なところがない、というなら、自衛隊のヘリで、地震の被害を受けていない場所に避難させることもできるでしょうに、それには金を使いたくないのか小泉さん。あんたの名前は未来永劫語り継いでやるでよ。悪名になるか高名になるかはあんたの所業で決まるでよ。

つけっぱなしのテレビが、車ごと埋まってしまった親子3人の救出の様子を中継しています。今丁度、子どもがひとり救い出されて、どうやら生存しているようです。3人とも無事であって欲しいです。

編集長の本日の裁判、どうなったんでしょうね・・・

2004年10月26日(火)雨
10月25日(月)晴れ

いかにアホ秘書とて、ここ数日はおちゃらけた気分にはなれませぬ。

2004年10月24日(日)晴れ

地震から一夜明けたら、やはり大惨事でした。秘書は、こういう時に自衛隊が活動することに何の異議もありません。迷惑がられているようなサマワからとっとと引き上げてこっちに来て欲しいです。あの莫大な派遣費用をこちらに回してもらいたいです。貧乏秘書も、ちびっとばかりの募金をします。

聞けば、被災地では満足な食事もできていないとか。阪神大震災で嫌と言う程、救援体制の不備を実感した筈なのに、まともに機能するシステムが未だに出来ていないというのは、小泉さん、あんたの責任だよ。国会での、あの南野(のうの)さんのへどもど答弁を「努力しているんだから」とか擁護している場合かよ。いつまで薮猿の太鼓持ちをやってるんだあ。だから編集長がぶっちぎれて突進するんだあ。

失礼しました。つい、取り乱しました。

とにかく、小泉さん、聞いてるだけで腹が立つよな他人事みたいなコメントはしないで下さい。

2004年10月23日(土)晴れ

日々をつつがなくへらへらと生きている秘書は、今日も眠り姫になってベッドでぬくぬくうだうだとしておりました。幸せ・・・

と、そこへ秘書のお家を引っつかんでガタガタと揺さぶるものがあります。罰が当たったかと思いつつ、恐いよー、と半べそかいて玄関を開けて、万が一の逃げ場を確保しました。間もなく納まって一安心と玄関を閉めれば、またガタガタッ。テレビをつければ、新潟で大きな地震があったと伝えています。

これだけ離れた東京があれほど揺れたのですから、とんでもない地震に違いありません。テレビに釘付けになっておりましたら、画面の中のキャスターが「余震ですっ」。その2秒後位にガタガタッときました。

台風の被害がまだ生々しいというのに、災害は情け容赦なくやってきました。阪神大震災の時のことを思い出しました。あの日の朝早く起きて何の気なしにテレビをつけたら、地震が起きたと伝えていて、その時点では、亡くなった方は5名くらいでしたが、時間の経過とともに被害が明らかになり、亡くなった方の数もどんどん増えて、大惨事が起きていたのでした。

起きてしまった災害の後で、いくら無事を祈ってもなんの役にも立ちません。

2004年10月22日(金)晴れ

今度の台風の被害の大きさは、秘書がいらぬ口を挟まなくとも皆さんよくご存知です。新聞の天気図の下の方には24号がちらちらしています。どうすりゃいいんだ・・・

秘書んちは団地です。部屋の前の廊下は共用です。2年程前から排水状態が悪くなりまして、どうやら詰まっているようです。雨が降ると毎度、流れない雨水が廊下のコンクリートにじわじわ染み込んで、ヒビ割れがくっきりと浮き出します。コンクリートって水分を含み過ぎると「爆裂」するらしいです。

どうりで変な夢を見ました。玄関ドアを開けると、げっ、廊下が崩れ落ちていて、宙ぶらりんだよぉ、お家から出られないよぉ・・・

突いて掻き回しても、うんともすんともズボともゴボとも言いませぬ。何とかしないと住宅が崩れ落ちるよ、と管理者に申し上げましたところ、それは居住者の責任である。自己責任で解決せよ、との有り難いお言葉を頂きました。へえ。

なんともなりゃしませぬ。配水管の中はセメントを流し込んだように固いのです。秘書は一応報告したんですからね。どうなっても知~らないっと。

で、2年が経過しました。で、昨日、お家に帰って見ると、雨はとっくに上がっているのに、秘書んちの前の廊下だけ洪水状態。マジ、やばいっす。

数日前にも、バールを突っ込んだりしたのですが、途中で管が曲がっているしで、どうにもなりゃしませんでした。もう一度突っ込んでみます。なんだか、ふやけた感触があります。おっ、頭の上で100ワット電球が光りました。針金ハンガーを切って伸ばして突っ込んだらどうだろうか。適度に固くて柔らかくて細いぞ。

廊下に座り込んで、穴に針金突っ込んでグリグリやってると、アブナい人になった気分です。遠くから見ると、団地の廊下で床に穴開けて何を釣ってるんだろうな・・・

精神病院の個性豊かな患者さんの話を読んだことがあります。病室で棒の先に糸をつけて垂らして釣りをしているみたいな人がいました。医師だか面会人だかが、にこやかに「釣れますか」と声をかけます。「釣れる筈がないだろ。馬鹿か」と極めてまっとうな答えが帰ってきたそうです。

針金はなかなか入っていきません。管が途中で曲がっているからです。なら針金もまげて見よう・・・ おおっ、入る。適度な固さの物体をブスリと突き刺すのは気持ちがいいですな。ぶすっぐさっずぶっ。と、いきなりごぼっという音がして、溜まった水が一気に吸い込まれていきました。開通! バリウムんこ出したみたいに気持ちがいいぞぉ。

(つい感激のあまり失礼しました。以前、穴を開けようと試みたのは、冬の最中でした。思うに、その時、排水管の中はカチンカチンに凍結していたのでした。)

2004年10月21日(木)台風半過・中途半端な晴れ

ちょー大型台風が来るというので、首都圏はびびりまくりまして、普段その日のうちに帰宅したことのない同居人が昨日は9時頃には帰ってきました。早く帰れ、と会社を追い出されたそうです。テレビのニュースでも、同様に会社を追い出されて帰宅する方々のインタビュー光景を流しておりました。

秘書も早々とざんざん降る中を帰宅しまして、ふっと携帯をみると、あらら、お得意様からの着信記録がござる。しまった、台風に気をとられていて、気が付かなかったわん。お留守番サービスに繋いでみると、「原稿あるんだよ」との有り難いメッセージが残っております。嬉しいような悲しいような・・・

気づかなかった振りしちゃおうかなとも思ったのですが、そういう態度をとると罰が当たる、と脳内データベースが警告音を発しております。媚び媚び声で電話して見ましたら、客も鬼じゃありません、明日取りにいくことで話がつきました。

今夜は荒れ狂うぞ、とテレビをつけっぱなしにして待機しておりましたら、突如雨が止んでしまいました。へ?とベランダに出れば、雲の隙間に夜空が見えまする。なんでしょね、この台風。秘書んちの近辺ではそのまましぼんじゃいました。

しかし、各地の被害の大きかったこと。今朝の新聞の1面は、でかい活字で死者と行方不明者の数字を掲げておりました。日本人は台風慣れしていて備えは万全の民族かと思っていたのですが、ここのところの異常台風は、人々の常識におかまいなく猛威をふるって通過していきます。

助けてー、といいながら土砂に埋まって亡くなった24歳の娘さんのことを、お父さんがうつむいてぼそぼそ話すのがテレビに写っているのを見ると、秘書はなんだか悲しいです。

2004年10月20日(水)暴風雨の予感-チョー大型台風23号

またしても台風・・・ 日本列島が吹き飛ばされそうです。

さて、読書の秋です。秘書はせっせと図書館に通って本を借りてきます。本は買わない、借りて読む、という姿勢を貫いていると、最新刊はなかなか読めませんが、本は新しければいいというものではありませぬ。図書館には思わぬ本が埋もれています。

先日、吉祥寺図書館から変な本を借りて来ました。同じ市立図書館なのに、秘書の行きつけの図書館とは並んでいる本がかなり違います。なんでだろ・・・ 

借りたのは、

「高学歴男性に送る 弱腰矯正読本 男の解放と変性意識」
書いたのは須原一秀さん、新評論社、2000年1月発行です。

これがなんだか、メタクタ面白いです。目次からして

第一講 意識の変容モード -人間は皆ちょっと変だ
第二講 破壊と死と笑い  -人間はかなりアブナイ
(以下第十講まであります)

「変性意識」とは心理学の用語で、奇妙な麻薬意識的状態(催眠・瞑想・ドラッグなどに関連して発生する特異な意識状態)のことだそうです。

「自己破壊的危険性」「右翼的魔性」などという言葉も出てきますが、この際、小難しいことは考えないことにして、須原さんは大学の先生でありますから、学生から膨大な「変な意識状態」の事例を収集したのでありまして、この「事例」を読むだけでも、アブナくておかしいのです。

例えば

◆自転車で坂道をノーブレーキで走っているとき、そのまま最後までブレーキを踏まずに、まがり角の塀にぶつかって行きたい。

◆ストーブの上の焼けている所、扇風機、ミキサー、沸騰したお湯に指を入れてみたい、触れてみたい。

◆交差点で信号待ちをしている時、走っているバイクや車に、足をかけて、倒したくなる。

◆走ってくる電車の先頭に頭を出して、頭をぶつけてみたい。

秘書は全部思い当たっちゃいます。先生によると、「ホッチキス」事例などは、相当数が実行しちゃっているようです。ホッチキスとは紙を綴じるあれ。手の皮、指と指の間の皮、手の皮と紙を重ねて、ホッチキスで挟んだことがある、という報告はうんざりするくらいあって、ホッチキスを買ってもらった小中学生は、全員一度は手に刺すか、刺そうとしたのではないか、と言っています。

古家の古釘なんぞは、話が深刻です。

◆(事例16)人の住まない古家に探検にはいりました。横にころがった板から大きなクギが茶色にさびて、四センチほど上向きに飛び出しているのに気がつきました。すると、なぜかそれをおもいきり踏んでみたくなりました。

その意識の行き着くところは・・・

◆(事例20)……「痛いだろうなー」と思った次の瞬間、クギめがけて足をおろしてしまっていた。安い十円グツの底を突き破り、もろに足の裏の土ふまずにささっていた。今でも、冬になると痛い。

うわー。痛い系ばかり引用すると、マゾと間違われそうなので、おかしい系も。

◆(事例43)小学生の頃だったと思います。私は「お」と「む」の字を見ると、なぜかそれがむにゅーと動いているような気がして、いつも面白がってじーっと見ていました。

秘書は、これを読んで「む」の字をじっと見つめていたら、見れば見るほどおかしい形だと気がつきまして、さあ大変、字に思えなくなってきました。本を閉じて目も閉じて「mu」の字を思い描くと、カタカナの「ム」は出てくるのに、ひらがなの「mu」の字が浮かばない。ボケるってこんな感じかな、と恐くなりました。

明朝活字の「む」の字は、ただものではありませんぞ。

他にも、バスに乗り遅れて、予約に絶対間に合わないのに、突如「今立っているこの道は病院まで続いている」という「スゴイ真実」に目覚めて、6キロ離れた病院までマラソンをしてしまった小学生の話とか。

で、どこが弱腰矯正かというと、すみません、まだ事例の拾い読みしかしてませんので不明。興味のある方は、ご自分でお読み下さいまし。

2004年10月19日(火)晴れ?

去ったと思った鳩がベランダにいました。しばらくお見かけしなかったので、安心して物干竿を出しっ放しにして置いたら、両脇のすこし突き出した部分(鳩除けの線の範囲外のところ)に止まって、ぽぽーっぽぽーっとフンチ爆弾を落としていました・・・ 秘書はやっぱり不幸だ・・・

2004年10月18日(月)晴れ?

鳩は去ったようです。

2004年10月17日(日)晴れ

目が覚めたらなんでだか9時半でした。図書館へ行かなくっちゃ。吉祥寺へ同居人の代わりに写真を撮りに、じゃない取りにいかなくっちゃ。

図書館からは、リクエストした本が来たでよ、と連絡を頂いていたのでした。吉祥寺図書館から取り寄せの本です。受け取ったその足で吉祥寺へ行くのは変な気分です。

写真は、昨日同居人がデジカメのメモリを持っていって、ずらり並んだ機械に差し込んで選んで注文したものです。注文機を初めて見る秘書は「へえ~っ」と開いた口が塞がりません。世の中進歩しているのですね。話の種にとじっと見ていたら、同居人に、時間がかかるからどっか行ってこい、と追い払われました。きっと見られたくないショットがあったのでしょう。仕方ないので、トイレの長い行列に加わって用を済ませて戻ってきたら、まだ注文の最中でした。

1時間待てば受け取れるとのことでしたが、バザーで精力を使い果たしていたので、昨日はとっととお家に帰ってしまったのでした。そして本日、同居人はさっさと遊びにいっちゃったのでした。

お店の人が、これですか?と確認に見せてくれた写真には、秘書の見覚えのない方の超間抜け面が写っていました。え、と他のも見て同居人が写っているのを確認して、受け取りましたが、あのアホ面を秘書が撮ったのだと思われたのではないかと、とっても恥ずかしかったです。皆さん、ことさら変な顔をして写真を撮ってもらうのはやめましょう。

パルコブックセンターで、acrobatの解説書も買います。曲芸をやろうというのではありません。PDFファイルに変換するのにacrobat distillerを使っていますが、行き当たりばったりで使っておりますもので、ちょいと印刷屋さんと揉めました。向こうも詳しくなかったようで、双方して「おかしいですねえ」を連発しましたが、実は秘書が全面的に悪かったようです。オペレーターさん、泣かしちゃってごめんなさい。これからじっくり読んでプロになります。

吉祥寺をふらふらしているいたら、いつの間にか足は吉祥寺図書館へ。鞄の中には、中央図書館からリクエストして取り寄せてもらった吉祥寺図書館の本が入っています。なんだか大間抜けだな・・・

2004年10月16日(土)曇り

目が覚めたらなんでだか11時でした。8時頃、と思って起きて来たので調子が狂うことおびただしいものがあります。昨日届いた市報で、本日正午より吉祥寺でバザーがあると知りまして、絶対行くぞ、と張り切っていたのに、えらいこっちゃ。同居人を蹴飛ばして起こして大急ぎで朝昼兼用御飯を食べてチャリでせこせこ。

バザーにもいろいろありまして、本日のは無認可保育園の資金稼ぎバザーでして、これが馬鹿にしちゃいけません。とんでもないものが出てくるざんす。

吉祥寺近辺にお住まいの若いお母さんはそもそも金持ちが多いです。妊娠出産で体型が変わっちゃって、以前愛用のブランド物が着れなくなって、あるいは似合わなくなって、馬鹿安のお値段つけて売っちゃうのです。グッチだのヴィトンだのが3000円だの5000円だのです。

しかし売れない。何故って、保育園のバザーに来る人々は、バッグ・靴100円、お洋服150円、などと言う値段に慣らされておりますもので、1000円でも高いのです。

そこにつけいる秘書。3000円のバッグを1500円に、1500円のスーツをワンピもあわせて800円に、と値切って買います。わはは、高級バッグを3個も買ったぞ。ブランドサンダルも600円で買ったぞ。カシミヤのマフラーは始めから100円だったぞ。シルクのスカーフも100円だ。ブランド物のハンカチは50円だ。3枚で100円と言われたけれど、気に入ったのが2枚しかなくて100円払ったぞ・・・

今日は愉快だ。

2004年10月15日(金)ピカピカに晴れました

内職の納品に行く途中には色々なものがありますが、「亀」というのもあります。住宅街の壁際に水槽が二つありまして、大きめの亀さんがいつも日向ぼっこをしておりました。直ぐ脇を人が通行して行きますので、亀ブームの昨今、水族館やら動物園、公園から拉致される事件が続いておりましたので、大丈夫かいなと思っておりましたら、あれっ、水槽がカラだ・・・

お楽しみが一つ減って淋しいなと思っておりましたが、しばらくすると、「亀さんをお家に帰して下さい」と張り紙が出ていました。やっぱり、さらわれちゃったのです。通りかかるたびに、戻ってきたかな、とのぞいていたのですが、とうとう水槽そのものが無くなってしまいました。

亀ブームゆえ、どこかで高く売られているのならまだしも、亀鍋になどされていないことを祈ります。

祈って事態が変わるわけではないのですが、少なくとも己の心が癒された気がして、もうこの問題は終わり、と割り切ることができます。罰当たり者の祈りとは安直な安息方法です。

2004年10月14日(木)曇ったような気が・・・

昨日のことだったでしょうか、朝御飯を食べながら新聞を見ていたら(行儀の悪いやつだ)、妊婦さんは魚を食べちゃいけないとかいう記事がありまして、思わず、え?と思いつつ(言っておきますが秘書は妊婦ではない)、よく見ると、水銀汚染の可能性の高い魚介類を厚生省が昨年発表した記事の、1年後のフォローみたいな記事でした。それはそれでいいんですけど、食べるのに注意を要する魚介類というのがなんとも奇天烈で・・・

メカジキ、キンメダイが、週2回まで(食べてよい)、というのは分かりますが、週に1回までが、ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ、サメだそうです。食べていいといわれても、クジラは出回っておりませんです。たまに見かけても超高級品となり果てておりまして、秘書ごときには手がでませぬ。つい先日お刺身パックに納まっているのを発見した時には、思わず息を飲んじゃいました。ふぐ刺しみたいなペラペラな切れ端が6~7枚で680円!

秘書が子どもの時には、アルミのお弁当箱に一杯詰めてお醤油かけて唐辛子を混ぜ込んで、血が滴ってるんだか醤油が滴ってるんだかの生のまま炊きたて御飯に乗っけていただいておりました。御飯が進君だったなあ・・・

(最近、回顧談が多くなってきた。嫌な兆候だ。)

極めつけが2ヶ月に1回までのバンドウイルカ。漁港近くならともかく、首都圏の一般大衆なら、一生縁がありませんぞ。

ところで、クジラとかイルカの分類は魚介類でいいの? というのが秘書の素朴な疑問ですが、そんな純朴さを吹っ飛ばして記事脇には「注意する『魚』22種」の一覧表。勿論、ツチクジラも、コビレゴンドウも、マッコウクジラも、バンドウイルカも入っておりました。編集デスクとか校閲係りとか、この表を見逃しちゃったんでしょうか。

因みに、この新聞は、編集長の天敵、某A新聞です。

2004年10月13日(水)ぱっとしない曇り

忙しくって・・・

2004年10月12日(火)曇り

お散歩をしていると、様々の犬に会います。お犬様が放し飼いだった頃には、その辺をちょろちょろしていたのは、ぼーっとした顔の狐色の中型和犬、口の悪いおっちゃんの言うところの“駄犬”が多かったような気がしますが、近頃は、マスチフだのロットワイラーだのシュナウザーだのマラミュートだの、どこの国の海軍大佐かと思うような名前の洋犬が、飼い主を従えて闊歩しております。

先日も同居人と歩いておりましたら、向こうから自転車にのった若奥様らしき方が、大型犬の紐を握ってペダルを漕いでおりました。でかい犬は、実に堂々としております。高そうな犬です。座高じゃなくって、購入時のお値段が。

しげしげと眺めさせていただけば、おお、ボルゾイではござらんか。ロシア貴族の愛玩犬だった故に、革命の時一緒に殺されちゃったとか聞いたことがあります。どうりで上品な顔立ちです。成金飼い主よりずっと品があります。と、感じ入る秘書は、元華族だの高貴な出自だのに弱くて、有栖川宮殿下にころりとだまされる口です。

それにしてもいい犬だな、とスケベ親父みたいな目で眺め回している秘書の横で、同居人が冷たく一言申しました。

「蟻食いみたいな犬だな」

ぐっ。物の風情というものが分からんのか、と怒りつつも、確かにそこにいるのが蟻食いの親戚みたく見えてきます。自然界の思いがけない相似。娘のお尻と桃とか、年経た男の頭とお月様とか。かの国の大統領も類人猿と同一視されていますねえ(薮猿ですってよ)。

2004年10月11日(月・体育の日)雨

嫌がらせのように天気が悪いですな。こんな日は図書館に行って、本の海に浸かります。きっとガラ空きだ。

と思いきや、人が溢れて蒸し暑い。3連休をこんなところで過ごしおってどこにもいかないのか無粋な連中だ、と呟くも、秘書もその一人です。雑誌を片っ端から読んでやろうと思っていたのですが、すごすごと帰ることにします。

3連休が終わります。

2004年10月10日(日)薄曇り

台風一家はどこへやら、薄曇りだよーん。違う、台風一過だよーん。

取り敢えず降っていないので、延び延びになっていた中庭のお掃除当番の責を果たします。濡れ落ち葉が地べたに貼りついて手間がかかるのですが、恒例ご近所の噂話を仕入れる絶好の機会なので、せっせと手も口も動かします。今回も収穫がありました。えーとですね、○○号室のナントカさんは・・・ という話をしちゃいけませんね。

話を高尚にいたしましょう。有楽町の朝日ホールでヴィスコンティ映画祭をやっております。ふふふ、実は秘書は前売り券を買っていたのです。いつまでもベッドに潜り込んでいる同居人を蹴飛ばして起こしてお出かけします。

東京の田舎者の秘書は電車に乗ってお出かけするのが楽しいです。窓の外の景色が色々変って、あれ?また新しいビルが出来てるよ、とか・・・

四谷にさしかかって、昨日崩れたのはどの辺じゃ、ときょろきょろしまして、あっあの青いシートが被さっているところっ、と同居人に教えてあげたら、「叫ぶんじゃない」と、冷たい目で見られました。ふん、秘書はどうせ田舎もんです。

さて、肝心のヴィスコンティの感想:「久しぶりに映画らしい映画見たなあ」

よかったですよ「熊座の淡き星影」。ずっと見たかった作品でした。(秘書はなぜか「さらば愛しき人よ」と混同していて、「さらば愛しき人よ」のテレビ放映をワクワクして見まして、見終わった後狐につままれておりまして、しばらくして大いなる勘違いをしていたことに気づいたのでした。間抜け・・・)

「熊座~」は、エレクトラを下敷きにして、美しい姉と弟が・・・ とネタばらしはいけません。15日にも上映されますので、興味を持たれた方はどうぞご鑑賞下さいまし。

帰り道は、愛宕山に登って(いつの間にか、エレベーターが出来てた)裏に抜けて、駄菓子屋で「うまか棒」を買って間抜け面で齧りながら、飯倉から六本木に抜けて、再開した青山ブックセンターに寄って、と都会散歩を楽しんだのでした。おしまい。

2004年10月9日(土)台風22号

まいどっ、らっしゃいっ、の台風襲来。首都圏直撃というので、お家にひっそりこもって本などを読みふけっておりました。雨が強くなったなあ鳩が避難して来たなあ追い出す訳にはいかんなあ、と薄ぼんやり考えておりましたら、雨が小降りになって、そのうち止んでしましました。

え? 通過しちゃったの?

そう。いつ本番になるのか、と思っているうちに行ってしまったのでした。たいしたことなかったんだなあ、と思ったらこれが大間違い。

秘書んちは、鉄筋コンクリート団地の4階で、都内でも珍しく真っ平らな地形に立地していて、近くに溢れそうな河川なし崩れそうな断崖なし、窓を閉め切っちゃえば音も聞こえない故の太平楽浮世離れであります。この台風の中、お出かけしてスポーツ大会なんぞやった同居人は横殴りの雨に殴られっぱなしのびしょ濡れ吹き飛ばされ未遂でした。

テレビをつければ、JR中央線四谷駅で土砂崩れがあって線路が埋まって、新宿-東京間が不通になっておるそうな。ひええええ。

東京の地形に詳しくない地方のお方がこのニュースをお聞きになれば、東京の四谷っちゅう所はどんなに深い谷で、崩れたのはどれほどの山林であろう、とお思いになりますでしょう。麗しき誤解というものです。崩れた直ぐ側を排気ガスまき散らして車が渋滞しております。大中小様々のビルが乱立しております。

各地でも台風被害続出。文明栄えても人間は自然の前には無力です、と利いた風なことを呟いて一人納得しかけたら、テレビの中で「行政が悪いっ」とオバちゃんが思いっきり叫んでいました。そうかもしれない・・・

低血圧人間は低気圧の日にはただひたすら眠いです。天下国家の一大事も眠気の前には形無し。

2004年10月8日(金)曇り。お次の台風がやってくる

お寒うございます。ストーブを引っ張り出してござります。天気予報を聞いていると、週末はまたしても雨だとか。しかし、その後に記録的な真夏日がやってくるかもとか。

夜中に暑いんだか寒いんだか分からなくなって、お腹丸出しにしてみたり毛布にくるまってみたりと忙しいです。

世界情勢は揺れ動いています。昨日からむかついている秘書は、半径30センチの事情が大問題の蓑虫気分になっていて、二ヤ毛虫のラムちゃんがイラクさんとアルカイダ君の仲について口を滑らそうとも、そんなことどうだっていいわい、です。この精神状態を「堕落」と呼びます。

♪落ちて行こうよ、どこまでも~

(ウツ気味)

2004年10月7日(木)晴れ

もう口にもしたくない秘書んちのベランダ鳩・・・ しっかり居座っています。毎日毎日お掃除するのに、ベランダはぐちょぐちょ。鉄菱(てつびし・忍者が使うやつ)でも撒いてやろうかと思ったりしますが、夜中に自分で踏んで、んぎゃっ、と叫ぶ姿が目に浮かんだりしてちょいとそれは・・・

夜中に咳がコンコン出て眠れないのは、風邪のせいかしら鳩の粉末フンチのせいかしら。この冬の鳥インフルエンザが恐い。

人間、寝不足は良くないです。秘書も熟睡できないせいで、キレ易いこと。そんな時に他人のへまのケツを持たされて面相が変ったとして、誰が非難できますか。

むかーっ!! あーっ、あったまくるっ!!

失礼しました。取り乱しても、なんの解決にもなりません。前世が余程の悪人だった報いを受けているのだとあきらめましょう(しかし、むかつくな)。

こんな時にはさっさと早退してお家で寝ます。寝床は最上の極楽です。鳩よ、今日のところはベランダにいてもいいから鳴くな・・・

2004年10月6日(水)晴れ

冬と夏が交代でやってくるというのはどうもいけません。バカの典型のように、風邪ひき女になっております。

ぶえーっくしょい。

どうも・・・ 色気も何もありゃしません。熱はないもの、体の節々の痛いこと。動かすと、ゴリッ、ベキッ、ピキッと見事な音がします。ここを動かせばこんな音がする、とあちこち動かしているうちに、リズムが生まれて来て即興の一人オーケストラが始まります。名付けて、生骸骨の演奏会・骨粗鬆症編(60代の骨と言われてしまった。嘘こけ、秘書は元気だ)

さて、久しぶりの晴天なので、早朝から洗濯の祭典です。鳩の止まり木にされるのでとっぱらってあった物干竿を渡して、シーツだのバスタオルだのベッドパッドだのを盛大に洗って干しました。これだけ干してあると、鳩も近寄れまい、かっかっかと大笑いして部屋に引っ込もうとすると、ポポーポポッと足下を鳩がうろちょろ。おのれっ。

取り敢えずおっぱらったものの、昼間は留守になります。夕方取り込もうとして、んぎゃあ、しっぺされたよ、ということになりませんように。

実は昨日、ベランダサンダルにこってりやられたのでした。気づかないで履いてべちょっ。靴下が実に汚く染まりまして、少しくたびれた靴下なので捨てようかどうしようかと思案中です。ついでに、被害にあったサンダルは前のサンダルをつつかれまくって汚されたので、新しくしたばっかりのです。

鳥獣保護法が何だ、丸焼きにしてやるっ、と叫んではみますが、捕まえて首をきゅっとやろうとすると、慈愛なんぞという嘘くさいものが、コンパスの先でお尻をちょんちょんと突きます。秘書は中途半端な自称善人です。

何事も中途半端というのはいけません。相手が徹底した悪人ならそれなりに対処できますし、相手が徹底した善人ならそんな人物に遭遇したのが身の不運とあきらめられます。中途半端なのは、状況でどっちに転ぶか毎度予想がつけかねまする。

秘書は結局、心が痛むなんぞと言い訳をしつつ鳩害を耐え忍びつつ文句を垂れ続けます。秘書のまたの名を偽善者と言います。偽善は偽悪よりはましかと存じます。

2004年10月5日(火)今日も降る。

寒いっす。

2004年10月4日(月)雨

またしても、社内のカレンダーが9月のままでした。ベリベリ。

おっと、御教訓カレンダーの御教訓を見るのを忘れておりました。えーと、9月の御教訓は

「何事も数多く行なえば成功する」

だそうです。謹んで、編集長に捧げます。俗言で言い換えると「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ですな。早いとこ一発当てて下さいまし。

10月の御教訓は「良薬は口に苦けれど病に利有り」です。

ぴんと来ません。食べて苦いものは腐ってます。苦瓜の炒め物のいけなくなったヤツなんて食えたもんじゃなくって・・・ と話が逸れてはいけません。でも、苦いから効くってものでもない気がします。ゴキブリの煎じたのなんか、胃が曲がりそうで七転八倒、じゃない、センブリの煎じたのです。あれ、大嫌いでした。とてつもなく苦いという印象だけが残って、効いたかどうだか記憶にございません。

ゲンノショウコ(現の証拠)なんてのもありましたっけ。あれはどんな味でしたか。秘書は「げんのうしょうこう」と間違って覚えておりまして、「あさはらしょうこう」の名がささやかれ始めた時には、もつれて絡まった枯れ草(乾燥させて使うんだよん)がちらほらして、いつの間にか尊師のもじゃもじゃオヒゲは枯れ葉だらけのイメージが出来上がりました。

ついでに話を平方根に飛ばします。ルート5の丸暗記法は、富士山麓にオウム鳴く(2.236 0679)でしたね。ノストラダムスの予言みたいです。

2004年10月3日(日)土砂降り

ザンザン降りに目を覚まされました。う、朝霧はきっと地獄だ。行かなくてよかった。お天気だったら、都心散歩に行こうと思っていたのに、こんな降りでは行く気がしませぬ。今日は寝ます。それにしてもベランダで鳩がうるさい。いい加減に出て行け。

先日のNHK「ご近所の底力」の鳩退治を見させて頂きまして、鳩はバラの棘がお嫌いだと知りまして、ベランダにバラはないけれど、トゲトゲの柑橘系の樹がありますもので、枝をちょっきんちょっきんしまして、手すりにびっしり貼付けまして、飛んで来た鳩がビビって引き返すのを見物しまして、どうだ参ったか、とにんまりしましたのですが、む、気がつくと鳩どもは跳躍力というか飛翔力をつけまして、手すりを飛び越えて直接床に舞い降りてくるようになりました。本日のように雨がじゃんじゃか降りますと、鳩も必死で、追い払っても追い払っても舞い降りてきます。

どうすりゃいいんでしょ。

焼き鳥にしちまうというのも一つの手ですが、NHK「ご近所の底力」によりますと、鳥獣保護法というのがあって、鳩もその対象で、捕まえちゃいけないし、卵をとってもいけないんだそうです。一番最初の卵を秘書が親バトに戻したのは遵法精神から言えば正解でしたが、あの時、下手な仏心を出さずに、朝食用に茹でてお腹にしまって澄ました顔していれば、今日の苦悩はなかったのでしょう。

なんで秘書の人生、思う通りにならないんでしょ。

うちひしがれてベッドに突っ伏しておりましたら、少し開けた玄関から窓へ、秘書の背中の上を、異様な気が流れて行きます。まずい、と思うも、来たっ金縛りだっ体が動かないよっ。底なし闇と格闘することしばし、ようやく体を起こして窓を閉めて一安心。しかしその後の夢見の悪いこと。内容は全く思い出せないけれど、近年まれな大型悪夢にうなされて目が覚めました。目が覚めてみれば、れれれ、閉めた筈の窓は閉まっておりません。

金縛りとは、超常現象ではなく睡眠障害です。すなわち、体を起こしたと思った秘書は夢の中でもがいていただけで、ちっとも目が覚めていなかったのでした。

ぼーっとしているところへ、ピルルルピルルルと電話がなります。ナンバーディスプレイをのぞけば、相手番号に心当たりがありませんので、いつもなら絶対でないのですが、本日はヘマった、出てしまいました。

換気扇クリーニングのセールスです。いつもなら1万円のところを千円でやったるよ、という大変有り難いお話ですが、秘書はお断りします。だって、その後がめんどくさいもの。すると、向こうはマニュアルに乗っ取ってか、ご自分でなさるんですかと聞いてきます。はい、とうっかり答えてしまった秘書。すかさず、大変でしょ、と聞かれます。いんや趣味なもので、と答える秘書。この前なさったのはいつですか、とこれも多分マニュアルにそう聞くよう書いてあるんでしょう。はぐらかしつつ、とにかく必要ありませんと秘書は繰り返します。そうこうして3分経過。秘書は笑い出しちゃいました。

「笑っちゃうしかないんですけど、こういう客だからあきらめて下さい」

向こうも笑っちゃいまして、「では頑張ってご自分でお掃除して下さい」ですってよ。なんか変な1日だったなあ。

2004年10月2日(土)晴れ

同居人が朝霧ジャムに行きました。だもんで、秘書は夕霧マーマレードへ・・・ 違う、と。朝霧ジャムは、ロックフェスです。苺や林檎を砂糖で煮たものとは関係ありません。

ロックフェスって何だ? と聞かないで下さいまし。お答えのしようがありません。ロックンロールのフェスティヴァルと言ったところで何の説明にもなっておりませんでしょ。ロックフェスと聞いた時点で頭に???マークが点滅したお方には世代間格差で理解不能、と解して下さいまし。

早朝あたふたと、寝袋やら荷造りしてお友達の車で行っちゃいました。今回は野外テント暮らしだと言うことで、秘書には声もかかりません。どうせ文句ばっかり垂れるから、鬱陶しいそうです。悪かったな。ふん。

否応なしに朝起こされてしまいましたので、秘書も今日は1日を有意義に使います。

まずは先々月末に受けた健診の結果を聞きに病院へ。月末は健診の駆込み受診が多くて混むなら、月初なら混まないだろう、と思いきや、またしてもジジババ様でいっぱいです。差し詰め今日のジジババ様は几帳面せっかちタイプなのでしょう。例えば、団地の草むしり9時からと言えば、8時半には完全装備で作業開始してしまっているような、多分日本の高度成長を目いっぱい支えて来たであろうお方達・・・

こんなこともあろうと、分厚い本を持っていきましたので、時間は無駄にはならないのですが、しかし、順番が回って来ないな。忘れられたかいな。じっと待合室を観察していると、人様の人生の重みが伝わってくる気がします。受付のお姉ちゃん、若くてぴちぴちしているけれど、患者を幼稚園児扱いして話しかけるのは気持ち悪いからやめてくれんかね。あたしゃそりゃ馬鹿だけどね、語彙はあんたより豊富だよ・・・ とつい、やり合っているジイさんの内心を小声で代弁してしまいました。

待つこと1時間。そろそろ、ぶうたれようかという時に名前を呼ばれてしまいました。文句を言い損なったと思いつつ診察室へ入っていくと、にっこにこのお医者さんが何を言ったと思いますか。

どこも悪くありませんね。これだけ健康な人も珍しい。表彰状みたいな結果通知表ですよ、と授与して下さいました。話すこと何もなしなので、1分で診察室から出てまいりました。

体はどこも悪くないと言われてもあまり嬉しくありません。別に不健康に憧れている訳じゃありません。ただ、これだけ健康なのに人生がうまく立ち行かないのは、どこが悪いんだろう、頭?口?根性?、と思い悩んで日が暮れるのです。

2004年10月1日(金)晴れ?

本格的な秋。そろそろ夏物を片付けなくちゃ。本を読まなくっちゃ。肥えないように気をつけなくっちゃ。